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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

シュナイデルラン獲得秒読み報道のマンチェスター・ユナイテッド、ガイタンを獲るのはまさか…!

スターリング、シュナイデルラン、チェフ、アルダ・トゥラン、ナサニエル・クライン、ビダル…。7月のチームの始動を前に契約をまとめたいプレミアリーグのトップクラブが、来週は続々と新戦力を発表しそうです。最初に決まるのは、アーセナルの守護神か、この人でしょう。移籍金2500万ポンド(約49億円)、4年契約と具体的な数字が報じられているモルガン・シュナイデルラン。18歳でストラスブールからサウサンプトンに移籍し、この夏で7年、プレミアリーグ出場は200試合以上となりました。フランス紙「レキップ」によると、「チャンピオンズリーグに出場するクラブにいきたい」と語っていたセントラルMFを射止めたのは、かねてから噂があったマンチェスター・ユナイテッドのようです。

先日、「スカイスポーツ」がリリースした「プレミアリーグ2014-15シーズン・タックルをより多く決めたMFランキング(Most tackles won by MF)」で、チェルシーのマティッチに次ぐ2位に名前が挙がったシュナイデルランは、キャリックがいなくなると精彩を欠くクラブの中盤をうまく仕切ってくれるでしょう。「スカイスポーツ」は、マンチェスター・ユナイテッドの真ん中にいたキャリック、エレーラ、ブリントの数字とシュナイデルランを比べていましたが、クロスの本数、パスをつないだ数、タックルの数で、いずれもシュナイデルランが3人を上回っており、セインツのサッカーがいかに彼を頼りにしていたのかがわかります。

懸念があるとすれば、ここ数年、ケガが多かったことでしょうか。元気であればスタメンから外れることがない選手が、プレミアリーグ出場26試合というのは物足りない数字です。キャリックとシュナイデルランの出場試合数とマンチェスター・ユナイテッドの勝ち点は、比例するのではないかと思われます。

マンチェスター・ユナイテッドには、もうひとり獲得間近の選手がいるようです。こちらも以前から再三報道があった、ベンフィカの10番オズバルド・「ニコ」・ガイタン。イギリス紙「デイリー・スター」が3500万ユーロ(約48億円)というお値段を報道したニコ・ガイタンは、代理人のイリバレンさんが「マンチェスター・ユナイテッドとの商談がある。ガイタンはこの話がうまくいくことを願っている」と語っているとのこと。以前に話があった際は、マンチェスター・ユナイテッドがそのポジションは獲らないはずと話半分で聞いていたのですが、代理人がクラブの名前まで出すとなると、何らか具体的な話が進んでいるということになります。なかなかの金額ですね…という前に、中盤にさらにレフティがいるのか?というほうが気になります。

ガイタンは、ディ・マリアの後釜としてベンフィカに来た選手で、昨季残したポルトガル・スーペルリーガ27試合4ゴールという数字は、プレミアリーグ27試合3ゴールというディ・マリアとそっくりです(ちなみにファルカオの26試合4ゴールもニアピン…)。同郷で利き足も一緒、誕生日も9日しか違わないポジションまるかぶりの選手に白羽の矢を立てたということは、ディ・マリアはバイエルンに…などと余計な心配をしてしまいます。マンチェスター・ユナイテッドの移籍関連報道を見ていると、昨夏は自身のオーダーが叶わずクラブ主導の補強を受け入れる形となったファン・ハール監督が、チームを自分の色に染めようとしている感があります。ガイタンが決まれば、ディ・マリアが残留を翻意し、行き先探しを始めるのではないかと心配です。中盤は、シュナイデルランが入ればOKですので、次のニュースはストライカー獲得か、デ・ヘアとのまさかの契約延長あたりでお願いしたいのですが…。

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