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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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最終着地は5000万ポンド!21歳SBワン=ビサカ、マンチェスター・ユナイテッド入団決定!

「WAN-BISSAKA SIGNS FOR UNITED」。マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトが、トップページのファーストビューを目いっぱい使って期待のニューフェイスの到来を歓迎しています。アーロン・ワン=ビサカ。移籍金5000万ポンドは、ポグバ、ルカク、ディ・マリア、フレッジに次ぐクラブ史上5番めのビッグディール。プレミアリーグのSBでこの金額を超えるのは、ペップが惚れたカイル・ウォーカーとバンジャマン・メンディだけです。

2016年2月のトッテナム戦で、主力を欠いたクリスタル・パレスの右SBとしてプレミアリーグデビューを果たしたワン=ビサカは、たった16ヵ月でサウスロンドンの8倍となる週給8万ポンド(約1100万円)をゲットしました。21歳の有望株と5年契約を交わしたマンチェスター・ユナイテッドは、1年の自動延長オプションを組み込んでいます。「Aaron Wan-Bissaka: The rapid rise of Man Utd’s new £50m right-back」。急上昇したライトバックというタイトルを付けた「BBC」のハリー・プール記者は、クロイドン生まれのイングランドU-21代表SBの足跡を辿っています。

スールシャール監督が、「プレミアリーグで最も優秀なディフェンダーのひとり」と評した若きチャレンジャーは、11歳でクリスタル・パレスのアカデミーに加わったときはゴールスコアラーで、守備が嫌いな選手のひとりでした。2016年にケヴィン・キーンコーチに見出されるまでは伸び悩みの季節。スパーズ戦で出番を得られたのは、ロイ・ホジソン監督のスカッドが12人の負傷者を出すというスクランブルに見舞われたからでした。幸運なワン=ビサカは、2016-17シーズンのプレミアリーグで7試合に先発したものの、右SBとして信頼できる守備力を備えているとはいえませんでした。

彼の転機となったのは、プレシーズンのトレーニングセッション。守備力を高める練習に励んだSBは弱点を強みに変え、2018-19シーズンの開幕をレギュラーとして迎えました。2節のリヴァプール戦でレッドカードを喰らう波乱のスタートながら、プレミアリーグ35試合に出場したワン=ビサカは、大ブレイクという言葉がぴったりの実り多きシーズンを過ごしました。

「BBC」の記事は、本ブログでも繰り返し紹介している秀逸なスタッツをグラフで紹介しています。タックル数129はエンディデォ、グイェに次ぐプレミアリーグ3位、インターセプト84回は2位。マンチェスター・ユナイテッドに移籍することが決まり、クラブのスタッフから最初のインタビューを受けたSBは、自身の強みを聞かれてこう応えています。

「ドリブル、スピード、そしてタックルだね」

素晴らしいクラブに入団でき、開幕が待ち切れないと語るワン=ビサカは、クリスタル・パレスで築いた高いポテンシャルをオールド・トラフォードでさらに磨くことができるでしょうか。「彼はマンチェスターユナイテッドでプレイするのにふさわしい選手。仕事に対する倫理、タレント、メンタリティは申し分ないね。チームを改善し、前に進むのをサポートしてくれるプレーヤーの条件にぴったりはまっている」。スールシャール監督は、ワン=ビサカのキャラクターまで把握したうえで、獲得を決めたようです。

ポグバやマルシアルがいないサイドからのアタックに課題を抱えていたチームは、鋭いオーバーラップが武器のニューフェイスによって攻めのバリエーションを広げられるのではないかと期待しています。スウォンジーから獲得したウェールズ代表FWダニエル・ジェームズと同じ21歳を獲ったクラブは、ヤングスターを集め続けるのか、巷間噂になっているオーバメヤンなどの大物獲得に転じるのか。いずれにしても、数年後のプレミアリーグ制覇を見据えた中長期的な強化を進めていただければと思います。ワン=ビサカ、楽しみです!

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