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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェンバレンとオーリエが決定!プレミアリーグ2017-18 デッドラインデーLive!【前篇】

8月31日現地時間7時、トランスファー・デッドラインデーの幕開けです。「BBC Sports」の特設サイト「Transfer deadline day LIVE」は、「Let the madness begin(狂気の始まりだ)」と第一声を挙げました。プレミアリーグのクラブたちは、この長い一日で望む補強をすべて完了させなければなりません。酔狂ではありますが、23時の締め切りまでの一部始終をこのサイトとともに追跡していきたいと思います。最初に入ってきたニュースは、ママドゥ・サコ獲得を熱望していたクリスタル・パレスが、リヴァプ―ルが要求する3000万ポンドを払えず、マン・シティのエリアキム・マンガラを2300万ポンドで獲りにいっているというものです。開幕3連敗と苦いプレミアリーグデビューとなったフランク・デブール監督は、最終ラインを強固にしなければ戦えないと考えているようです。

冒頭でしきりに話題になっているのは、リヤド・マフレズの身の振り方です。アーセナルは契約に至っていない、レスターのプライベートヘリコプターのひとつがブライトンにあるが、まさか…!一昨年のプレミアリーグMVPも、この夏の目玉商品のひとつです。9時をまわり、チェルシーが追いかけていたスウォンジーのフェルナンド・ジョレンテをトッテナムも狙っていると報じられました。スパーズがスペイン人ストライカーを確保できれば、フィンセント・ヤンセンはどこかにレンタルされると見られています。マンチェスター・ユナイテッドの21歳MFウィロックがユトレヒトへ。プレミアリーグ絡みの最初の「DONE DEAL」は、よくある若手のシーズンローンでした。

正午になり、最初のビッグニュースが飛び込んできました。アレックス・オックスレイド=チェンバレンのリヴァプール移籍が決定。移籍金は3500万ポンド(約49億7000万円)です。「イングランド代表が控える2つの試合に集中したいので、多くは話せない」と前置きした24歳のMFは、「リヴァプールに移籍できたのはとても喜ばしいこと」とひとことだけ言葉を残しています。

「スウォンジーがレナト・サンチェスとボニー獲得に近づいている」。やはり、ジョレンテはスパーズに行くのでしょうか。12時30分、そのスパーズが、パリ・サンジェルマンの右SBセルジュ・オーリエを獲得したと報じられました。2014年にパリに加わり、リーグアン81試合5ゴール。以前に起こした暴行事件を理由に労働許可証が下りないのではないかと懸念されたコートジボアール代表DFは、無事にイングランドに入れることになったようです。アレクシス・サンチェスを狙うマンチェスター・シティに対して、アーセナルは見返りとしてラヒム・スターリングを要求とこちらは駆け引き。ペップのクラブが出したジョニー・エヴァンスの2300万ポンド(約32億6000万円)のオファーは、WBAが拒否したようです。

13時30分、ワトフォードがウディネーゼのベテランGKオレスティス・カルネジスをシーズンローンでゲットしました。マン・シティがアレクシス・サンチェス獲得のために提示した2度めのオファーは6000万ポンド(約85億2000万円)とのこと。14時、おお、バイエルン・ミュンヘンのレナト・サンチェスがスウォンジーにレンタルで移籍することが決まりました。昨季のブンデスリーガでは17試合出場に留まり、新シーズンは未だ出番なし。2016年のユーロでポルトガルの初優勝の立役者となった20歳のセントラルMFは、プレミアリーグで鬱憤を晴らすことができるでしょうか。ストークは、インビュラをトゥールーズに貸し出すことになりました。ハダースフィールドで3年連続2ケタゴールを記録したバミューダ諸島出身のFWナーキ・ウェルズは、バーンリーで初めてのプレミアリーグのシーズンを過ごすことになります。

15時、リヴァプールのディボック・オリギがヴォルフスブルクにローン移籍決定。サラー、マネ、ソランケ、フィルミーノ、スタリッジのクラブでベルギー代表FWはチャンスを失いかけており、やむなしでしょう。デルフやマンガラの名前は出ているものの、オリギの後にニュースは続きません。18時をまわり、ようやくプレミアリーグ関連の「DONE DEAL」。積極的に動いているワトフォードが、スポルティングCPからCBマルヴィン・ゼーヘラールを獲得したようです。2013-14シーズンにチャンピオンシップのブラックプールで2試合だけプレイした27歳は、4年ぶりのイングランド。フィジカルに長けたレフティには、相当期待していいのではないでしょうか。

15時30分、「BBC」がマンチェスター・シティのアレクシス・サンチェスへのビッドは終わりを告げたと伝えています。総額6000万ポンドのディールが完了する条件は、ガナーズがトマ・レマルを獲得すること。ノースロンドンのクラブはモナコと9000万ポンド(約128億円)で合意に至ったものの、本人が拒否して話は流れたそうです。アレクシス・サンチェスはアーセナルに残るだろうとオーンステイン記者は予測しています。直後、フランスからビッグニュースが配信されました。キリアン・ムバッペ、パリ・サンジェルマン移籍決定!これでトマ・レマルのモナコ残留は確実になったとメディアはいっていますが、そうするとコウチーニョは…?

長くなりましたので、続きは「ファン・ダイクも彼らも動かず…プレミアリーグ2017-18 デッドラインデーLive!【後篇】」でお伝えいたします。残り時間は5時間です。(レナト・サンチェス 写真著作者/Светлана Бекетова)

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