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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アルデルヴァイレルトとマルシアルは等価交換⁉ 商売上手なトッテナムに注目!

マンチェスター・ユナイテッドが、ポルトの19歳SBジオゴ・ダロトを獲得しました。「BBC」によると、移籍金は1900万ポンド(約28億1000万円)。先頃、ブラジル代表MFフレッジ獲得について、シャフタル・ドネツクと基本合意に至ったと発表したクラブは、早くも2人めの新戦力ゲットです。「彼の世代では、欧州最高のSB」とモウリーニョ監督が激賞するダロトの入団で、ダルミアンがクラブを離れるのは決定的となりました。「BBC」は、ダレイ・ブリントも退団する見通しと報道。噂のトビー・アルデルヴァイレルトも獲りにいくのでしょうか。プレミアリーグ屈指のCBが加われば、クリス・スモーリングやヴィクトル・リンデロフの立場が危うくなりそうです。

「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、アルデルヴァイレルト獲得には5500万ポンド(約81億4000万円)が必要と報じておりましたが、トッテナムが狙っているマン・ユナイテッドのアタッカーもほも同額です。「デイリー・メール」が伝えるマウリシオ・ポチェッティーノ監督のファーストチョイスは、アントニー・マルシアル。移籍金5800万ポンド(約85億8000万円)と聞くと、1月にアレクシス・サンチェスとムヒタリアンで成立したスワップ再び⁉と、さまざまな現地メディアの記事を読み込んでしまいます。

2015‐16シーズンのデッドラインデー。19歳までモナコに所属していたマルシアルが、マンチェスター・ユナイテッドに移籍すると聞いたときは寝耳に水でした。直前まで全くノーマーク。無名のドリブラー獲得に費やしたといわれる3600万ポンドは、当時の10代選手の史上最高額です。サポーターでさえも首をかしげた補強でしたが、入団発表の10日後にマルシアルは素晴らしい自己紹介を披露してくれました。交代出場だったリヴァプール戦で、シュクルテルを子ども扱いにする衝撃的なゴールをゲット。翌週のセインツ戦では2ゴールを決め、プレミアリーグ初年度から11ゴールの活躍でエースの座を射止めました。

ところが翌シーズン、ジョゼ・モウリーニョがクラブにやってくると、マルシアルの立場は一変します。ズラタン・イヴラヒモヴィッチの入団で、背番号9を明け渡したのが最初のストレス。開幕から5試合はスタメンでピッチに立ったものの、守備に関するオーダーが厳しい新指揮官の戦い方を消化できず、プレミアリーグ25試合4ゴールという不本意な数字でシーズンを終えました。2017-18シーズンは、途中出場のゲームでゴールを重ねて5節までに3発、14節には早くも6発。復活を印象づけるいいシーズンを過ごしていたのですが、アレクシス・サンチェスが入団すると出場機会が激減し、フィニッシュを決められなくなりました。プレミアリーグ30試合9ゴールのアタッカーは、監督からの信頼を感じられず、4月に契約延長を拒否しています。

1億ポンド(約148億円)の補強予算を準備しているといわれるトッテナムは、その6割を費やすマルシアルを獲るとなれば、主力の放出を検討することになるでしょう。1年経つと、2500万ポンドでクラブを出ていける契約があるアルデルヴァイレルトは、高値でさばく最後のチャンス。右サイドに強力なアタッカーを置きたいモウリーニョ監督も、ダブつき気味の左サイドを整理できるのは悪くない話です。両者の思惑は合致しており、移籍金もほぼイーブン。どちらかが持ちかければ、2つの話はひとつになって決着するかもしれません。マルシアルは大化けすると信じている私としては、プレミアリーグ最高レベルといえども6人めのCB獲得の見返りと聞くと、眉をひそめてしまうのですが…。胸騒ぎを抑えつつ、続報を待つことにいたしましょう。22歳と29歳、いやー。

