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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

代理人が移籍希望を明言するポグバは退団必至、注目のブルーノ・フェルナンデスは…⁉

「誰もがポールが移籍に向かっていると知っているはずだ。われわれはそのプロセスのなかにいる。彼の気持ちはわかってもらえるだろう」「マネージャーからオーナーまで、クラブの誰もがポールの願いを知ってるよ」。悪名高きミーノ・ライオラが、公然とプレッシャーをかけているのを見れば、ポール・ポグバの移籍は既定路線と受け取るしかありません。ライオラに対するインタビューを掲載したのは「タイムズ」、これを引用つつ、「ワールドカップ、プレミアリーグと戦い続けたポグバは長期休暇に入っており、移籍に関する交渉はぎりぎりまで続けられる見通し」と報じたのは「BBC」です。残る興味は、「どこにいくらで」。レアル・マドリードが来週末までに決めようとしているという報道がある一方で、ユヴェントスが何度もコンタクトを取っているともいわれています。

ポグバが去るとなれば、マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデス獲得を急ぐはずです。ポルトガルのメディアは、スポルティングCPのポイントゲッターに関する移籍話を一斉に報じているのですが、それぞれのメディアの見解はまちまちです。代理人のミゲル・ピンホがイギリスに滞在しており、マン・ユナイテッドとトッテナムのオファーを受けたと主張するメディアがある一方で、具体的なアクションはないとするジャーナリストもいます。

多数派のメディアのレポートをまとめると、「マン・ユナイテッドと選手は週給10万ポンド(約1360万円)で個人合意済み」「スポルティングCPの要求額は5000万ポンド(約68億円)以上で、プレミアリーグのクラブのオファーとは乖離がある」となります。中盤のエースを失おうとしているクラブが、移籍金を出し渋って破談になるという展開はありえません。「早ければ24時間以内に決着する」と主張するメディアもあり、公式戦53試合32ゴール18アシストのアタッカーは早いタイミングでマンチェスターに訪れるのではないかと思われます。

スペインメディア「アス」が、ポグバの穴を埋める存在としてアトレティコ・マドリードのサウール・ニゲスの名前を挙げておりましたが、バイアウト条項が1億3500万ポンド(約184億円)の選手にわざわざ手を伸ばすことはないでしょう。イギリスメディアが再三報じているのは、「ポグバ+エレーラ=ブルーノ・フェルナンデス+ロングスタッフ」という図式で、こちらのほうがよりリアルです。

ニューカッスルのシーン・ロングスタッフは21歳の原石で、プレミアリーグ出場は9試合。攻撃面ではさほど多くを期待できる選手ではありませんが、タックルやインターセプトは的確で、昨季から守備のミスが目立ち始めたマティッチの後釜として育てる楽しみがありそうです。3000万ポンド以内で獲得できるなら押さえておきたいところですが、マン・ユナイテッドはニューカッスルを口説き落とすことができるでしょうか。

CBとデ・ヘア問題が未だ解決しておらず、スールシャール監督とスタッフはもう4~5人は押さえようとしているものと思われます。チャンピオンズリーグの出場権を持っていないなかで、現地メディアが取り上げている選手たちを加えられれば文句はありません。トランスファーマーケットはそろそろ残り1ヵ月となりますが、マン・ユナイテッドはデッドラインデーまでメディアの見出しを飾り続けるのではないでしょうか。「これ以上落ちることはないはず」と、腹をくくって成り行きに注目したいと思います。

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