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ピックフォードはイングランド人GK最高額!エヴァートン、レスター、ブライトンが新戦力を獲得!

エヴァートン、レスター、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンが続々と新戦力獲得を発表しました。サンダーランドのGKジョーダン・ピックフォードと、アヤックスの主将ダヴィ・クラーセンを速攻で決めたのはエヴァートン。プレミアリーグ29試合に出場し、高い評価を得た守護神が降格クラブを脱出したことに驚きはありませんが、2500万ポンド(約35億円)にインセンティブがついて最大3000万ポンド(約42億円)となる移籍金にはびっくりです。ビッグクラブのフィールドプレーヤー獲得なら今どき珍しい数字ではありませんが、エヴァートンにとってはクラブレコード。GKの移籍金としては、パルマからユーヴェのブッフォン、先頃ベンフィカからマン・シティに入団したエデルソンに次ぐ史上3番めとなります。大敗必至の試合で孤軍奮闘し、チームのプライドを守り続けたイングランド代表GKは、ステケレンブルクやロブレスを差し置いて開幕からレギュラーを奪取するでしょう。クーマン監督就任後、守備力の向上でプレミアリーグ11位から7位にジャンプアップしたチームは、さっそく懸案だったポジションの補強に成功しました。

2年前にはユヴェントスが狙っていたクラーセンは、21歳だった2013-14シーズンからアヤックスのレギュラーに定着しており、公式戦163試合49ゴールと実績充分。エールディヴィジで2年連続10ゴール超えのMFは、トップ下、インサイドなどをこなすユーティリティの高い選手で、決定機を創るセンスはロス・バークリーより上とみます。先にアヤックスからプレミアリーグに参入したクリスティアン・エリクセンのようにブレイクする可能性大。2350万ポンド(約33億円)は安い買い物になるのではないでしょうか。「監督と直接話した。とても率直で、ポジティブな人だった」と語ったクラーセンは、クーマン監督との会話が移籍の決め手だったともいっています。同郷の指揮官が自ら口説いて連れてきた選手は、新チームの軸になるかもしれません。

「BBC」が、メディカルチェックを受けるためにマージ―サイド入りしたと報じたサンドロ・ラミレスも、間もなくエヴァートン入団が発表されるでしょう。ルカクの売却が決まれば100億円からの収入が見込めるクラブは、さらに最終ラインとサイドの補強にも着手するはずです。

クレイグ・シェイクスピア監督の続投が決まったレスターは、フースとウェズ・モーガンの30代CBコンビを若返らせたいようです。獲得が決まったのは、ハル・シティで頭角を現した24歳CBハリー・マグワイア。1700万ポンド(約24億円)の移籍金は、岡崎慎司の倍近いお値段です。12月からレギュラーに定着したマグワイアは、CBとは思えない果敢なオーバーラップでミドルシュートを連発し、プレミアリーグ29試合2ゴールという納得の数字を残しています。堅守速攻のレスターに早期にフィットするかどうかはわかりませんが、193cmの長身を活かした打点の高いヘディングは、攻守両面で武器になると思われます。プレミアリーグ12位に沈んだクラブは、最優先だったポジションにおもしろい選手を連れてきました。来季は、32歳のフートに代わってレギュラーとして起用されるのではないでしょうか。

ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンが獲得したオーストラリア代表GKマシュー・ライアンは、移籍金の額は非公開ながらクラブレコードを更新したとささやかれています。バレンシアからベルギーのヘンクに貸し出された守護神は、リーグ戦は終盤の6試合だけに終わりましたが、ベスト8進出を果たしたヨーロッパリーグの決勝トーナメントでは全試合に出場。2013年にはクラブ・ブルッヘでリーグ最優秀GKに選ばれており、代表でもシュウォーツァーの後釜として正GKの座を獲得しています。アジアNo.1という声もあるGKは、3シーズンでリーグ戦出場16試合という苦境から脱出することができるでしょうか。原口元気獲得が噂されているプレミアリーグ昇格クラブが、最初の補強に絶対的エースがいる最後方を選んだのはちょっとしたサプライズでした。クリス・ヒュートン監督は、守る気満々のようです。

エヴァートンの順調な補強に、ライバルのリヴァプールは大いに刺激されているのではないでしょうか。「ローマはスーパーマーケットではない」と、モハメド・サラーが所属するクラブのモンチSDがいっておりますが、裏を返せば「金額さえ折り合えば出さないこともない」というメッセージでもあります。再度オファーすると伝えられたリヴァプールは、4000万ユーロ(約49億2000万円)といわれる先方の希望額にどこまで迫るのでしょうか。来週決まると報じているメディアがあるマンチェスター・ユナイテッドのアルバロ・モラタ獲得ともども、次なる動きに注目していきたいと思います。

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“ピックフォードはイングランド人GK最高額!エヴァートン、レスター、ブライトンが新戦力を獲得!” への2件のフィードバック

  1. what a hot より:

    そのクラブが一人の選手を獲得するのに支払った移籍金最高額で、そのクラブがどこを目指すクラブか、という見方は乱暴なのかもしれませんがクラブを見る物差しにはなるんじゃないかと思います。
    GKとしては超高額で有望な選手を獲ったエバートンは来季はガチでCLを狙いに来るんじゃないでしょうか。そして同じ街の赤いクラブが椅子取りゲームから弾き出されても不思議はないですね(汗)
    我等がレッズの移籍金最高額は未だにアンディの£35m。あの当時のアンディの勢いや将来性を考えれば無くはない額ですが、今のサラーがアンディの下かい!…とツッコミたくなる今日この頃です。

  2. BHA より:

    ブログいつも読ませてもらってます。ブライトンファンの者です。実は、昨シーズン堅守を支えてくれたストックデイルは早々にバーミンガムへの移籍が決定しています。最初にライアンの噂が出た時は何故?と思ったのですが、裏でストッコが移籍しているとは…。どうも契約切れでフリーで加入したようです。シーガルズはライアンを長期的な守護神として期待してると思いますし、おそらく今季の開幕戦でゴールマウスにいるのは彼だと思います。
    正直に言えば、初経験の選手が殆どでハダーズフィールドと並んで降格候補筆頭であることは認めざるを得ないです。なので、原口元気を獲るのも悪くないですが、ベテランのマレーに代わる頼れるCFとダフィー、ダンクのCB陣に割って入るディフェンスリーダーをまずは確保してほしいですね。後者に関してはテリーを期待してたのですが…どうやらバーミンガムに行きそうです。またか…。

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