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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ブライトン移籍間近!? プレミアリーグ挑戦を目論む原口元気の2つの懸念

いつ決まるかとずっと待ち続けているのですが、なかなか動きません。岡崎慎司、吉田麻也に続き、来季のプレミアリーグでプレイする3人めの日本人選手となるといわれている原口元気のお話です。ヘルタ・ベルリンの地元紙「ベルリーナ・クリーア」は、「Sayonara Genki」と見出しを掲げ、原口のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン移籍は決定間近と報道。プレーツSDは、契約延長の交渉は打ち切ったと明言しており、3シーズンで公式戦95試合6ゴールという数字を残したサイドアタッカーのプレミアリーグ行きは既定路線となっています。

移籍金が決まれば即発表と見られている今回のディールは、ブライトンの300万ユーロ(約3億7000万円)のオファーに対して、ヘルタは500万ユーロ(約6億2000万円)を譲らず。契約期間が残り1年で本人のプレミアリーグ志向が強く、元々は50万ユーロ(約6200万円)で獲ってきた選手であることを考えれば、ドイツ側がいくばくか譲歩して着地するのではないかと思われます。マンチェスター・ユナイテッドに来てくれた香川真司はもちろん、岡崎や吉田がイングランドに足を踏み入れた際も活躍を期待したのですが、4人のなかでは今回の原口元気が最も懸念が大きいチャレンジに見えます。

最大の心配は、入団するのがプレミアリーグ昇格クラブであるということです。岡崎慎司が選んだレスターも前シーズンは残留争いをしていた不安なクラブでしたが、終盤の9試合を7勝1分1敗という好成績で走り抜けており、要所に各国の代表クラスを配していました。対してブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンは35年ぶりのトップリーグ復帰で、攻撃陣でプレミアリーグの経験があるのは33歳の点取り屋グレン・マレーとチャンスメイクに長けたクノッカールのみ。ブンデスリーガで6位のクラブのレギュラーだった原口元気は即戦力として期待されているはずで、新しい環境にフィットするための時間を与えられずに最初から結果を求められるでしょう。

もうひとつの懸念は、原口元気の決定力です。ブンデスリーガ84試合4ゴールは、サイドアタッカーとして合格といえる数字ではありません。前述のドイツ紙も、スピードと敏捷性を武器としながらも、「ゴール前における精神力が足りない」と指摘しています。ドイツではゴールを量産していた岡崎や香川が数字を落としたリーグで、原口は目に見える結果を残すことができるのか。上下動をさぼらない献身的なプレイはプレミアリーグ向きですが、今季のチャンピオンシップでノーゴールだったMFスカラークと同じような数字に留まれば、やがてベンチが指定席となってしまうかもしれません。

積極的に補強を仕掛けようとしているクリス・ヒュートン監督は、プレミアリーグでは前線からプレスをかけやすい4-4-2にこだわらず、中盤の守備を重視した4-1-4-1や4-3-3にシフトするのではないかと思います。原口元気には、カウンターを確実にものにする決定力が…と、その前に両クラブの移籍金交渉でしたね。プレミアリーグで活躍する3人めの選手の誕生を、焦らずに待つことといたしましょう。いや、まさか浅野拓磨がアーセナルのトップチームに入るなどということはないですよね!?レンタル先のシュツットガルト(ドイツ2部優勝)で4ゴールしか決められなかったスピードスターの決定力も気になっているのですが…それはまた別の話で。

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