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アーセナルの補強最新事情「アドリアン・ラビオとジョアン・フェリックスはありか、なしか?」

ミハイロ・ムドリクとアレクシス・マック・アリスターが破談にならない限り、ジョアン・フェリックスとアドリアン・ラビオはない…アクティブに動くと指揮官が宣言しているアーセナルですが、高額の移籍金やサラリーは回避するものと思っていました。

8800万ポンド(約141億円)の移籍金が必要といわれるポルトガル代表FWと、年俸880万ポンドを要求と報じられたフランス代表MFは、いずれもハードルが高すぎるでしょう。移籍金のコストパフォーマンスと、ドレッシングルームの空気を壊さないサラリーは、エドゥSDが新戦力に求める前提のはずです。しかし…。

アーセナルの前線と中盤の強化は、話が複雑化しているように見えます。まずは、長らく本命視されているムドリクについて、最新事情を追いかけてみましょう。現在、アーセナルは交渉中というステータス。シャフタール・ドネツクのカルロ・ニコリーニSD代理は「アーセナルからの関心は否定できないが、正式なオファーはない」とコメントしています。

「CBS」のベン・ジェイコブスさんは、「ムドリクはアーセナル移籍を望んでいるので、代理人との交渉は簡単。シャフタールとのほうがはるかに困難」といっています。プレミアリーグのクラブは4000万ポンドから話を始めようとしており、ウクライナは8500万ポンドを主張。このギャップが埋まるかどうかが、最大のポイントです。

そんななかで今週、エドゥSDにとって喜ばしいニュースが舞い込んできました。ブラジルメディア「UOL」によると、シャフタールがボタフォゴのFWジェフィーニョの獲得に迫っているとのこと。こちらが決まれば、ジョアン・フェリックスより明確に安い額で引き入れられる可能性が高まります。

一方、「スペインのクラブが売価を1億ユーロに設定」「本人はパリ希望」といわれるジョアン・フェリックスですが、プレミアリーグに来る可能性はゼロではないようです。「デイリー・レコード」が、「アトレティコ・マドリードは、800万ポンドのローン移籍を持ちかけている」とレポート。移籍金の減価償却費の半年分を支払い、サラリーを持てばOKというお話です。

余剰戦力を整理しているクラブは、シメオネ監督と折り合いが悪い選手を一旦外に出し、夏にパリからビッグマネーを受け取るという流れでもいいと考えているのでしょう。夏の買い取り義務はなし。ガナーズにしてみれば、有力な選択肢のひとつではあります。

アドリアン・ラビオのほうも、夏にマンチェスター・ユナイテッドが匙を投げた高額サラリーを撤回する用意があるとのこと。「90MIN」は、「ラビオ自身がプレミアリーグでプレイしたがっており、適切なプロジェクトならサラリー減額を呑む」と報じています。

アトレティコ・マドリードがリードという記事もあるマック・アリスターが獲れるかどうかは不明。ユーヴェとの契約が夏に切れるラビオは、1000万~1300万ポンドで充分といわれています。ブライトンのMFに3500万ポンドか、フランスのレフティを格安価格か、半年待ってティーレマンスをフリーで獲得か…。こちらは、「どうなるか見てみよう」としかいえません。

以上、アーセナルの補強に関する直近のニュース(あるいはゴシップ)をまとめてみました。アルテタ監督の好みと、長期的な強化という視点を重ね合わせれば、ムドリクとマック・アリスターがベストなのではないでしょうか。エドゥSDの立ち回りに注目しましょう。


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