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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リシャルリソン、マネ、ポグバ、カンテ…開幕戦ゴールを決めたキーマンたちに注目!

プレミアリーグ開幕節で2発を叩き込んだのは、エヴァートンの新戦力リシャルリソン、リヴァプールの新しい10番サディオ・マネ、ワトフォードのロベルト・ペレイラ。いずれも左サイドに張ったアタッカーで、トータル6発はすべて右足で放った文句なしのビューティフルゴールでした。2017年の夏にワトフォードに移籍したリシャルリソンは、12節までに5ゴールをゲットしながらも、その後失速。プレミアリーグ38試合5ゴールという数字には、満足していないでしょう。前半戦の指揮官だったマルコ・シウヴァ監督がエヴァートンに招聘されると、21歳のブラジル人ドリブラーは移籍金3500万ポンド(約49億3000万円)で引き抜かれました。

ウルヴス戦では、17分に自らが倒されて得たFKを冷静に押し込み、同点にされた後の67分には、ボックスの左隅から美しいコントロールショットを右のサイドネットに流し込みました。ジャギエルカの退場で10人になったチームは、ヒメネスにヘディングシュートを許して2-2のドロー発進となりましたが、左サイドをドリブルで蹂躙するリシャルリソンは、昨季の2~3倍のシュートを決めてくれるのではないかと期待しています。

サラーやフィルミーノとのコンビネーションは、今季もライバルクラブに怖れられるでしょう。前半終了間際にミルナーの折り返しを右足で合わせたマネは、53分に最終ラインの裏でフィルミーノのスルーパスを受け、ゴール左に2点めを叩き込みました。2014年にサウサンプトンに入団してから、4シーズン連続でプレミアリーグ2ケタゴールを記録しているセネガル代表FWは、ナビ・ケイタという強力な援軍を得ました。ケガさえなければ、自己ベストの13発を更新するのではないでしょうか。リヴァプ―ルが悲願のプレミアリーグ制覇に届くには、自在に動ける10番の活躍が必須条件です。

2年前にユーヴェから来たロベルト・ペレイラも、3年めの今季は勝負の年。プレミアリーグ14位に終わったワトフォードをTOP10に引き上げ、強豪クラブに移籍する足掛かりを築きたいところです。開幕戦でゴールを決めたキーマンといえば、モハメド・サラー…は今さら騒ぐまでもありませんが、ポール・ポグバ、エンゴロ・カンテの名前も挙げたいと思います。オールド・トラフォードにレスターを迎えたフライデーナイトの一戦で、キャプテンマークを巻いて登場したポグバは、気迫のこもったプレイを見せてくれました。タイミングも球質も絶妙なロングフィードは、プレミアリーグNo.1を争う正確さ。この日はPK1発でしたが、彼がゴールに絡むシーンが増えれば、クラブの順位はおのずと上がるはずです。噂されているモウリーニョ監督との確執は、クオリティの高さを見せつけることで解決していただければと祈っています。

ジョルジーニョの加入で、前線に上がる機会が増えたチェルシーの7番は、以前はトップ下としてプレイしていたことを思い出させてくれるでしょう。なかなかシュートが打てず、苦しい展開を強いられていたなかでの先制ボレーは、コミュニティシールドに敗れて不安を抱えていたサッリ新監督のチームにとって、とてつもなく大きかったのではないでしょうか。2018-19シーズンは、サッリの美しいサッカーのなかで、カンテの攻撃センスがどう活かされるかにも注目したいと思います。

ビッグ6のセンターフォワードがノーゴールだったプレミアリーグ第1節ですが、今週末は得点王争いの本命たちが目を覚ますでしょうか。ハリー・ケインのスパーズはフラムとのロンドンダービー、アグエロを擁するマン・シティはハダースフィールドとのホームゲームです。

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