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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシー移籍は決まりか!? あのキャラがいてくれたら…偏愛的オーバメヤン待望論!

ピエール=エメリク・オーバメヤン、フレンキー・デ・ヨング、ウェズレイ・フォファナ。「スカイスポーツ」によると、トランスファーマーケットで出遅れたチェルシーが、驚愕のトリプルを実現する可能性が高まっているようです。

マンチェスター・ユナイテッドが頓挫したデ・ヨングは、チャンピオンズリーグに出られるチェルシーならディール成立の可能性が高いといわれています。移籍金最大7200万ポンド(約117億円)も問題なし。未払いサラリー問題さえ解決すれば、25歳のオランダ代表MFは移籍を承諾するのではないでしょうか。

フォファナに対するオファーを2度断ったレスターについて、「スカイスポーツ」のカヴェ・ソルヘコル記者は「チェルシーが8000万ポンドを超えてくれば、抗えない」と主張しています。昨季プレミアリーグ8位のクラブは財政難で、23歳のCBは既に乗り気。パリの殴り込みが噂されていますが、本人の気持ちをつかんでいるチェルシーの逃げ切りで決まりそうです。

さて、私が最も興味があるのは、オーバメヤンの去就です。バルサとの契約が3年残っているストライカーは、レヴァンドフスキやハフィーニャが加わったチームで未来を描けなくなったと報じられています。半年ぶりのプレミアリーグ復帰話は渡りに船。サラリーキャップの上限を超えてしまい、登録できない選手を抱えるバルサは、1億ユーロのバイアウト条項を突き付けず、それなりの額で妥結するでしょう。

「スカイスポーツニュース」でレポーターを務めるメリッサ・レディさんは、ドルトムントでともに戦ったトゥヘル監督の言葉を紹介しながら、「チェルシーのオーバメヤン獲得は理にかなっている」と評価しています。

「オーバメヤンを知っている多くの人は、彼の振る舞いについてネガティブなことは何もいわないだろう。わざと場を混乱させたり、ルールを曲げたりはしない。少し遅刻するだけである。それは彼のキャラクターの一部にすぎない。ちょっと派手で、ロッカールームではかなりの人気者だった」

「アーセナルのミケル・アルテタ監督は卓越した文化を築こうとしていたと理解している。チームの誰か、とりわけキャプテンとシニアプレーヤーがルールを無視するのを許せなかった。彼は立ち止まらなくてはならなくなり、若いスカッドとともに進むことを志向した」

「かつてトーマス・トゥヘルは、この選手には幸せな思い出しかなく、一緒に過ごした時間は楽しかったと語った。ユルゲン・クロップは、愛すべき選手で、心温かく、素晴らしい人物だといっていた」

こんな記事を読んでいると、マンチェスター・ユナイテッドに来てくれたら…というささやかな思いが胸をよぎります。ズラタン・イブラヒモヴィッチとは違う個性で、あの頃と同じような明るいチームにしてくれるのではないか…。

ジョゼ・モウリーニョの初年度、ズラタン、ポグバ、ルーニー、キャリック、マタ、ムヒタリアン、アンデル・エレーラがいたチームが好きでした。パリから来たゴッドがロッカールームで笑いを生み出し、エースをリスペクトしていたポグバはいつもポジティブでした。今でも、不甲斐ない試合を観た後は、ヨーロッパリーグとリーグカップを制したあのシーズンのことを思い出します。

ここ数年、クロップのリヴァプールやフレッシュになったアルテタのチームを見ると、いつも思います。明るくていいなぁ、と。ブルーノ・フェルナンデスがやってきて、ゴールとアシストを積み上げる姿をみたときは大いに期待したのですが、クリスティアーノ・ロナウドが復帰してからは、人間関係にまつわるゴシップが飛び交うチームになってしまいました。

ロナウドの去就が不明な状況で、オーバメヤン獲得に乗り出すという選択肢はないのでしょう。チームの復活より、自らのCL出場を重視する選手なら、8月になる前に契約解除に踏み切ってもよかったのかもしれません。巻き返しモードに入ったチェルシーを見ながら、エースの引き留めとデ・ヨングの深追いが災いとなって、未だに身動きが取りづらいわがクラブの窮状を嘆く日々が続きます。ああ、オーバメヤン…!


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