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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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バカヨコはミラン移籍、ウィリアン残留、2億ポンドオファーと騒がれたアザールは…!?

レアル・マドリードが、エデンアザール獲得に向けて2億ポンド(約282億円)の巨額オファーを準備しているという報道がありました。煽っているのは「エクスプレス」ですが、さすがにこれは無理筋でしょう。7月末に獲得断念と報じられたクラブが、プレミアリーグのトランスファーマーケットが締まってから、わざわざ再チャレンジしてくるとは思えません。マウリツィオ・サッリ監督は「不可能だ」と完全否定。プレミアリーグ開幕節のハダースフィールド戦で、鮮やかなアシストを決めたチェルシーの10番は、来年の春までは青いユニフォームでプレイするものと思われます。

指揮官とエースはコミュニケーションを密にしているようで、「アザールはここにいることをハッピーと感じていると思う」とコメント。「fun football(楽しいサッカー」を掲げた新しい指揮官は、選手たちのモチベーションを確実に高めているようです。「BBC」は、「イブニングスタンダード」のインタビューに応えたウィリアンの言葉を紹介しています。

「監督は、自分たち自身がピッチで楽しまないとといってくれている。今、楽しんでいるかといわれれば、そう思うよ。われわれには、アザールやペドロのようにクオリティの高い選手がたくさんいる。彼らも、そうしたがっているだろう」

コンテ監督が解任されなかったら、クラブに残ったかと問われたウィリアンは、きっぱりと「No chance. No.」。昨季プレミアリーグで36試合6ゴールのアタッカーは、コンテ体制の2年間で途中出場が格段に増えたことにストレスを溜めていたのでしょう。「チェルシーのためにプレイしたいから、ここにいるんだ。出ていくのは、チェルシーが放出したくなったときだけだね」。バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドに移籍すると騒がれたブラジル代表MFもまた、チームに残って戦うと腹をくくっているようです。

クルトワの代役としてケパを押さえたチェルシーは、噂されていた主力の大量流出を回避できそうですが、ジョルジーニョの入団やロス・バークリーの復活で余剰戦力となったティエムエ・バカヨコだけは、買い取りオプション付きのレンタルでACミランに移籍することになりました。セントラルMFのレンタル料は450万ポンド(約6億3000万円)で、譲渡額は3100万ポンド(約44億円)。モナコから獲得した際に4000万ポンドを支払っていますが、プレミアリーグで1年プレイしたことを考慮すれば、損失はゼロといっていいでしょう。

「誰が観ても楽しめるサッリ監督のサッカーに恋している」とまでいっているダヴィド・ルイスをはじめ、エメルソン、ロス・バークリー、ジルー、ロフタス=チークなど昨季の貢献度が低い選手たちが活躍すれば、プレミアリーグ5位からのジャンプアップは充分可能です。サッリ監督率いる新しいチームは、やはり侮れません。

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“バカヨコはミラン移籍、ウィリアン残留、2億ポンドオファーと騒がれたアザールは…!?” への1件のコメント

  1. C より:

    ハダースフィールド戦で時折見せた、チェルシーらしからぬ小気味よいパス回しは今後に期待が持てます。
    バークリーにも期待大です。エヴァートン時代の彼はまだまだこんなもんじゃないはずなので、とりあえず記録に残る結果の出し方で自信を付けて欲しいです。
    アザールは契約まではチェルシーに残ってくれそうですね。チェルシーにいるといつも笑顔で心の底から居心地が良さそうなので、チームを出ていく理由は特に無いと思いますが…

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