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チェルシーがカンテの移籍金を減額!? マン・ユナイテッドのアンカー候補に地元記者が警鐘!

バスティアン・シュヴァインシュタイガー、アンヘル・ディ・マリア、ラダメル・ファルカオ。マンチェスター・ユナイテッドは、エリート獲得による恩恵を受けていない」。警鐘を鳴らしているのは、フットボールスカウトライターという肩書きで活躍するジョシュ・ウィリアムズ氏。力を発揮し切れずにチームを去った例なら、ブラン、ベーロン、オーウェン、アレクシス・サンチェスあたりも加えたくなります。

地元メディア「マンチェスター・イブニングニュース」の記事が、なぜこんな話を持ち出したかというと、獲得候補としてエンゴロ・カンテの名前が挙がっているからです。レスターをプレミアリーグの頂点に導いた翌年、チェルシーで連覇を果たしてPFA年間最優秀選手に輝いたセントラルMFは、契約期間が残り1年となっています。

話が盛り上がったきっかけは、「エクスプレス」が先月末に流したレポートです。マンチェスター・ユナイテッドの関心を知ったチェルシーが移籍金を減額するというのですが、具体的な金額の記載がなかったので、よくあるゴシップとしてスルーしていました。ノースウェストのフットボール事情に詳しいライターが、このネタをわざわざ引っ張り出したのは、エリック・テン・ハフのチームが検討中ではあるからでしょう。

記事の結論は、「マンチェスター・ユナイテッドは過去の失敗から学ぶ必要がある」「チェルシーが気前よく売ってきたら要注意」「本物ではなく、次世代のカンテを探し出しましょう」です。ウィリアムズさんが問題にしているのは、過去3年のパフォーマンス。コンテ&サッリに重宝された最初の3年は、プレミアリーグの平均出場試合数が35だったのですが、ランパードとトゥヘルの3年では26に減っているのです。

「現在、31歳のフランスのMFは、フィールドにいるときは効果的ではあるものの、今後どのくらいの頻度で出場できるかがわからない。チェルシーは、彼のケガは過去のものと信じられるなら、キープしたがるはずだ」

なるほど。29歳だったオーウェンは3年で16ゴール、ブランとカバーニは2年、ズラタンとバスティは実質1年、アレクシスは…。ピークを過ぎてから獲った感があるビッグネームで、それなりに結果を残したのはファン・ペルシぐらいです。負傷欠場が増えたカンテに、不動のアンカーとしての活躍を期待すると、裏切られるかもしれません。

ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、ミケル・アルテタは、自らのスタイルに合った選手にこだわり、一貫性と継続性が高いチームを創っています。テン・ハフ監督がどうしてもカンテというなら別ですが、最も重要なアンカーというポジションには、伸びしろがある選手を連れてきていただければと思います。好きな選手だけに、2500万ポンドぐらいの微妙な額を突き付けられたら心を動かされますが…!


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