イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター・ユナイテッドがいよいよ始動…リンデロフ移籍合意、モラタ&ペリシッチは交渉大詰め!

プレミアリーグ優勝を狙うモウリーニョ政権2年めのマンチェスター・ユナイテッドが、いよいよクロージングに向かっているようです。イギリスメディア「スカイスポーツ」が「Manchester United agree fee with Benfica for Victor Lindelof(マンチェスター・ユナイテッドは、ヴィクトル・リンデロフの移籍金をベンフィカと合意)」と題した記事を掲載。昨季ポルトガル王者の堅守を支えた22歳のスウェーデン代表CBをオールド・トラフォードに連れてくるようです。モウリーニョ監督は、1月にもリンデロフを狙っていると報じられましたが、負傷していたCBが続々と復帰し、このときは見送り。シーズン終了後には、ファン・ダイクやマイケル・キーンなどプレミアリーグでめざましい活躍を見せていたCBの獲得も噂されながら、「初志貫徹」の補強となりそうです。

「ベンフィカでの活躍は素晴らしい。スウェーデン代表でも、今後は重要な役割を担うことになるだろう。彼は日に日に成長している。いよいよメガクラブにチャレンジする準備ができたのだろう」。代表の大先輩、ズラタン・イブラヒモヴィッチが絶賛するリンデロフは、187㎝とモウリーニョ好みの長身で、スピード、読みの精度とも申し分なし。エリック・バイリーと同様に右SBもこなせる選手で、「BBC」は移籍金は3100万ポンド(約43億6000万円)になると伝えています。個人条件の詳細を詰めてメディカルチェックを無事通過すれば、正式発表となります。6人めのCBの加入で放出されるのは、昨季プレミアリーグで不安定なプレイが目立ったスモーリングか、負傷が多いフィル・ジョーンズか。あるいはブリントが左サイドにまわるのかもしれませんが、リンデロフ加入で動く選手が出てくるものと思われます。

さらに「スカイスポーツ」は、インテルのイヴァン・ペリシッチ獲得は4400万ポンド(約62億円)を巡る攻防と報じました。インテルでの2シーズンで69試合17ゴール。チームの中心となった28歳のアタッカーは3年の契約を残しており、スパレッティ監督が高く評価しているといわれているとなれば、大きく値段を下げることはできないでしょう。マンチェスター・ユナイテッドは3600万ポンド(約50億7000万円)で打診したといわれていますが、1000万ポンド近いギャップを埋めにいくかどうかはウッドワード副会長次第です。マンチェスター・ユナイテッドが本気で獲りにいけば、もっと差額が大きいモラタよりも先に決められるはずです。

以前から噂になっていたレアル・マドリードFWアルバロ・モラタについて、「テレグラフ」がマンチェスター・ユナイテッドと個人合意に至ったと報道。スペインメディア「マルカ」もモラタが退団の意思をクラブに伝えたとしており、移籍金の折り合いがつけば24歳ストライカーのプレミアリーグデビューが決まります。昨季のラ・リーガでは先発出場14試合とレギュラーにはなれなかったものの、26試合15ゴールはキャリアハイ。マンチェスター・ユナイテッドは、選手としてピークに入る直前という最高のタイミングでモラタを引き入れられるのかもしれません。5240万ポンド(約73億9000万円)のオファーに対して、マドリードが主張する7800万ポンド(約110億円)は高すぎる印象がありますが、2年前にデ・ヘアとナバスのトレードを破談にしてしまった両クラブは、スムーズに折り合うことができるのでしょうか。ムバッペを狙っているといわれる欧州王者の後釜探しの進捗によって、モラタ入団の決定時期も値段も変わってきそうな雲行きです。

景気のいい話が続くのは喜ばしいのですが、クラブにお願いが3つあります。「若いマルシアルをたった2年で見限らないでほしい」「キャリックの後継者となりえるスケールの大きいセントラルMFを獲得してほしい」「チャンピオンズリーグをにらんでズラタン・イブラヒモヴィッチと新しい契約を結んでほしい」。プレミアリーグを制するには、ポグバの背後をフォローできるセントラルMFの獲得は必須なのではないでしょうか。

「ウッドワードは、私の希望を知っている。私はしばらく休む。今は彼が働く時期だ」といい残してバカンスに入ったモウリーニョ監督は、希望どおりの戦力を手にして7月から始動することができるのか…3つのディールが、納得のお値段で着地することを祈ります。(ヴィクトル・リンデロフ 写真著作者/Вячеслав Евдокимов)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“マンチェスター・ユナイテッドがいよいよ始動…リンデロフ移籍合意、モラタ&ペリシッチは交渉大詰め!” への4件のフィードバック

  1. yuto より:

    リンデロフはプレー集でしか見たことがないので実際にプレーする様子を見るまでは何とも言えませんが、欧州で戦うために選手層を厚くしてくれる意味でも期待です。
    ペリシッチ、モラタも具体的に話が出始めていますから続報を期待ですね。(正直なところ、この2人については話に出ているような金額を払ってまで獲得する価値があるのか懐疑的です)
    makotoさんもおっしゃるようにポグバを支える広い守備範囲とボール配給に優れたキャリックの後継者が欲しいですね。
    私はブリントがユナイテッドにやってきてから、彼がその役割を担うことをずっと信じているのですが・・・
    ファンハール、モウリーニョ監督の両人ともそうしないということは、やはりその適正ではないということでしょうかね。

  2. makoto より:

    yutoさん>
    おっしゃるとおり、特にモラタは金額が微妙ですね。アンカーの役割を担うセントラルMFをきちんと据えることは必須だと思います。私もブリントはありだと思います。どこが足りないんですかね…。

  3. 不知火 より:

    カゼミーロが欲しいです…

  4. makoto より:

    不知火さん>
    いい選手ですよね。来てくれそうにないですが…。

コメントを残す