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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター・ユナイテッドが獲得熱望と報じられたガレス・ベイル、移籍金は1億ポンド!?

「ザ・サン」が走っているだけなら、笑って読み飛ばすのですが、状況証拠が揃っているうえに「テレグラフ」まで書いているとなると、いろいろ考えてしまいます。ガレス・ベイルのプレミアリーグ復帰のお話です。狙っていると伝えられているのは、この時期のゴシップの主役になりやすいマンチェスター・ユナイテッド。「テレグラフ」によると、プレミアリーグ2位のクラブは、レアル・マドリードがトッテナムに支払った8900万ポンドを超える1億ポンド(約146億円)を払う用意があるとのこと。チャンピオンズリーグのリヴァプール戦で、絶品オーバーヘッドを決めたレフティは、試合後の会見で「スターターではなかったことに、がっかりした」「出場機会を得られないなら、今後について考えなければいけない」と語っています。

左サイドにはアレクシス・サンチェス、マルシアル、ラシュフォードがいるのに対して、右はマタとリンガード。報道が事実だとすれば、モウリーニョ監督は、右サイドに自ら仕掛けられるタレントを入れたいと考えているのだと思われます。ズラタンとルカクを獲って、最初の2シーズンを戦った堅守速攻派の監督は、つくづく「シャッ、シュッ、ズドン!」な選手が好きだなと微笑んでしまいますが、右サイドにはめるパーツとしてベイルが絶好なのは間違いありません。レアル・マドリードで過ごした5年で公式戦通算189試合88ゴール、ラ・リーガでは126試合70ゴールと得点力は申し分なし。ウェールズ代表では最前線に張ってカウンターを狙うことも多く、ミドルシュートやFKの正確さ、ボレーのうまさは、飛び道具に頼りたくなるシーンが多い赤い悪魔にうってつけです。

最大の問題は、ケガの多さでしょう。2月の「マルカ」に、25回の負傷で78試合欠場と報じられたデリケートな足は、レアル・マドリードで出場機会を失う理由にもなっています。トッテナム時代の最後の3シーズンは、プレミアリーグ99試合出場と問題なかったのですが、負傷が慢性化している筋肉はタイトなスケジュールを乗り切れるのでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドは、メディカルスタッフのクオリティが高いとはいえないチームだけに、28歳になったアタッカーが移籍金とギャランティに見合うパフォーマンスを見せてくれるのかが気になります。

「テレグラフ」は、ベイルのもうひとつの移籍先候補として、バイエルン・ミュンヘンの名前を挙げています。ドイツ王者の目論見は、34歳になったアリエン・ロッベンの後釜でしょう。イギリスメディアは、「バイエルンは、ベイルがプレミアリーグ復帰を望まないとみている」と報じていますが、いい換えれば「タイトルを獲れるクラブに行きたい」ということでしょうか。CLのラウンド16でセヴィージャに敗れたチームだけに、それを持ち出されると愛想笑いしかできないのですが…。お金の力だけでなく、「あそこでプレイしたい」という思いをもって来ていただくためには、フットボールクラブはすべからく強くなければいけませんね。…いえ、ベイルに弱いといわれたわけではありません。妄想が過ぎたようです。この移籍話は、今のところ状況証拠のみ。「BBC」は、ゴシップのコーナーで紹介しています。どうなることやら。落ち着いて続報を待ちましょう。

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