マンチェスター・シティのSB強化は、バートランド&カイル・ウォーカーのイングランドコンビ!?
マン・シティにしてみれば、ベンジャミン・メンディ獲得の交渉が進まなければバートランドで充分なのでしょう。カイル・ウォーカーとバートランドのイングランド代表セットは、ホームグロウンルール対策でもあるのだと思われます。既にベルナルド・シウヴァをマンチェスター・シティに持っていかれているモナコは、バカヨコ、トマ・レマル、ムバッペらがビッグクラブのターゲットになっている状況に対して、チームを解体されたくないと警戒を強めているとのこと。4000万ポンド(約56億4000万円)というタグはプレミアリーグでの経験豊富なカイル・ウォーカーと変わらず、ペップのクラブは高いとジャッジしているのかもしれません。
一方のセインツは「公式なアプローチはない」といっておりますが、ご本人が「この夏に移籍できると信じている」と友人に語ったという記事も出ており、キャリアのピークにさしかかる27歳はビッグクラブからのオファーを断らないでしょう。フォンテ、クコ・マルティナと半年で2人のDFがクラブを去ったセインツは、ファン・ダイクの移籍については「リヴァプールのアプローチはルールに反している」とプレミアリーグにレポートしたものの、こちらも予断を許さず。ピュエル監督は、最終ラインの組み立て直しを余儀なくされそうです。
カイル・ウォーカーを抜かれそうなトッテナムも、バートランドやファン・ダイクを失いかけているセインツも、相応の金額は主張しつつも成長した選手で金庫を潤すのはクラブの経営方針でもあります。先日、ダニー・ローズがこんなことをいっていました。
「ある選手は、トッテナムでやれることはやり尽くしたから、次のステップに進もうと考えているかもしれない。そういった選手を止めるには、クラブは彼の目標に合った野望を抱いていると理解させなければならない。でも、トッテナムがマン・シティ、マン・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、アーセナルと争うのは困難だと思う。このクラブがめざすべきは、”第2のデル・アリ”発掘だね。下からいい選手を獲得してスターに育て上げるのは難しいことだけど」。
クレバーなSBが指摘したクラブの現状については的を射た見方だと思いますが、ガナーズのライバルは、ポチェッティーノ戦術と新スタジアム効果で5年後には完全に獲る側にシフトしようとしています。片やセインツは、「安く仕入れて実績を積ませて高く売る」を繰り返しながら、プレミアリーグに残るために知恵を絞り続けるのでしょう。SB強化でマンチェスター・シティはどう変わるのだろうと期待しながら、半分はちょっぴりせつない話でもあります。
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ウォーカーは来季も必要不可欠の重要なピースであり、在籍歴の長い選手でもあるので移籍するとなれば非常に残念ですが、ローズの指摘する通りです。
£40mはとてつもなく大きな額ですし、しっかりと後釜を確保できた上ならば仕方ないのかなと思います。なにより、シーズン終盤にポチェ監督との確執が報道されましたしね…
ただマーケットで「獲る側」になるべく、特に国内のメガクラブにキープレイヤーを売るのはこれが最後であって欲しいと願います。
ホタさん>
トリッピアーが素晴らしいので、カイル・ウォーカーの移籍金の何割かで見どころある選手を獲るという形でもいいかもしれません。ポチェッティーノ監督には、「戦力不足で負けた」という結果にはしないのではないかという期待感があります。