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エンゾンジ獲得合意、エジルはライバルクラブに移籍…実現すればアーセナルはどう変わる!?

スティーヴン・エンゾンジが念願のプレミアリーグ復帰を果たし、メスト・エジルはライバルクラブに移籍。最近、イギリスメディアが報じている話を鵜呑みにすれば、アーセナルは大きくモデルチェンジすることになります。「スカイスポーツ」「エクスプレス」など複数メディアが報じたエンゾンジのアーセナル移籍は、ご本人がセヴィージャを離れることを示唆したのがクローズアップされるきっかけでした。「どんな将来も考えられる。12月にすべてが終わることを望んでいる」。チャンピオンズリーグの最終節を控えたタイミングで「フランス・フットボール」のインタビューを受けたエンゾンジは、「チームのラウンド16進出を願っているが、自分はその冒険の一部ではない」と明言しています。

ブラックバーンとストークで6年を過ごしたセントラルMFは、11月にプレミアリーグへの復帰を示唆しておりましたが、CLグループステージのリヴァプール戦でハーフタイムに交代させられたことが願望を実現に移すためのトリガーとなったのかもしれません。腹を立てて翌日の練習を無断欠席したために、直近5試合はベンチ外。この状況を見たスペインメディアが1月移籍が現実的になったと報じ始め、「El Gol」はアーセナルと合意に至ったと伝えています。彼らによれば、移籍金は3270万ポンド(約49億円)にオプション260万ポンド(約4億円)が乗せられた3530万ポンド(約53億円)。中央の守備に安定をもたらしてくれそうな196cmの長身MFが加われば、アーセナルはダブつき気味の中盤から誰かを放出することになるでしょう。冬の去就が注目されているのは、ジャック・ウィルシャーばかりではありません。3つの可能性が報じられているメスト・エジルがどんな判断を下すのかは、今のところは見当がつきません。

「アーセナル残留」「マンチェスター・ユナイテッド移籍」「バルセロナ入団」のなかでは、3つめの可能性が最も薄いようです。スペインメディア「ムンド・デポルティーボ」が、エジルの代理人エルクト・ソグト氏が2週間以内に獲得の意志をはっきりさせるように迫ったと報じましたが、イングランドではプレミアリーグ内で決着するという話が主流です。「友人にユナイテッドにいくと語った(デイリー・メール)」「マンチェスター・ユナイテッドがエジルに希望額の週給30万ポンド(約4500万円)を払ってムヒタリアンを放出(デイリー・ミラー)」。10月には「友人」はアーセナル残留と聞いたとコメントしておりましたが、おそらく別な方なのでしょう。新しいオファーを用意したと伝えられているガナーズが、今季プレミアリーグで12試合2ゴール5アシストのプレーメイカーを口説き落とせるかといわれれば、「何ともいえない」としか答えようがありません。

「エンゾンジin、エジルout」となった際のガナーズは、どんな戦い方にシフトするのでしょうか。おもしろそうなのは、エンゾンジ、ジャカ、ラムジーの3センターとラカゼット、アレクシス・サンチェスの2トップで構成する3-5-2。あるいはアレクシス・サンチェス、ラカゼット、ウェルベックを前線に配する4-3-3です。3センターとなればジャック・ウィルシャーもより活かせるイメージがあり、2トップならジルーを先発で起用する機会を増やせるでしょう。3バックを継続するなら、コシールニーの後継者として期待できるCBを加え、WBにはベジェリンとポジション争いができる選手を迎えたいところです。

マタとムヒタリアンに期待し続けているマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、メスト・エジルという素晴らしいタレントが加わるといわれても気持ちの整理に時間がかかりそうですが、1月ビッグディールは成立するのでしょうか。トマ・レマル獲得とセットでアレクシス・サンチェスをマン・シティに売るという話もまだ消えてはいないようで、年明けから再開されるマーケットの主役はアーセナルとなりそうな雲行きです。私は「アーセナルのエジル」が好きなので、エンゾンジ獲得だけで終わってほしいのですが…。(スティーヴン・エンソンジ 写真著作者/Ronnie Macdonald)

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“エンゾンジ獲得合意、エジルはライバルクラブに移籍…実現すればアーセナルはどう変わる!?” への5件のフィードバック

  1. yuto より:

    ムヒタリアンは重要な試合が続いているにも関わらず、ベンチ外が続いているだけに放出の報道はここ数日で多くなっていますね。
    それに加えてユナイテッドにはエジルの要求されているサラリーが準備できて、信頼する指揮官がいるということで玉突きに移籍が成立することはただのゴシップではなく、有力な話ではないかと感じています。
    エジルのようなワールドクラスの選手が来ればチームの質を引き上げてくれることは容易に想像できますが、ムヒタリアンと同様にムラがあるタイプですし、年齢を考えるとペレイラを戻してきてもよさそうと考えたり・・・
    実現するのならばハイリスク・ハイリターンな移籍となりそうです。
    アーセナル寄りの話題ですがユナイテッド側から少し意見をさせていただきました。

  2. グーナーです より:

    アーセナルを好きになって以降、アーセナルは常に「ビッグクラブ」でした。
    若い選手を育て、時にビッグネームを連れてくる。
    それが当たり前だと思っていたのですが。。

    ファンペルシー以降だと個人的には思っているのですが、
    「クラブにいてほしい選手」はいなくなり、
    「来て欲しい選手」は来なくなる、
    そんなニュースが目立つような気がしてなりません。

    優勝から長く遠ざかっている以上、ある程度は仕方ないと分かってはいるのですが。。
    不安なのは、「クラブのヴィジョン」がよく分からないことです。
    CL出場を最低目標とするのか、プレミア制覇を本気で狙うのか、健全なクラブ運営を第一と考えるのか。

    エンゾンジがどれほど良いプレーヤーでも、エジルの代役という存在ではないと思います。
    エジルが去り、サンチェスも去り、カソルラの復活は奇跡が起きるのを待つしかないとなった場合、クラブはどのように改革を考えているのでしょうか。

    12月で一度もプレミアを勝てていないアーセナルを見ていて、どうにも落ち込んでいるようです。

    さあどうする。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    エンゾンジ獲得できたら面白いですね。今のアーセナルは純粋なアンカーがいないので。
    しかしエジルが抜けると間違いなくアーセナルは崩壊してしまうと思います。攻撃面だけでなく守備の動きでも重要な存在ですから。サンチェスはともかくエジルは残ってもらいたいものです。

  4. bu より:

    エンゾンジ悪くはないと思いますが年齢を考慮するとちょっと高いなと思います。
    ていうか中盤よりCBのほうが優先度高いんじゃないかな?

    他サポなので他人事ではありますがエジル、サンチェスが今季残ったとしてもCL圏獲得が難しそうなガナは移籍金が発生する冬に売却して来季に向けてチームを根底から立て直したほうがいいのではないかなと思いますね。

    —–
    サンチェスはモチベの問題もあるのか今年はムラがひどく
    特にここ数戦は穴になってる気もします。
    レマルを1月にとれてサンチェスを放出、エジル残留となれば多少は上向きそうなのですが
    そう上手くはいかないでしょうねぇ。
    ノースロンドンダービーやユナイテッド戦のサンチェスがいつもいてくれればなぁ

  5. シャーザー より:

    CBやボランチに目が行きがちで補強ポイントとしてあまり触れられないですが右WBも十分補強ポイントですよね~
    そもそも右WB1番手のチェンバレンがいなくなったことでレギュラーになれたベジェリンが相変わらずいいプレー見せれてない上に枚数が1枚減ったのに補強(補充)がされてない現状がおかしいですからね

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