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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ハダースフィールドってホントですか⁉ レスターで出番を失った岡崎慎司に移籍の噂!

2015年の夏にレスターに入団して以来、プレミアリーグ出場試合数は36、30、27、13。入団初年度にジェイミー・ヴァーディーとのコンビでプレミアリーグ制覇に貢献した岡崎慎司は、年を追うごとに途中出場が増えており、2018-19シーズンの先発は1試合しかありません。13節のブライトン戦で70分のプレイ時間を得たストライカーが、途中出場の12試合で15分以上ピッチにいたのはアーセナル戦とフラム戦のみ。ゴールがほしい場面でスーパーサブとして使われるわけではなく、どうしようもなくなった試合の3枚めか、リードを守って逃げ切りたいときのチェイシング要員です。最下位に沈むハダースフィールドが獲得をもくろんでいるとすれば、ゴールを求められていないベテランストライカーの窮状をチャンスと捉えたからでしょう。地元メディア「レスター・マーキュリー」と「スカイスポーツ」が、奇跡の優勝を成し遂げた主力メンバーにアプローチしているクラブがあると報じています。

レスターの直近3年間は、岡崎慎司の外し方を模索しているかのようでした。カウンター一辺倒のフットボールからの脱却。ジェイミー・ヴァーディーのフィニッシュの精度と、単独で持ち込めるマフレズを頼りに少人数で攻めていたチームは、左右にボールを散らせるトップ下か、エースとは違うアプローチでゴールに迫れるセカンドストライカーが必要と考えたのでしょう。ヴァーディーと中盤のつなぎ役を果たし、プレスも効果的だった岡崎慎司は、パサーとしてのセンスがあるわけではなく、シーズン10発を決めるほどの得点力もないのが悩ましかったのだと思われます。

何人のストライカーが、サポーターをがっかりさせて去っていったことか。アーメド・ムサはプレミアリーグの水に慣れず、イスラム・スリマニは戦術に合わず、フセニ・ディアドラはゴールを決められず。マンチェスター・シティから鳴り物入りで入団したケレチ・イヘアナチョは、自分のストロングポイントを忘れてしまったかのように伸び悩みました。昨季までは「オカザキを使え」と執拗に主張していた「レスター・マーキュリー」ですが、2018年の夏にノリッジから来たジェームズ・マディソンを見て観念したようです。プレミアリーグ19試合5ゴール3アシストという数字を残した若きプレーメイカーの登場で、岡崎問題…いや、ヴァーディーの相棒問題はすっかり収束したように見えます。「2022年にカタールでワールドカップに出たい」「ヨーロッパのクラブでプレイし続けたい」と語った32歳の日本代表が、次なる活躍の場を探すべき状況に置かれているのは間違いありません。

5人のFWがトータル1ゴールしか決めていないハダースフィールドなら、レギュラーポジションを獲得できそうではありますが、来季はチャンピオンシップでプレイすることになる可能性大。であればイングランドにこだわらず、ドイツ、フランス、オランダなどのクラブと話したほうがいいのではないかと思います。ハダースフィールドのワグナー監督は沈黙を貫いていますが、岡崎の移籍は成立するのでしょうか。彼の将来を考えれば海外推しですが、プレミアリーグファンとして盛り上がるのは、ハダースフィールドやカーディフなど前線が弱い下位クラブです。いずれにしても「レスター・マーキュリー」の続報待ちですね。どうなるか、見てみましょう。

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