控えGK、快足アタッカー…毎年恒例★リヴァプールのロケットスタート補強がいよいよ始まる⁉
「多くのチームのスカウトが近づいてきており、何人かはウグルカンのプレイを実際にチェックしていた。リール、シャルケ…リヴァプールの関係者とも連絡を取り合っている。正式なオファーはまだだけどね」
プレミアリーグで出番がなく、退団するといわれているシモン・ミニョレの後釜として目をつけているのでしょう。本日のFAカップで国内トレブルにチャレンジするマンチェスター・シティは、フェルナンジーニョやコンパニ、ダヴィド・シルヴァの衰えを懸念して大型補強を敢行すると伝えられていますが、レッズはさほど費用をかけず、弱点補強に徹するものと思われます。クロップ監督が3月に語った言葉を、あらためて確認しておきましょう。
「われわれの動きについて、詳細に語りたくはないが、今のチームに大金を費やす必要があるとは思っていない。しばらくはグループの連携を強固にして、進化させればいい。過去10年、リヴァプールが抱えていた課題は、いいチームを創り上げてもシーズンが終わると選手たちが世界中に散り散りになってしまったことだ。今はそんなことは起こらないと確信している」
引き抜かれる可能性がある主力は、レアル・マドリードのジダン監督が獲得を熱望しているといわれるサディオ・マネぐらいでしょうか。何しろ今のリヴァプールは、世界最強クラブのひとつです。証拠を求められたら、「欧州の主要リーグにおける最少敗戦チーム」「バイエルンにアウェイで1-3、バルセロナに4-0で勝って2年連続のCLファイナル進出」という2つの事実を挙げるだけで充分でしょう。ペップ・グアルディオラを震え上がらせたチームに、1億ポンドを超えるような選手を加える必要はありません。
ユルゲン・クロップとマイケル・エドワーズが補強に走るとすれば、アリソン、ロバートソン、フィルミーノのバックアッパーと、攻撃に変化をもたらすことができるアタッカーでしょう。「デイリー・メール」が報じたリヨンFWメンフィス・デパイは、おもしろい存在になるかもしれません。今季リーグアンで34試合8ゴールの快足アタッカーをチェックすべく、36節のマルセイユ戦にスカウトを送り込んだとのこと。マンチェスター・ユナイテッドではプレミアリーグ33試合2ゴールと空回りしてしまいましたが、クロップ監督の前線なら、ぴったりはまる匂いが漂ってきます。
テクニックとスピードは合格点のオランダ代表に、懸念があるとすればキャラでしょう。「ペルーの笛吹き」といじられたファッション、ラッパーデビューなどフットボール以外の話題が多いデパイは、成長意欲が高くてマジメな選手を獲ってきたレッズの最終面接で落とされてしまうかもしれません。2年めのナビ・ケイタ、シーズンを棒に振ったチェンバレン、重要なシーンでゴールを決めてくれたオリギらの躍進に期待しつつ、「スタリッジよりも戦術的にフィットし、性格がいいセンターフォワード」に特化するという手もあると思われます。
何人獲るのか、誰を獲るのか。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの決勝に向かって気分を高めつつ、逆サイドで強者たちの移籍関連ニュースを愉しませていただこうと思います。メンフィス・デパイよりも、1年前に破談になってしまったナビル・フェキルのほうが、キャプテンシーも頼りにできるのでベターかもしれませんね…。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新ご苦労様です。
メンバー補充は、静かなオフシーズンとなるそうな気配です。個人的にフェキルは未だに追い続けてますが、デパイは違うかなと思う次第です。気になるところはマネでしょうか。まあ残ると思いますが。