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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ザビッツァーとエンソ・フェルナンデスは…!? プレミアリーグのデッドラインデーLIVE!【中編】

2023年1月31日、プレミアリーグのトランスファーデッドラインデー。前編に続き今回も、「BBC」の「デッドラインデーLIVE」から最新情報をお届けします。現地時間は19時、締め切りまで4時間。エンソ・フェルナンデスの移籍に関する交渉は、分割払いの方法がテーマになっているようです。

チェルシーが主張しているのは5年で6分割、ベンフィカは2年で3分割。ゴールが見えないため、本人はロンドンに向かえなくなり、リスボンでメディカルチェックを受けています。「BBC」でレポートを配信しているジャーナリストたちは、ショーン・ダイクを招聘したエヴァートンがパニックバイに走るのではないかといっています。

19時14分、レスターのアヨゼ・ペレスがレアル・ベティスにローン移籍。19時30分すぎの「DONE DEAL」はフラムです。昨季のセリエAで35試合5ゴール4アシストという数字を残したトリノMFサシャ・ルキッチは、4年半プラス延長オプションで800万ポンド(約12億8000万円)と伝えられています。

そして20時、アーセナルがジョルジーニョ獲得を発表!かなり前から「メディカルは終わった」「赤を着て撮影中」といった情報が出回っており、満面の笑みは新しいシャツです。移籍金1000万ポンドと200万ポンドのアドオン、18ヵ月の後に1年延長オプションという契約は、ウィリアンなど過去の苦い結果をふまえた妥当なパッケージといえるでしょう。

「トーマスに守備力で劣る」という声もあるようですが、2022-23シーズンのプレミアリーグのスタッツを見ると、90分あたりのタックル、インターセプト、リカバリーの本数は上回っています。戦術理解度の高さはまさに冬の即戦力。とにかく明るい31歳は、アルテタ監督のお気に入りでもあり、すぐにチームになじんでくれるのではないでしょうか。

トロサール、キヴィオル、ジョルジーニョと、コストパフォーマンスがよさそうな補強で冬を終えたガナーズは、半年後には心置きなくデクラン・ライスを獲りにいけるでしょう。残る興味は、エンソ・フェルナンデス、サビッツァー、ケイロル・ナバス、シェルヴェイ、ペドロ・ポロ、ドハーティー、セドリク・ソアレス、ツィエクといった顔ぶれです。

20時30分、バイエルンのMFザビッツァーがキャリントンに到着したようです。直後、ボーンマスがディナモ・キエフからイリア・ザバルニーを獲得。20歳ながら、ウクライナ代表として24試合に出場しているCBは、2000万ポンド(約32億円)だそうです。いよいよ残り2時間。ジョルジーニョを放出したクラブの続報はありません。

21時をまわり、クリスタル・パレスがシュトゥットガルトのMFナウイロ・アハマダを970万ポンドでゲット。20歳のセントラルMFは、ブンデスリーガで17試合2ゴールと頭角を現しており、即戦力採用とみていいでしょう。バチュアイにフラれたと報じられていたエヴァートンは、いくつかのローン移籍の交渉がうまくいかず、新戦力なしで残留バトルを戦うと目されています。

カラバオカップ準決勝セカンドレグのセント・ジェームズ・パークで、マグパイズサポーターに別れを告げたジョンジョ・シェルヴェイは、ほどなくノッティンガム・フォレストに…と思いきや、夏のマーケットで22人を獲得したクラブは、アトレティコ・マドリードで出番を失っていたフェリペの入団を発表しました。完全移籍で、契約期間は1年半。33歳のブラジル人は、この冬の4人めの新戦力です。

残り1時間となり、フェリペを手離したアトレティコ・マドリードがドハーティーと契約締結。ローンではなく、フリーエージェントで完全移籍です。ボーンマスがサッスオーロから引き入れたコートジボワール代表MFハメド・トラオレは、2000万ポンドの買い取りオプション付きのローン。おお!「チェルシーがベンフィカと合意」。あとは書類を間に合わせるだけです。

マーケットが閉まる30分前に、クリスタル・パレスがサンビ・ロコンガをレンタルという話がまとまり、15分前にツィエクがパリと報じられました。トッテナムのペドロ・ポロはローンで、4000万ポンドの買い取りオプション。マンチェスター・ユナイテッドはザビッツァーの契約書をプレミアリーグに提出したようです。

23時ちょうどに、シェルヴェイがフォレストと2年半の契約を結んだという発表がありました。2回のマーケットで27人という大量の補強を敢行したクラブは、28人めのケイロル・ナバスのローン移籍も駆け込みで決めました。パリとチェルシーがサインしたツィエクの契約書が受け付けられず、無効となっていると報じられていますが…。

レスターが急いでいたストークのDFハリー・サウターはセーフ。移籍金1500万ポンドとアドオン500万ポンドで決着したようです。「BBC」も「スカイスポーツ」も、マンチェスターとウェストロンドンの続報を気にしながら、指揮官を代えたクラブの無策を話題にしています。

デッドラインデーの直前にショーン・ダイクを招き、得点力不足を解消するための手を打つどころか、アンソニー・ゴードンがニューカッスルへ…!エヴァートンの命運は、9ヵ月前にバーンリーに解任された監督に託されました。このうえは、ひたすら守ってポイントを積み上げる以外にプランはないように見えます。

チェルシーがエンソ・フェルナンデスのディールシートを提出したところまでは、確認されています。この続きは、次回の【後編】でお伝えすることとしましょう。


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