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ヴェンゲル監督の「大型補強予告」はコレですか…?リヤド・マフレズにアーセナル移籍報道!

アーセナルのニュースは、報じられたときには決定寸前というケースが多いのですが、リヤド・マフレズの移籍報道にはびっくりしました。てっきりスペインにいくとばかり思っていたのですが、レスターを優勝に導いたサイドアタッカーは、来季もプレミアリーグでプレイするのでしょうか。フランスのTV局「ユーロスポーツ」は、アーセナルが5000万ユーロ(約58億円)のオファーを出しており、マフレズ獲得は秒読みだと伝えています。

昨季プレミアリーグで37試合出場17ゴール11アシスト。ゴール・アシストとも2ケタを記録したのは、彼だけでした。スターリングやバレンシアのように縦に走るドリブラーかと思いきや、中に斬り込んで放つ強烈なシュート、ラインの裏に通すスルーパスなど仕掛けは多彩。プレミアリーグ22ゴールのジェイミー・ヴァーディに光が当たりやすいレスターでしたが、ともにピッチで戦った選手たちはマフレズの凄さを見逃しませんでした。プレイヤーが選ぶPFA最優秀選手に指名されたのはマフレズ。数字もインパクトも高かったMFに、トップクラブからオファーがあるのは当然です。

「マフレズは契約延長を拒否した」「移籍したがっている」と報じられてからしばらくは、バルセロナの名前ばかりが取りざたされていましたが、アーセナルは裏で動いていたのでしょうか。レスターのクラウディオ・ラニエリ監督が「マフレズはチームに残る」と主張していたところに今回の報道です。アーセナルとマフレズは合意しており、レスターがOKとなれば移籍は成立するとのこと。ヴェンゲル監督は一昨日、この話を念頭に置いていたように次のようなコメントを残しています。

「CEOが期待を裏切りたくないと考えているのは確かだろう。われわれはアクティブだ。適切な候補がいたら、大金を費やすことになる。まだ終わっていない。今は7月で、移籍市場が締まるのは8月31日だ。最後の1週間にいろいろなことが起こるのは知ってのとおりだ」

イカルディの件が動くのかと思いきや、どうやらこれはプレミアリーグ王者から代えのきかないアタッカーをゲットする話だったようです。相応の金額でオファーがあれば、レスターもラニエリ監督も呑むといわれている一方で、マフレズの代理人であるベンゴガム氏は、まだ具体的な話はないと主張。果たして、マフレズはノースロンドンに降り立つのでしょうか。彼の入団が決まれば、2列めはアレクシス・サンチェス、エジル、マフレズとなり、出番が減りそうなウォルコットあたりはチームを去ることになるかもしれません。イギリスのメディアが騒ぎ出せば、いよいよ決定間近でしょう。フランスの勇み足か、特ダネか。続報を待ちましょう。

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“ヴェンゲル監督の「大型補強予告」はコレですか…?リヤド・マフレズにアーセナル移籍報道!” への6件のフィードバック

  1. ひろと より:

    マフレズ加入に関してはまだコメントはしないとして、ヴェンゲル監督に一度考えて欲しいのは、ジルーワントップの使い方です。イグアインがユーベに行くことが決まり、ジルー残留を喜んでいるところですが、フランス代表を見てて思ったのは、ジルーは2トップでも可能性のある選手なのではないでしょうか?
    マフレズやサンチェスでも結構ですし、器用なストライカータイプを隣に置いてあげることで、彼の泥臭さや献身的なポストプレーはまた違った輝きがあるように思うのです。
    何かとケチのつきやすいジルーですが、なんだか楽天的で凹みやすくもあるエースのことをファンは愛してると思います。
    なんとか彼と共にタイトルを目指してくれる相方が見つかればいいな、と思ってます。

  2. 凹んで より:

    マフレズは補強ポイントのセンターフォワードではありません。が、ビッグネームは確かなので、センターフォワード=ジルーの控えはキャンベルやウェルベックで補えると思って、続報を待ちます。
    3人選手を取ると言うベンゲルさんの言葉を信じて、あとはセンターバックの補強のニュースを期待します。

