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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

札束攻勢が目立つマンチェスター・ユナイテッド…最重要ポジションはココですよね!?

「レスターのCBハリー・マグワイアに8000万ポンド(約110億円)」「クリスタル・パレスは右SBワン=ビサカを5000万ポンド以下では売らない」「ダヴィド・デ・ヘアにプレミアリーグ最高額のサラリーをオファー」。マンチェスター・ユナイテッドが絡むニュースを見るたびに、心拍数が上がります。プレミアリーグで6位に終わり、ヨーロッパリーグにまわったため、ワールドクラスの争奪戦で負けても仕方がないと諦めがつくのですが、それにしても金、金、金…。現地メディアが煽り気味に書いていることを割引しても、話題になっている選手の移籍金やサラリーが高すぎます

「デイリー・メール」が、「マンチェスター・シティのマグワイアへの評価は5000万ポンド」と書いているのを見ると、アレクシス・サンチェスの悪夢が甦ります。2018年1月、ヘンリク・ムヒタリアンとのスワップで獲得した7番にプレミアリーグ最高額のサラリーを支払ったときも、マン・シティが法外な金額を見て引いたと報じられました。アーセナルのエースが不振に陥った理由のひとつに、高すぎる給与が生んだメディアからの外圧と、ロッカールームの軋轢があったのではないかと思われます。社交的とはいえないアレクシスはチーム内で孤立し、「ズラタン・イブラヒモヴィッチは、毎日コーヒーに付き合ってくれる」とこぼしていました。

ひとたび払ってしまった高額サラリーの余波は、悩めるアタッカーのパフォーマンス以外にも及んだのではないでしょうか。エレーラの退団やデ・ヘアの契約延長交渉のもつれは、チーム内の相場観の崩壊が招いた傷跡のように映ります。デ・ヘアにはぜひとも残ってほしいのですが、アレクシスを上回るサラリーを出せば、ポグバの代理人ミーノ・ライオラの要求額を上げてしまうかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドは、どこかで愚行の環を断ち切る必要があるでしょう。

マグワイアはファン・ダイクより上か?既に実績があったカイル・ウォーカーより多額の移籍金をワン=ビサカに積むのか?今やプレミアリーグNo.1ともいわれるアンディ・ロバートソンを800万ポンドで連れてきたリヴァプールや、2200万ポンドのルーカス・モウラがCLファイナル進出を決める逆転劇をもたらしたスパーズから学ばなければなりません。2500万ポンドで獲ったメンフィス・デパイを半額以下でリヨンに売ったこと、5200万ポンドを投資したフレッジがプレミアリーグ先発13試合に留まったことを検証していれば、出来上がった選手にむやみに移籍金を積むリスクに思い当たるはずです。

アリソンやファン・ダイク、オーバメヤン、ラポルテのように高い移籍金に見合った活躍をしている選手ももちろんいるので、腹をくくって獲りにいくならいいと思います。私が最も懸念しているのは、マグワイアにいつの間にかクリバリと同じような値札がついていたりすることです。負傷のリスクがあると判断したフェキルの値段をシビアに見極めているマイケル・エドワーズや、昨夏にルーカス・トレイラとグエンドゥジをお手頃価格で決めたスヴェン・ミスリンタートらを見るにつけ、最初の補強はCBでもSBでもなくスポーツディレクターなのでは?といいたくなります。

そういえば、5月にこんなことをブログに書いている方がいました。「リオやフレッチャーの名前が出ているけど、なぜ自分を呼ばないんだ?スポーツマネジメント(コーチングバッジ)の学位を持ってるのに」。ディミタル・ベルバトフ、「レボリューションX」という映画に出演した役者さんです。「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、「最近は映画スターのイメージがあるけど、悪くないかもしれない。やっかいな話があっても、グレイザーズやウッドワードに近づけるし、スールシャールを隠して矢面に立つことも躊躇しない」と評価しておりますが…やはりダレン・フレッチャーでしょうか。いずれも経験が浅い指揮官と初仕事のSDという組み合わせになるのが気になるものの、今よりはよくなるような気がしてなりません。

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“札束攻勢が目立つマンチェスター・ユナイテッド…最重要ポジションはココですよね!?” への4件のフィードバック

  1. アイク より:

    更新ありがとうございます。
    なるほどです。結果の責任を問われないなら、有名選手をお金で連れてくるだけでSDは「仕事した」ことになってしまいます。
    しかしズラタン、いいヤツですね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    CL権もないので札束で引っ張ったくしかないのはしょうがないでしょう。昔みたいにファーガソンが呼べば誰でも来るクラブじゃありません。と言うかわざわざ来たい選手も数えるほどしかいないでしょう。 ただ移籍金は別にいいですがサラリーは注意を払わないといけませんね。選手間の不和につながることもあるので。
    ただSDはつけてくれ ウッドワードは正直経済には強くてずっとユナイテッドに利益をもたらしてるけどチームを強くするのに向いてるとは思えない まあだけどグレイザーからすれば利益さえでればいいわけだからつけないんだだからつけないんだろうなあ

  3. ペップの街 より:

    ベルバトフ俳優やってるんですか(笑&驚)確かに現役時代から濃いフェイスの中に狂気も垣間見えて、性格俳優とかピッタリですね。
    Makotoさんご指摘の通りまずはスポーツダイレクターも含めて体制を固める必要があります。

  4. 興味深い記事ありがとうございました。
    僕的にマンUに必要なのは、あるフォワード選手だと思います。サウサンプトンFWのエルユネシ選手です。

    なぜかと言うと現マンU監督のスーラシャル監督は過去ノルウェーのモルデFKを指揮していました。エルユネシ選手もスーラシャル監督とあまり被る時間は少なかったですが、モルデFK出身です。
    元同じサッカーチームの監督と選手ならば戦術などが噛み合うのではないでしょうか。

    まあエルユネシに限らずそういう戦術が噛み合う選手を見つけるのもSDの仕事なんですけどね笑
    素人の意見ですみません。
    僕もブログやってるので是非見てみて下さい

    http://sportsweekly.livedoor.blog/archives/19037969.html

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