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“アルデルヴァイレルトとマルシアルは等価交換⁉ 商売上手なトッテナムに注目!” への11件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    スパーズファンとしても正直複雑ですね。
    マルシャルが素晴らしい若手なのは分かりますが2列目となるとエリクセン、アリ、ソニー、ラメラ、ルーカス、一応シソコまでいます。個人的にはトビーが契約更新して留まってくれるのが1番です、モウリーニョのとこで守備の安定に貢献とかされたらたまりません……でもマルシャルは欲しいですねやっぱり笑

  2. ジェラード より:

    アルデルヴァイレルトってそんなに良いcbとは個人的に思えないんですよね
    快速アタッカーに振り切られる場面をよく目にしますし。
    cbに関してユナイテッドは今のメンバーで良いんじゃないんですかね

  3. スパーズファン より:

    トビーの代理人(父親)が面倒臭い上に、ダビンソンがいて、フォイスやキャメロンカータービッカースがいるのでどちらかを試して、もう一人左利きの若いCB(スウォンジーのモウソン辺り)を確保して、ここ何年かのトップターゲットだったマルシャルに行くってのは理解できる流れですね。
    ケインの控え問題で一番苦労しているので、サイドでもトップでも使えるマルシャルのようなフォワードはスパーズにとってベストな補強と言えますね。ユナイテッドで腐るくらいなら若手に魔法をかけるポチェッティーノの下でやってみてほしいと思います。

    ただ来年にタイトルを取りに行くならトビーが残らないとキツいだろって思ってしまうのが正直なところですね。

  4. スパーズファン より:

    ハリーケインに千切られるようなファンダイクもトビーが一流のセンターバックじゃなければ一流じゃないですね

  5. 不知火 より:

    アルデルヴィレルトがいいCBなのはわかるんですが、今年のシーズンは殆ど出場できてないのが気になります。
    それならクリバリとかとってほしいです。

  6. ジェラード より:

    ファンダイクも一流だとは思いませんよ

  7. フラッペ より:

    トビー欲しいですけど、レヴィの思惑通りは嫌ですしマルシャルは覚醒すると思うので、トビー+金銭=マルシャルをふっかけて欲しいです。
    多分決裂するので、ラングレ辺りが良いですね。
    クリバリは記事の額ならば高価過ぎますし……
    あと、ファンダイクとトビーが一流ではないなら
    ユナイテッドのCBは控えめに言っても三流ですよ。

  8. スパーズファン より:

    なら一流のCBって誰のことを指すんだろう(笑)
    私はファンダイクもトビーも両方一流のCBだと思いますが・・・
    ドライブもできますし、フィードも正確、ディフェンダーとしての読みも一流ですけど、このリヴァプールのファンと思われる人はどこを見ているのでしょうかね

  9. ホタ より:

    トビーの最たる強みは正確無比なロングフィードですので、これが無くなってしまうのはスパーズとしては攻撃面でマイナスが大きいです。

    守備面に関しては必ずしも変えが効かないプレーヤーではないと私は感じていますが、タイトルを狙うならば残ってもらわないと困る、しかし高値で売るなら今夏がラストチャンス…あの£25mのバイアウトが本当に厄介です笑

  10. makoto より:

    スパーズが強気になれる意味がわからないです。
    トビーがワールドクラスとはいえスペ体質、29歳、来年には2500万ポンドで買えるようになる選手ですからね。

    —–
    みなさま>
    ファン・ダイクは、タックル成功率、デュエル勝率など主要数字でコンパニを上回っており、一流と呼んでいい選手だと思います。アルデルヴァイレルトは、今季は負傷があって難しいシーズンでしたが、2年前に600分ノーファール&タックル成功率1位という記録を作っており、読みのいいワールドクラスだと思います。彼は前線へのフィードも素晴らしいですよね。

    この2年、スパーズとレッズの試合は全部見ており、いいCBかどうかぐらいはわかります(笑)。前半戦23失点だったレッズが後半戦で15まで減らしたのは、SBのポジショニングにもツッコミを入れ、ニアのクロスのコースを完璧に切るファン・ダイクの存在が大きかったと思います。読みのよさでSBをフォローしているトビーも含め、ひとりでチームのディフェンスを変えられる選手は、そう多くはありません。

  11. プレミアリーグ大好き! より:

    スパーズが強気になれるのはそれがレヴィだとしか言えない
    別に売らなくても問題はないですし

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