イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグのビッグクラブが軒並み注目…ジェームズ・マディソンはどこへ行く!?

やはり彼は、この夏の目玉商品になりそうです。レスターで大ブレイクした22歳のMFジェームズ・マディソン。2014年11月にリーグ1(3部相当)のコベントリーとプロ契約を交わしたマディソンは、2016年の夏にノリッジに移籍しました。初年度はスコットランドのアバディーンにローン移籍となり、2年めの2017-18シーズンにチャンピオンシップで44試合14ゴールと活躍。昨夏、レスターに入団してプレミアリーグデビューを果たすという順調なステップを踏んでいます。

レスターがノリッジに支払った移籍金は2000万ポンド(約28億円)。若いながらも期待が高かったことが窺えますが、プレミアリーグ36試合7ゴール7アシストは、クラブが望むレベルを大きく上回ったのではないでしょうか。ジェイミー・ヴァーディーの相棒だった岡崎慎司は、完全にポジションを奪われました。最大の魅力は、ボールタッチの柔らかさと判断スピードの速さです。トラップから次のプレイに移るのが速く、相手のタイミングを外すシュートや意外性のあるパスは、フィジカルに長けたプレミアリーグのCBたちを翻弄し続けました。

トランスファーマーケットがオープンになると、ビッグクラブはこぞってマディソン獲得に動き出したようです。「デイリー・スター」は、マンチェスター勢とリヴァプール、トッテナムが6000万ポンド(約82億円)以上という条件で争う見通しと報じています。マン・ユナイテッドにとってはファン・マタの穴を埋める存在、マン・シティは33歳になったダヴィド・シルヴァの後継者。トッテナムはエリクセン退団というアクシデントに備え、リヴァプールは4-2-3-1の際にサラーの背後に置きたいのでしょう。

トップ下を主戦場とするマディソンですが、冬のマーケットでティーレマンスが加わってからはサイドにまわることも多く、正確なクロスでチームを勝利に導いています。マタやエリクセン、ダヴィド・シルヴァの後釜探しに奔走するチームにとっては垂涎の的。レスターは「Not for sale」を強調していますが、6000万ポンドを超える高額オファーがあれば、売却に傾くといわれています。今年は、イングランド代表で新たな1歩を踏み出すのではないでしょうか。札束を積み上げるバトルになりそうな雰囲気が漂っていますが、名前が挙がったビッグクラブは、他の候補にスイッチする目処が立たない限りは簡単に降りないでしょう。

出場機会を増やしたいならマンチェスター・ユナイテッドかトッテナム、タイトルとレベルアップを求めるならマンチェスター・シティかリヴァプールといった構図でしょうか。「トップ下を務められるイングランド人」という希少価値は、移籍金が高騰する妥当な理由に聞こえます。レスターからゴーサインが出たとき、ジェームズ・マディソンはどのクラブを選ぶのでしょうか。指揮官の若手育成力に定評があり、レギュラーの層が薄く、チャンピオンズリーグに出場できて外野が騒ぐこともないスパーズがいいのではないかと思うのですが…。いずれにしても、正式なオファーが提示されたというニュースが届いてからのお話ですね。引き続き、要チェックです。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグのビッグクラブが軒並み注目…ジェームズ・マディソンはどこへ行く!?” への2件のフィードバック

  1. より:

    レスターサポとしては残って欲しいですしそもそも今年は出て行くことはないと思ってます
    マディソンに限らないですがチルウェル マグワイア然りいずれ居なくなるのは分かっていますが、出て行くにしても後1、2年レスターでやってからの方がいいんじゃないかなぁという気もします

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    レスターファンの方からはエンディディってどういう評価されてるんだろう

コメントを残す