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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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スターリングに続いてナタン・アケ…! チェルシーVSマン・シティの第2ラウンドも挑戦者が勝利!?

ラヒム・スターリングを獲得すべく、マンチェスター・シティと交渉しているチェルシーは、ベンチが定位置となっているナタン・アケまで引き入れようとしているようです。ファブリツィオ・ロマーノさんは、「個人条件は完全合意。マン・シティは状況を把握しており、オファーを待っている」とツイートしています。

移籍が実現すれば、5年ぶりのウェストロンドン復帰となります。15歳だった2010年に、フェイエノールトからチェルシーユースに加わったナタン・アケは、17歳でプレミアリーグデビュー。クラブを背負って立つ存在と期待されたヤングスターは、チェルシーでは出番を増やせず、2017年の夏にボーンマスに移籍しました。

エディ・ハウ監督のクラブが支払った2000万ポンドは、激安でした。最初の2年はプレミアリーグで38試合フル出場。最終ラインを統率し、パスサッカーを支えたCBは、セットピースで貴重なゴールを決める秘密兵器でもありました。3シーズンで、プレミアリーグ105試合8ゴール。2019-20シーズンにチームがチャンピオンシップに降格したため、ナタン・アケは4100万ポンドでマン・シティに加わることになりました。

エティハドでは、アイメリク・ラポルテとジョアン・カンセロの壁が厚く、プレミアリーグ出場は2シーズンで24試合。数字だけ見ると成功したとはいえませんが、最終ラインの左サイドを幅広くカバーできるレフティは、代役がいない貴重な存在です。

「フットボールロンドン」によると、ガブリエウ・ジェズスとスターリングの移籍を容認したマン・シティは、ナタン・アケの離脱に難色を示しているそうです。ジェズスより高い移籍金5000万ポンドは、CBもSBもこなすオランダ代表が希少価値であることを表現しています。

本人としては、序列がはっきりしているクラブでベンチを定位置にするよりは、リュディガーが抜けた穴が見える古巣でポジション争いにエントリーするほうがやりがいがあるでしょう。スターリングとのダブルは実現するのでしょうか。

個人合意という外堀は既に埋まっており、メディアの論調は「再契約に近づいている」。即戦力のCBを早期に獲得したいチェルシーは、マン・シティの要求額をクリアするはずです。プレミアリーグ王者と3位の第2ラウンドも、挑戦者の勝利となりそうな雲行きですが、果たして…!?(ナタン・アケ 写真著作者/thearcticblues )


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