ビエリクがアーセナル決定、どうなるクアドラード&ソルダード!? ロンドン発最新移籍ニュース!
「出ていく選手も入ってくる選手もいない」と、年末にモウリーニョ監督がコメントしていたチェルシーに、ここへきて新たな選手獲得の情報が流れています。イギリス紙「デイリー・ミラー」をはじめ、複数のメディアが報じているターゲットは、フィオレンティーナのコロンビア代表MFフアン・クアドラード。チェルシーは、今季プレミアリーグでわずか3試合、46分の出場にとどまっている「エジプトのメッシ」MFモハメド・サラーにベシクタシュとローマからオファーが届いているといわれており、スーパーサブとして3ゴールを挙げているアンドレ・シュールレにも母国ドイツのヴォルフスブルクとレヴァークーゼンから打診があるようです。
イギリス各紙は「サラーとシュールレが売れればクアドラード獲得に本腰を入れる」と伝えていますが、24歳のシュールレを出して26歳クアドラードというのは、プラスマイナスが微妙です。昨季プレミアリーグでハットトリックまで記録し、ワールドカップブラジル大会では6試合すべて途中出場ながらも3ゴールを決めているシュールレは、今季14試合で3ゴール。セリエAの中堅クラブで16試合4ゴールのクアドラードは、ドリブルの巧さや縦への速さはモウリーニョ好みかもしれませんが、アザール、オスカル、ウィリアンが揃うチェルシーで即、レギュラーとはいかないでしょう。
チェルシーが用意しているといわれる2680万ポンド(約47億8200万円)という移籍金は、2013年夏に2000万ポンドといわれていたシュールレの獲得額よりも高く、決してお買い得というわけでもありません。ダヴィド・ルイスやルカク、デンバ・バらをうまく売り抜け、昨年夏の移籍収支をマイナス15億円に抑えているチェルシーは、新しい選手がどうしても欲しければサラー放出のみで補強するのではないでしょうか。複数メディアが報じており、何らかの動きはあるのでしょうが、クアドラード獲得はともかくシュールレ放出はないとみます。
「すべての選手が売却リストに入っている。しかし、われわれはクラブに所属する全選手が残留するように努める。われわれには多くの試合があり、優秀なメンバーを揃えているからだ」とポチェッティーノ監督が語るトッテナム。直近の話題は、今季プレミアリーグでも14試合1ゴールと鳴かず飛ばずの元スペイン代表FWロベルト・ソルダード放出。「デイリー・ミラー」が触手を伸ばしていると報じているのは、シュールレ獲得でも名前が出ていたレヴァークーゼン。ソルダード、シュールレは両者ともブンデスリーガ3位の候補リストに載っているのかもしれませんが、最終的に決まりそうなのはどちらかといわれれば、トッテナムのほうに乗りたいところです。
レヴァークーゼンは、ブンデスリーガで12試合3ゴールのスイス代表FWドルミッチとのトレードを目論んでいるといわれているものの、先発出場が1試合とパッとしないストライカーの押し売りには、スパーズは「間に合ってます」といいたいでしょう。ソルダードを売った場合に狙うといわれている顔ぶれは、アストン・ビラのベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケ、サウサンプトンのジェイ・ロドリゲス、バーンリーでプレミアリーグ19試合7ゴールと活躍している22歳のダニー・イングスなど。ポール・ランバート監督がノーチャンスと明言しているベンテケをはじめ、どれも難しそうですね。プレミアリーグで既に8ゴールを挙げ、エースに成長したハリー・ケインにケガさえなければ、トッテナムはストライカー獲得を急がないでしょう。ハリー・ケインを休ませたいときは、アデバヨルやラメラを据えて乗り切ってしまうのではないかと思われます。
クアドラードはこの冬は動かず、ソルダードはレヴァークーゼンの本気度、つまり売り値次第。元スペイン代表FWのほうは実現可能性充分というのが私の見立てですが、どうでしょうか。移籍市場でプレミアリーグNo.1の攻撃力を誇るチェルシーの速攻、電撃移籍が今季も決まるのか。1年前、決定寸前といわれていたリヴァプールからさらったモハメド・サラーが、今は出ていくほうで話題になっているのは、何とも寂しい限りですが…。
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クアドラードは個人的にはいらないと思いますね。
そりゃ来たら応援しますけど。
モウさん>
私もそう思います。シュールレ、いいですよね。