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バルサがサラリー未払い、チェルシー参入!? 前途多難なフレンキー・デ・ヨング獲得交渉、その後。

フェイエノールトのタイレル・マルシアを1470万ポンドで獲得し、クリスティアン・エリクセンのフリートランスファーも合意済み。アーセナルとのマッチレースとなっているリサンドロ・マルティネス争奪戦では、アヤックスが希望する4300万ポンドをクリアするオファーを出したと伝えられています。

遅ればせながら、いくつかの補強が実現しつつあるマンチェスター・ユナイテッドですが、肝心のセントラルMFは未だ着地が見えていません。ターゲットはもちろん、バルセロナのフレンキー・デ・ヨング。6月末に移籍金5600万ポンド(約92億円)で話がついたと報じられていたのですが、7月に入ると、ジョアン・ラポルタ会長が「売るつもりはない」といい始めました。

本人の希望はバルサ残留。クラブと相思相愛なら、オファーを断われば終わりですが、スペインの名門はサラリーの減額という話をチラつかせています。この話を受けた複数のイギリスメディアが、「非売品宣言はラポルタの煙幕。彼らの二択は、プレミアリーグのクラブへの売却と、オランダ人MFが50%のペイカットにサインすること」とレポート。マンチェスター・ユナイテッドが押し切るかと思いきや、さらに2つの難題が降りかかってきました。

ひとつめは、デ・ヨングのサラリー未払い問題です。「ガーディアン」「テレグラフ」によると、コロナ禍の影響で財政難に陥ったスペインの名門は、過去2年の減額分1370万ポンドを支払う約束をしており、さらに昨季の出場ボーナス340万ポンドが乗っかるそうです。

長い交渉で移籍金をダウンさせてきたマンチェスター・ユナイテッドが、1700万ポンドの追加を簡単に呑むとは思えません。そしてもうひとつ、新たに発生した難題は、チェルシーの参入です。「フットボールロンドン」によると、プレミアリーグのライバルは、マルコス・アロンソとアスピリクエタを差し出すスワップに持ち込もうとしているそうです。

トッド・ベイリー率いる新生ブルーズは、本人を説得する自信ありと伝えられています。チャンピオンズリーグの出場権と華やかなロンドンライフは、マンチェスターでは得られない魅力です。バルセロナも、チェルシーのほうが双方の利益になるディールを成立させやすいと考えており、デ・ヨングもスタンフォード・ブリッジになびいているようです。

まとまりかけていた話を反故にされ、後出しでサラリー未払い分という条件が出てきたというのが事実なら、アドオン込みで9000万ポンドの選手は諦めて、プレミアリーグ経験がある有望株にシフトしたほうがいいのではないでしょうか。ギュンドアン、ルベン・ネヴェス、ティーレマンス、ドゥグラス・ルイス…チェルシーがデ・ヨングを獲るなら、ジョルジーニョかカンテがはみ出るかもしれません。

「フットボール365」は、「フレンキー・デ・ヨングよりマンチェスター・ユナイテッドに適しているMFは、少なくとも50人はいる」と主張しています。50はともかく、5人ならすぐにリストアップできるでしょう。本人がマンチェスターに行きたいといってくれているのなら、交渉がんばれと応援したくなるのですが、バルサは高額請求で本人は残留希望と聞くと、テンションが上がらないですね…。CR7の去就ともども、どうなるか見てみましょう。


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“バルサがサラリー未払い、チェルシー参入!? 前途多難なフレンキー・デ・ヨング獲得交渉、その後。” への1件のコメント

  1. すし より:

    9000万はあまりにも高すぎますね
    バルセロナの財政状況からしても売らざるをえないので強気に交渉してもらいたい

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