  3. ヤンガナ大好き より:

    マフレズ獲得交渉については真実のように思います。何せボスは適性価格に拘りがあるので、イカルディー、モラタ、ルカクらの価格は納得できなかったのではないでしょうか。これにより即戦力のセンターフォアード獲得は今期、断念した可能性が高いと思います。シーズン20得点近くを期待できるウィンガー、マフレズの昨シーズンの飛躍と移籍金はボスから見ても適性なのではないでしょうか。

    また、同じフランス語を話せるカンテがチェルシーに去った一方で、ガナーズにはコシールニー、ジルー、コクラン、ドゥビッシー、アデレイドとボス以外のフレンチコネクションも強力です。

    自分はドラクスラーが第二のマフレズになりうるので獲得候補なのではと予想していましたが、プレミアの実績から言えばマフレズの即戦力度には叶わないと思います。サンチェスとのドリブラーコンビによる変幻自在の攻撃は是非とも観てみたいですね!また、エジル、ジャカからのキラーパスからの放たれる迷いのないシュートは、驚異になりそう、などと妄想してしまいました。

    まあ、交渉には時間を要するでしょうし、レスターがOKを出すかはまだわかりませんが、久しぶりにガナーズファンにはワクワクする話題になりそうです!ウォルコットはプレシーズンマッチを見ていても、プレイに迷いがあって空回りしており、この移籍が決まれば環境を変えるべく新天地を探すのが正解かと思います!いずれにせよ、久しぶりにこのワクワク移籍話の進展を楽しみにウォッチしたいと思います!

  4. グローリーグローリー より:

    サンチェスとマフレズの両翼とか反則ですよ笑
    昨季カソルラがいた時はラムジーが右のウイングやってたんでしたっけ?だとしたら、来季のアーセナルはラムジー、ジャカ、カソルラ、コクランの内の2人がスターティングメンバーから外れるって事ですよね。なんて贅沢な
    イカルディとかとるより全然良いと思います。ジルーで物足りないとかいったらそれこそ贅沢ですよ。ウェルベックだっているのに

  5. ポイント より:

    本当はこんなプレミアリーグの競争力を削ぐような愚かな補強はやめて欲しいというのが本音ではあるのですがこの際そうも言ってられない今の状況

    メトロのこの記事
    http://metro.co.uk/2016/07/23/three-ways-arsenal-could-line-up-if-they-sign-riyad-mahrez-from-leicester-city-6023959/
    にある4-3-3は最高にワクワクしてしまいます。ラムジーoutはもったいない気がしますが

  6. makoto より:

    ひろとさん>
    実は私は以前に、相方のグーナーに対しては「強かった頃の4-4-2への回帰はありなんじゃないか?」という話をしておりました。アレクシス・サンチェスを前に出したらおもしろいですね。
    ただしそれをやるとなると、エジルの活かし方が難しくなり、サイドの選手の要件も変わるのではないかと思われます。悩ましいですね。

    凹んでさん>
    ウェルベックは2月ですよね。ジルー不在時はアレクシスと腹をくくるのなら、マフレズ+CBでもいいかもしれません。

    ヤンガナ大好きさん>
    ドラクスラーとマフレズは、短期的には甲乙つけがたいですよね。マフレズ+ルカク、あるいはマフレズ+ファン・ペルシなどとなれば盛り上がりますが…。お金はあるので2人いっときませっか?と思ったりします。

    グローリーグローリーさん>
    中盤は贅沢ですよね。ジルーは、好不調の波が激しいのが課題なのではないでしょうか。彼が悪い時に決めてくれる点取り屋タイプがいればいいのだと思います。そういう観点では、チチャリートもありか、と。

    ポイントさん>
    これはテンションあがりますね。私も攻めモードのフォーメーションを組みたがるタチですので、試合前にこの中盤を発表されたら叫んでしまいそうです。

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