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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ウルグアイ敗退で決着間近!? ルーカス・トレイラとエンゾンジ、ガナーズに来るのはやはり…!

フランス、ベルギー、ロシア、クロアチア、スウェーデン、イングランド。FIFAワールドカップ2018ロシア大会も6ヵ国が残るのみとなり、戦いを終えた選手たちが続々と帰国しています。イギリスメディア「BBC」が、アーセナル移籍が噂されているウルグアイ代表MFルーカス・トレイラについて、「決定時期は、本人がロシアからロンドンに直行するのか、1度故郷に帰ってから戻ってくるのかによって変わる」と報じています。代理人とクラブとの交渉によって、移籍合意に漕ぎ着けている選手なら、メディカルチェックとサインを済ませてからオフシーズンに入るケースもあるでしょう。ビッグクラブが静かだったプレミアリーグの移籍市場も、いよいよ動き出すはずです。

さて、本日のお話は、4人めの獲得目前といわれているアーセナルの近況です。チェルシー、マンチェスター・シティ、トッテナムがひとりも決めていないなかで、プレミアリーグ6位からの巻き返しを図るクラブが独走態勢に入っています。直近では、「BBC」がルーカス・トレイラ、「スカイスポーツ」はスティーヴン・エンゾンジと、それぞれセントラルMFの獲得についてレポートしているのですが、興味深いのは、記事の具体性に大きな差があることです。

「BBC」は、「ガナーズはセリエAのカウンターパートと既に合意している」といい切った後、残されている手続きはメディカルチェックと契約書へのサインだと明言。ロンドン直行かウルグアイ経由かでタイミングは変わるとし、「この取引をもって主要なリクルートメントは終わる」とまでいっています。一方、「スカイスポーツ」のほうは、「ウナイ・エメリがエンゾンジをターゲットとしている」という見出しを立てながら、フランス代表のセントラルMFが新指揮官とセヴィージャで一緒だったというエピソードに触れるのみで、以後は選手の経歴の紹介に留まっています。

移籍金2600万ポンド(約38億2000万円)と金額まで示されている22歳は早晩決まり、ガナーズファンの29歳は、オファーに至っていないのでしょう。ユーヴェとの契約が満了となったSBリヒトシュタイナー、レヴァークーゼンで活躍していたGKベルント・レノ、ドルトムントで統率力を発揮していたパパスタソプーロスを押さえたクラブが、セントラルMFを2人も獲るでしょうか。さらなる補強候補として、ボカ・ジュニオールスのウインガー、クリスティアン・パヴォンやメキシコ代表FWロサーノの名前が挙がっており、「バルセロナのアンドレ・ゴメスを獲れたら、アーロン・ラムジーを出す可能性がある」とまでいわれているアーセナルが、もう1枚いくならアタッカーかCBなのではないかと思います。

サー・アレックス・ファーガソンが去った後に沈んだマンチェスター・ユナイテッドに対して、アーセン・ヴェンゲル在任中から2年連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃してしまったアーセナルは、オーバメヤンとムヒタリアンを引き入れた1月から、既に巻き返しのシナリオを描き始めているのだと思います。この夏は、大物獲得こそないものの、弱点を埋める人材を的確に獲っている印象です。エメリ監督がプレミアリーグでの戦い方を間違えなければ、2018-19シーズンは4位以内復帰もありえるのではないでしょうか。ピッチ狭しと走りまわるエンゾンジが加われば、さらに強くなるのではないかと未練を抱きつつ、サプライズに期待して今後の展開を見守っていこうと思います。(ルーカス・トレイラ 写真著作者/Светлана Бекетова)

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“ウルグアイ敗退で決着間近!? ルーカス・トレイラとエンゾンジ、ガナーズに来るのはやはり…!” への7件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ラムジーまでいなくなったら、さすがに泣きますね(笑)
    彼は残るべきだし、それをやったら、さすがにブッ壊し過ぎでエメリさんに不信感出ます。
    ラムジーを出さずに、エンゾンジも来るってのが最高ですけど、さすがに資金がそこまではないだろうなあ。
    若い選手だから今頑張って取りたいですけどね。

    —–
    補強順調で何よりです。
    ただ来季は四位争いで御の字ということをファンも忘れないで欲しいです

  2. まけれれ より:

    弱点の補強がバシバシ進むあたり隔世の感がありますね。
    トレイラは確保するとして、中盤や前線はエンケティア、ネルソン、ナイルズあたりを育てて欲しいですねー

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    ラムジー出してエンゾンジ取れるなら是非やってほしい
    エメリの指導で変わる可能性にかけるよりは大分分があると思う

  4. シャーザー より:

    非HG枠はトレイラにエンゾンジを入れると一杯になってしまいますが、HG枠はラムジーが抜けると逆に空きが2、3枠出来てしまいます。
    めぼしいHGの噂を全く聞かないので、ラムジー放出は延長交渉失敗以外にありえないかなあ、と。
    冬の移籍用に非HG枠も1枠開けておきたいですし。ELがあるので、登録選手が少ないと昨シーズンのチェルシーのようにやりくりに苦しみますし。

    —–
    非HG枠はトレイラにエンゾンジを入れると一杯になってしまいますが、HG枠はラムジーが抜けると逆に空きが2、3枠出来てしまいます。
    めぼしいHGの噂を全く聞かないので、ラムジー放出は延長交渉失敗以外にありえないかなあ、と。
    冬の移籍用に非HG枠も1枠開けておきたいですし。ELがあるので、登録選手が少ないと昨シーズンのチェルシーのようにやりくりに苦しみますし。

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    トレイラ以外に中盤補強するならラムジーの前にまずエルネニーを放出したほうがいいでしょう
    契約延長しましたが現状の彼はかなり序列が下なはずなので
    ラムジーも契約延長で高い給料を望むようなら放出も致し方ないかなと
    ウィルシャーのようにフリーで放出するのが一番もったいないので

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    パボンはボカじゃないでしょうか

  6. ロイス より:

    恐らく今季のプレミアはシティとアーセナルでタイトルを争うでしょう

  7. makoto より:

    みなさま>
    エンゾンジ、いいですよね。4-3-3ならほしい人材です。ラムジーは軸として考えているようなので、獲るとすれば「コクランとウィルシャーの穴が埋まった」と捉えればいいのではないでしょうか。予算的にはルーカス・ペレスやジョエル・キャンベル売却で一定リカバーとするのでは?と思います。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    ボカですね。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

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