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現地メディアが一斉報道!「デクラン・ライスがアーセナルに入団の意向を伝えた」ってホントですか!?

「ガーディアン」「スカイスポーツ」「インディペンデント」「ミラー」「エクスプレス」「フットボールロンドン」「CBSスポーツ」「Goal」「アスレティック」「デイリースター」「ザ・サン」「メトロ」「FourFourTwo」「Football365」「talkSPORT」…。デクラン・ライスの移籍に関する話は、まさに一斉報道です。

かねてからチェルシーの重要ターゲットと目されていたイングランド代表MFは、アーセナルに行きたがっていると報じられています。ただし、表現の強さはさまざま。すべての記事が同じ方向を示しているものの、「選手とクラブは個人合意」から「アーセナル有利」まで幅があります。

「FourFourTwo」のマーク・ホワイト記者と「ザ・サン」のディラン・テリー記者が、「デクラン・ライスは、既にガナーズに入団の意向を伝えている」と明言している一方で、「ガーディアン」のジェイコブ・スタインバーグ記者は「アーセナル移籍に傾いている」という表現に留まっています。

トランスファーマーケットにおけるレポートは、常に玉石混交。どれがダイヤモンドで、どれが路傍の石なのかわからないのが悩ましいところです。まずは、乱れ飛ぶ記事の共通項を抜き出してみましょう。7歳から14歳までチェルシー、その後ウェストハムのユースチームで育ったセントラルMFは、残り1年5ヵ月となった契約の延長を拒否しているようです。

デクラン・ライスの移籍先の条件は、チャンピオンズリーグで戦えるクラブ。古巣チェルシーからアーセナルに傾いていると書く記者たちが前提に置いているのは、片やはプレミアリーグの首位で、もう一方は4位に10ポイント差の10位に沈んでいるという事実です。

さらに、ハマーズのキーマンが現在のアーセナルのプレースタイルを気に入っており、ミケル・アルテタ監督の下で成長できると考えているという話も共通項です。「デヴィッド・モイーズ監督が1億5000万ポンドといっていた移籍金は、8000万ポンド程度で落ち着きそう」というネタも、多くの記事が取り上げています。

ミハイロ・ムドリクを持っていかれた直後だけに、「トップランナー」「チェルシーをリード」という表現だけで安心はできませんが、ライバルがCLの出場権を獲り逃せばリアルな話になるでしょう。夏にオーナーが変わったブルーズが、モイセス・カイセドやエンソ・フェルナンデスに方向転換したように見えるのも、ハマーズからガナーズというストーリーを後押ししています。

まとめると、デクラン・ライスがハマーズに残る可能性は限りなくゼロに近いこと、アーセナルと相思相愛であることは事実のようです。最大のポイントは移籍金でしょう。ビッグマネーを抱えて乗り込んできた競合クラブを見て、争奪戦からリタイアという結末は簡単に想像できます。

プレミアリーグ7シーズンめで、187試合7ゴール10アシスト。タックルのうまさとデュエルの強さは、今のアーセナルにはない魅力です。冬のマーケットで中盤センター獲得が難航しているのは、半年後のデクラン・ライスを想定してローンに絞っているからでしょうか。エルネニーが負傷し、さらに層が薄くなったポジションは、「冨安健洋が中盤の練習をしている」という情報もあるのですが…!?


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“現地メディアが一斉報道!「デクラン・ライスがアーセナルに入団の意向を伝えた」ってホントですか!?” への1件のコメント

  1. ケイスケ より:

    前のアーセナルではありえない報道ですね

    こういう、噂?話がでるほどまでアーセナルを導いてくれたアルテタに感謝です

    ですが、今は19年ぶりの王者に向かって集中してほしいです
    ヨーロッパリーグもあるので、まずは一試合ずつ集中して、頑張ってほしいです

    あまりよろしくないのですが、ハマーズが降格すれば、もっと値段も下がるかもしれないので、降格してほしいという気持ちがあります
    ハマーズファンの方すみません

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