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CR7のユーヴェ移籍でドミノが発生!? 「スカイスポーツ」が描く壮大なスペクタクルを追跡!

Cristiano Ronaldo to Juventus: The potential domino effect on the Premier League transfer market(クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスへ:プレミアリーグの移籍市場における潜在的なドミノ効果)」。イギリスメディア「スカイスポーツ」が遊んでいます。トータル5000字という長い記事は、CR7のイタリア行きが起爆剤となって、プレミアリーグのビッグクラブに壮大なドミノ倒しが起こると予想(妄想⁉)しているのですが、これがなかなかおもしろい!最終的な着地は「ウィリアンがマンチェスター・ユナイテッドへ」と、いかにもありそうなディールではあるものの、そこに至るまでの連鎖はなかなかのスペクタクルです。トップを飾るのは、プレミアリーグファンの大半がお察しであろうエデン・アザール。「スカイスポーツやナショナルニューズペーパーのレポートに基づいた仮説」と但し書きしたストーリーを、順を追って見てみましょう。

バロンドール5回のスターに、1億500万ポンド(約156億5000万円)というタグを付けてユーヴェに売ったレアル・マドリードは、アザール獲得のために2億ポンド(約298億円)を用意しているようです。「スカイスポーツ」は、エースを失うチェルシーが、この大金をマウリツィオ・サッリ監督がご執心の選手に投入するとしています。ラツィオでセリエA35試合12ゴールという数字を残したセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチは、イタリアメディア「コリエレ・デロ・スポルト」が1億1500万ポンド(約171億円)と報じた高額案件。マンチェスター・ユナイテッドと移籍合意報道があった23歳のMFに、直近になってチェルシーが手を挙げているといわれています。

ミリンコヴィッチ=サヴィッチがいなくなるラツィオが、後釜をプレミアリーグから調達するというのが次のドミノです。契約期間が残り1年となっても、延長の動きがないアーロン・ラムジー。直近5シーズンのプレミアリーグで30試合以上に出場したのは1回と、負傷が多い選手ではありますが、後方からの攻め上がりは依然として魅力です。アーセナルとしては、ウェールズ代表の離脱は激痛ですが、いなくなることが決まればバルセロナで出番を減らしているアンドレ・ゴメスを狙う可能性大。「インディペンデント」が報じたポルトガル代表MFの移籍金3000万ポンド(約44億7000万円)は、ラムジーでゲットする額とプラスマイナスゼロぐらいの相場でしょうか。

アンドレ・ゴメスとパウリーニョの売却益が7400万ポンドとなるバルセロナは、チェルシーのエンゴロ・カンテを獲得し、カンテの役割をジョルジーニョとバカヨコにまかせるチェルシーは、「テレグラフ」が伝えていたジャック・グリーリッシュ獲りに本腰を入れることになります。ヴィラのアタッカーを争うロンドンダービーに敗れたトッテナムは、マンチェスター・ユナイテッドのマルシアルにターゲットを絞り、左のサイドアタッカーを売ったモウリーニョ監督は、手薄な右サイドにウィリアンを入れる…と、ここが「スカイスポーツ」が辿り着いたゴールです。

最も出番が多いチェルシーは、アザール、カンテ、ウィリアンを放出し、ミリンコヴィッチ=サヴィッチとグリーリッシュを手に入れることになりますが、戦力的な収支は明らかにマイナスです。そこで、私からの提案なのですが、最後はウィリアンではなく「マンチェスター・ユナイテッドがガレス・ベイルを獲得して、そこからドミノがもう1周…」としてはいかがでしょうか。態度を保留しているウェールズのエースが動く可能性はゼロとはいえず、オチとしてはこのほうがきれいでしょう。この話に組み込まれたビッグディールは、いずれもイギリスメディアがこの夏報じたゴシップですが、実際にはいくつのお話が成立するでしょうか。デッドラインデーまで24日しかないプレミアリーグではありながら、3つぐらいは実現してもおかしくありませんが、果たして…!

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“CR7のユーヴェ移籍でドミノが発生!? 「スカイスポーツ」が描く壮大なスペクタクルを追跡!” への6件のフィードバック

  1. ちぇるちぇる より:

    アザールとカンテ両放出なんて普通に考えたらするはずがないですが、確実にないといいきれない今夏の雰囲気がありますよね。チェルシーファンとしてはやっとサッリとジョルジーニョが決まったばかりなのに胃が痛いです。ウィリアン…ユナイテッドにこれ以上戦力提供するのは勘弁してほしいです笑

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    え!?2億ポンド!?
    アザールが次世代を担うスーパースターであることは確かですが、まさかネイマール以上の値札が貼られるとは思いませんでした。
    流石に2億ポンドなんて積まれたらその資金で大半の選手は補強出来ますし、私は大いにアリなんじゃないかなと思います。W杯の活躍で価値が更に高騰しているであろう今のうちに手放すのが得策でしょう。
    問題はリアルで替えのきかないカンテですけど…

  3. だしまる より:

    本当にロナウドがユベントスに行くとは、参りました。今年も何が起きるか分かりません。アザール&クルトワのスペイン行き。ウィリアンもユナイテッドかスペイン行きの噂がある中。プレミアもスターを獲得して、リーグを盛り上げないといけません。

    ベイルやチアゴ・アルカンタラ、ディバラを狙ってほしいもの。ともあれ、チェルシー&マンUの動きに興味津々です。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    これの記事ネタを書いたスカイの記者さん、これを楽しんで書いたろうなーって感じですね(笑)
    外れてもさほど文句言われないし、当たったらホラな!って言えるしで、マニアの居酒屋トークかよってノリですね。
    何にしても、例年より激しい動きはありそうな気がします。
    我がアーセナルは気掛かりなラムジー案件ですが、私としてはラムジーが、エメリ監督の値踏みをしてから移籍交渉を始めたいだけだと思うので、チームのムード次第かなと。
    去年ギリギリまでサンチェスで揉めたストレスがあるので、早いとこ決めて欲しいですけど。
    スパーズがマルシアル獲得は嫌なネタだなあ、これは潰れてほしい話ですね。
    マドリーがベイル放出したら、ドミノは起きそうですねー(笑)
    でも、ベイルとアザール、なんか相性よさそうな気がします。
    仲は良くならないかもしれないけど。

    —–
    カンテの放出を許す訳ないだろ
    他の誰を差し置いても

  5. タムコップ より:

    W杯終わりの夏らしい豪快なディール連発の先陣をまさかロナウドが切るとは思ってませんでしたが、これを皮切りに、ということであれば最早なにが起こっても驚かないというのが正直なとこですね。
    問題は、「ロナウドの次にどの"コマ"が決まるか?」
    かと。
    アザール周辺にその匂いがプンプンしますが果たして…!

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    プレミアリーグのためにも、アザール、カンテには残ってもらいたいですが、難しそうですね

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