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コシールニーがレンヌと個人合意⁉ アーセナルの優先順位はサイドアタッカーかCBか?

母国フランスのクラブへの移籍を求めて、アーセナルのアメリカツアー帯同を拒否したキャプテンは、9シーズンを過ごしたプレミアリーグを去ることになりそうです。フランスメディア「RMCスポーツ」が、ローラン・コシールニーがスタッド・レンヌと合意に至ったと報じています。プレミアリーグ255試合22ゴール、432回のタックルは成功率71%、インターセプトは697回。昨季は負傷で前半戦を失ったものの、年明けからはアーセナルの最終ラインに君臨し、17試合3ゴールという数字を残しています。これだけの選手には、エミレーツでグーナーの歓声に包まれるような別れ際があってもいいと思うのですが、33歳にして故郷ギャンガンのすぐ東にあるクラブでの現役続行を強く望んだCBには、このタイミングしかなかったということなのでしょう。

ボルドーに移籍するともいわれたコシールニーは、ようやく個人合意には辿り着いたものの、アーセナルの了承を得られなければ移籍は成立しません。補強予算が4500万ポンドしかないクラブは、900万ポンド(約12億円)以上を得られなければ出すつもりはないようで、レンヌがこの額を納得するかどうかにかかっています。

交渉はすんなりまとまるでしょうか。7月11日にコシールニーがアメリカツアー参加を拒否した際には、「非常に失望している」というステートメントを配信していたアーセナルですが、最後は静かに別れを確かめ合っていただければと願ってやみません。慢性的なアキレス腱痛に耐えながら、最終ラインで体を張り続けてくれた功労者には、これまでの奮闘に報いるような送り出し方があってしかるべきと思います。

さて、コシールニーが去るとなれば、アーセナルの最終ライン強化の重要性はさらに高まります。左右にはベジェリン、コラシナツ、モンレアルがおり、キーラン・ティアニーやダニ・アウヴェスを獲得できれば問題ないでしょう。センターは、パパスタソプーロス、ムスタフィ、マヴロパノス、ホールディング、チャンバースという顔ぶれでいいのでしょうか。マヴロパノスには期待しているのですが、順調に成長を遂げているとはいえず、頼りになるのはホールディングと熱くなっていないときのパパスタソプーロスだけです。

レアル・マドリードからダニ・セヴァージョスをレンタルで手に入れ、キーラン・ティアニー獲得に2500万ポンドをかけたら、若いサイドアタッカーを獲れるかどうかで終わってしまいます。フットボールヘッドのラウル・サンレヒさんがアメリカからロンドンに戻ってくると伝えられていますが、エルネニーやジェンキンソンなど余剰戦力の売却は進むのでしょうか。主将は残らないでしょう。もう時間はありません。プレミアリーグのTOP4奪還をめざすなら、サイドアタッカーを諦めてでもCB獲得が急務だと思われます。残り2週間半でどこまでやれるか。引き続き、アーセナルの補強関連情報に注目してまいります。

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“コシールニーがレンヌと個人合意⁉ アーセナルの優先順位はサイドアタッカーかCBか?” への2件のフィードバック

  1. アン より:

    個人的にはCBよりSB獲って欲しいですね。毎年ケガ人でSBの人員不足に困っていますから。
    4バックを軸とするならCBはロブ、チェンバース、パパ、マブロパノス(ムスタフィは売却希望、ナチョがCBできるかな)の4〜5人でシーズン戦えるのではと思うのは昨シーズンのロブの覚醒による夢の見すぎですかね?

    —–
    仰る通り、無理してウィングは不要な状況かもしれないですね。若手に賭けてもいいかもです。
    やはり問題はSB、CBとCH。
    ティアニー、アウヴェス、セバージョスはマスト。
    エヴェルトンではなく、キンペンベやザガドゥ、CBとDMFを兼任できるヴァイグルも有り、ですかね。。

  2. ガナユ より:

    強いチームにはワールドクラスのCBがいるんですけどね。去年からのはっきりした弱点を補強出来ないのはかなり痛いかもですね

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