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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

補強が進まないマンチェスター・ユナイテッド、「エリクセンにオファー」はネタ?本気?

ターゲットリストを眺めながら、ファン・ハールのバルセロナ時代を思い出しました。アヤックスを率いて、エールディヴィジとチャンピオンズリーグで無敗優勝を遂げた鬼才は、1997年にカンプ・ノウに乗り込むと、自らのチームにいたメンバーを中心にオランダ人を大量獲得しました。

ライツィハー、ボハルデ、ヘスプ、クライファート、コクー、デ・ブール兄弟、ゼンデン…やりすぎです。アヤックスのエースだったリトマネンまで引き入れた指揮官は、オランダ偏重と非難され、1999-2000シーズンを無冠で終えたところでジ・エンドとなりました。

アヤックスからマンチェスター・ユナイテッドにやってきたエリック・テン・ハフ監督は、大丈夫でしょうか。メディアが伝えている獲得候補は、フレンキー・デ・ヨング、ユリエン・ティンバー、アントニーとアヤックス関連銘柄ばかり。以前にリサンドロ・マルティネスやセバスティアン・アレの名前も挙がっており、どこまで本気でどこからメディアの作文かと、首をひねる日々が続いています。

いえ、派閥云々を問題にしているのではないんです。必要な選手なら、どこから獲ってもいいと思います。ただしエールディヴィジに関しては、ルイス・スアレスを最後に得点王が軒並み空回りで、ネガティブな印象がありまして。ボニー、デパイ、フィンセント・ヤンセン、ジャハンバフシュ…最も厳しかったのは、2シーズンでPK2発だったヤンセンでしたね。タディッチとベルハイスは、プレミアリーグを出てからオランダで得点王という逆コースのモヤモヤ事例です。

とはいえ、今は経営ボードと新指揮官を信じるしかありません。オランダに関しては、「ルート・ファン・ニステルローイとファン・デル・サールの国…そういえばパク・チソンも!」ということで、矛を収めましょう。と思ったら、現地メディアから「マンチェスター・ユナイテッドがクリスティアン・エリクセンをフリーで獲得しようとしている」という話が舞い込んできました。

いやいや、トッテナムとブレントフォードでプレミアリーグ237試合52ゴール66アシストの選手に「元アヤックス」というシールを貼るのはフェアではないですね。ユーロ2020の心停止という大きなトラブルを乗り越え、プレミアリーグに戻ってきた天才プレーメイカーは大好きな選手で、もちろん歓迎です。しかし…。

昨季のブレントフォードでプレミアリーグ11試合1ゴール4アシストの30歳は、復活途上。昨季のマタとリンガードの出場試合数を見ると、ブルーノ・フェルナンデス、ファン・デ・ベークとのポジションのかぶり感は大いに気になります。もしかして、「アヤックス大好き」というより「ビッグネーム大好き」!? レヴァンドフスキ、クリスティアーノ・ロナウド、エリクセンの101歳トリオを目の当たりにすると、ワクワクよりもクラクラしそうです。

あのマジカルなキックがロナウドめがけて飛んでいくのを想像すると、テンションが上がるのですが、最終ライン、セントラルMF、ストライカーをしっかり押さえてくださいねと釘を刺したくなります。

冷静になってみれば、まだ6月で、補強はこれからが本番ですよね…。アーリング・ブラウト・ハーランドやダルウィン・ヌニェスといった景気のいい話が聞こえてくるので、焦っているのかもしれません。雲の上はチラ見するに留めて、足元をしっかり見つめることとしましょう。補強第1号はフレンキー・デ・ヨングでしょうか。まさか、いきなりエリクセン…!?


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