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移籍金は350万ポンド!? 元代表GKジョー・ハートがマン・シティからバーンリーに完全移籍!

プレミアリーグ出場321試合、イングランド代表75試合の守護神が、12年在籍したマンチェスター・シティを離れることになりました。最近2シーズンは、トリノとウェストハムでプレイしていたジョー・ハート。昨日発表されたバーンリー移籍は、今までとは違う片道切符です。移籍金は350万ポンド(約5億円)、契約期間は2年。長年ショットストッパーとしては評価されていたものの、ボールを足で扱うのがうまいとはいえず、近年は左手側に飛んでくるシュートに対するミスが増えていました。ユーロ2016のウェールズ戦で、ガレス・ベイルのFKを弾ききれなかったシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか。

フィールドプレーヤーと同等のテクニックを要求するペップ・グアルディオラは、ブラボやエデルソンをチョイス。2016-17シーズンにレンタル移籍したトリノでは、ウルバート・カイロ会長に「ミスが多すぎる」と非難されました。ウェストハムでプレイすることになった昨季は勝負のシーズンでしたが、プレミアリーグ出場は19試合に留まりました。ビリッチ監督解任の後を受け、11月から指揮を執ったデヴィッド・モイーズ監督は、就任して間もなくレギュラーGKをアドリアンにスイッチ。大敗が目立った終盤戦で、5試合ほどジョー・ハートを起用しましたが、35節のアーセナル戦で4失点した後はチャンスを得られませんでした。

昨季プレミアリーグで7位に食い込んだ堅守バーンリーには、ワールドカップロシア大会のイングランド代表に選ばれたニック・ポープと、ベテランのトム・ヒートンがおりますが、EL予選のアバディーン戦でポープが肩を負傷して長期離脱。ヒートンもふくらはぎを痛めており、控えには元マンチェスター・ユナイテッドのリンデゴーアしかいなくなっていました。ショーン・ダイク監督と経営陣は、34試合のデンマーク人のみでプレミアリーグとヨーロッパリーグは乗り切れないと判断したのでしょう。

イングランド代表が2人いるのに、さらにイングランド代表を連れてくるあたりは、さすが「応援するクラブ以外で好きなクラブNo.1」。守備のキーマンは全員国産のバーンリーは、マン・シティであぶれてしまったイングランド人をゲットするのに躊躇はなかったのではないでしょうか。2010年代前半の代表チームを支えた守護神は、まだ31歳。安定感抜群のセービングを見せるポープが復帰すれば、熾烈なレギュラー争いが繰り広げられることになりそうですが、350万ポンドの新GKは今季プレミリーグで最後までゴールマウスを死守することができるでしょうか。開幕戦の相手は、この夏マンチェスター・シティから移籍したGKアンガス・ガンがいるサウサンプトンです。

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“移籍金は350万ポンド!? 元代表GKジョー・ハートがマン・シティからバーンリーに完全移籍!” への1件のコメント

  1. シティふぁん より:

    ペップが来てGK含めてどの選手も攻撃と守備に貢献でなければならなくなりました
    ハート退団は避けられないと思ってましたが寂しいですね
    1人息を吐いたバルサ戦のスーパーセーブ連発は忘れられない思い出です

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