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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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赤いクラブは獲得するのか?ヴェラッティとウィリアム・カルヴァーリョにプレミアリーグ参入の噂!

最初にお断りしておきますが、ネタ元はどちらも「デイリー・スター」で、多分に怪しげなニュースです。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが、移籍市場でたびたび名前を取り沙汰されるセントラルMFの獲得に走っているとのこと。パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティがプレミアリーグに進路を変えたといわれても、今ひとつピンときません。ネイマールのパリ行きが噂になってから、真逆の方向に矢印を向けていた24歳のMFの話がストップしたといわれていますが、代理人のミーノ・ライオラ氏は、マンチェスター・ユナイテッドのエド・ウッドワードCEOとのホットラインを使って選手の価値を上げようと画策しているのでしょうか。イブラヒモヴィッチ、ポグバ、ムヒタリアン、バイリー、ルカクと、既に5人をオールド・トラフォードに送り込んだ敏腕のエージェントは、自分がマネジメントする選手たちでピッチを埋め尽くそうとしているかのようです。

2012年の夏、19歳のときにペスカラからパリに移籍したヴェラッティは、初年度からレギュラーの座をつかむと、その後の5シーズンでリーグアン134試合4ゴールという数字を積み上げ、チームの顔として定着しました。165センチと小柄なセントラルMFは、トップ下から1列下がってきた選手で、本国では「ピルロ2世」ともいわれています。守備力とパスセンスは申し分ないのですが、クロスが上がった際にアンカーに最終ラインをサポートさせる戦術をとるモウリーニョ監督は、身長とフィジカルの強さを併せ持った選手を優先するのではないでしょうか。タブロイド紙は「本命は依然としてカタルーニャ」とみており、彼らがいうとおりの着地になるのではないかと思われます。

ただし1点、気になるのは、ヴェラッティがライオラ氏に代理人を依頼したのがつい最近だということ。24歳がプレミアリーグの名門を選んだという憶測の最大の根拠は、この動きです。マンチェスター・ユナイテッドは、パリとライオラ氏の両方と既に交渉を始めていると報じられていますが、電撃移籍のニュースが欧州のメディアを駆け巡るなどということが起こるのでしょうか。エレーラ負傷という状況変化があるなか、絶対ないといい切れないのが魑魅魍魎棲む欧州のトランスファーマーケットです。

「デイリー・スター」が併せて取り上げたのが、スポルティングCPのセントラルMFウィリアム・カルヴァーリョがアーセナル移籍を志願しているというお話です。2014年の夏にもアーセナル入りが噂された25歳MFは、自らのアイドルであるティエリ・アンリが伝説を創ったクラブでプレイしたがっているとのこと。2012年にサークル・ブルージュにレンタルされ、ベルギーで頭角を現したカルヴァーリョは、2013年にポルトガルに復帰して以来リーグ戦118試合9ゴールという戦績を残しています。2020年まで有効のバイアウト条項には、4000万ポンド(約58億円)という金額が記されているものの、件の記事は「ブルーノ・デ・カルヴァーリョ会長には2700万ポンド(約39億2000万円)で手を打つ用意がある」と伝えています。

狙っているのはアーセナルとニューカッスルですが、本人がアーセナル優先という姿勢を崩さず、ノースロンドンのクラブは具体的なオファーを準備しているといわれています。187センチ89キロという強靭な身体はプレミアリーグ向き。彼が加われば、エルネニーかジャック・ウィルシャーはクラブを離れることになるのではないでしょうか。記事をよく読むと、アーセナルが何かしたとは書いておらず、多くのゴシップとともになかったことになる可能性も充分あるものの、ウィリアム・カルヴァーリョが来ればコシールニーやムスタフィの負担が減り、ジャカはより前に出てプレイできるようになり…とついつい妄想してしまいます。ここは期待し過ぎず、続報を待ちましょう。どちらも、実現したらおもしろい話ではあります。(マルコ・ヴェラッティ 写真著作者/Олег Дубина)

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“赤いクラブは獲得するのか?ヴェラッティとウィリアム・カルヴァーリョにプレミアリーグ参入の噂!” への4件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き! より:

    妄想トークにはなってしまいますが、何度もすかされてきたラカゼットを遂に獲得した今シーズンならば、もう一人のガナーズ移籍あるあるのカルヴァーリョの獲得、あるのかもと思ってしまいます。

    ヴィエラ以降のガナーズボランチはソングを除き皆、小粒で、ボールダッシュ力が強い選手はなかなか出てきていません。本気でスリーバックをオプションに入れるのであれば、ボランチの守備力強化は必須だと思います。

    ただ、Who.scoredを観ると昨シーズン、ポルトガルリーグでのカルヴァーリョのスタッツ、タックル、インターセプト共に光るものがありません。本当に売り時なのかもしれません。

    自分はガナーズがこのポジションに足りないのは上手さ+獰猛さだと思います。それならば、小粒でも足元が上手くて激しさが売りのバルセロナ、ラフィーニャに惹かれますね。

    いずれにしても、開幕までに人員整理を進めつつ、ジャカの相棒獲得を是非とも狙って欲しいです!

  2. ルイコスタ より:

    ポルトガル代表の試合を見ていると、カルバリョは散らしのパスがあまり上手くないんですよね。ガナーズの中盤が務まるか。つとまればもちろんうれしいのですが。

  3. ちゅん より:

    カルバーリョ取るのであればエヴァートンのグイェの方が魅力的ですね。
    ボランチとしての守備の数字はカンテに劣りませんし、プレミアにも慣れてるので。
    ただ取るとなると、ただでさえ数の多い中盤センターの選手の整理は必要になるので、その煽りを受けそうなコクラン、ウィルシャー、エルネニーの去就は不安定になりますね。
    どれも好きな選手なので残念ですが。
    ジャカの守備力が向上するなら問題は解決するとは思いますが、そううまくはいかないですよね、、、

  4. makoto より:

    ヤンガナ大好き!さん>
    こちらこそよろしくお願いいたします。ひと頃は高評価だったのに、マーケットで話題になっていないのは気になりますね。ラフィーニャはおもしろいと思います。

    ルイコスタさん>
    いわれてみれば、平均的ですね。パスコースにはいるのがうまいエルネニーをもっと活用する(CBとはいわず)、でもいいかもしれません。

    ちゅんさん>
    グイェはタックル数でカンテ以上ですので、獲れたら相当守備は締まりそうです。ジャカは、勝ち目が薄いのに滑ってしまう悪い癖さえおさまれば、今季は完全に中心として活躍するはずとみています。

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