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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マック・アリスターは獲得合意、ルベン・ネヴェスは!? 中盤強化を図るリヴァプールの動向に注目!

「完全に打ちのめされた。言い訳のしようがない。来季のチャンピオンズリーグに出場するために必要なことはすべて揃っていたのに、失敗してしまった。われわれはリヴァプールであり、大会への出場は最低限必要だ。申し訳ないけど、高揚感を伝えたり、楽観的な投稿をしたりするのは早すぎる。われわれは、みなさんと自らを失望させた」

マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーに4-1で快勝した夜、モー・サラーがサポーターに対してお詫びのメッセージを送りました。遅かった逆襲。2月のマージーサイドダービーから、プレミアリーグ14試合12発6アシストとペースUPしたものの、クリスタル・パレス戦やボーンマス戦のポイントロストが響き、TOP4フィニッシュを達成できませんでした。

来季はヨーロッパリーグにまわることになったリヴァプールは、既に4人の退団が決定しています。ナビ・ケイタ、オックスレイド=チェンバレン、ミルナー、フィルミーノ。負傷で出遅れたナビ・ケイタとチェンバレンは納得のいくシーズンを送れず、フィルミーノとミルナーは思うように出番を得られませんでした。

巻き返しを図るクロップ監督の最重要ターゲットは、5人の長期離脱で弱体化した中盤でしょう。ナビ・ケイタとチェンバレンが去るとなれば、攻撃的なタレントの補強は必須。32歳のチアゴ・アルカンタラとヘンダーソンの後継者も入れておかなければなりません。

夏のターゲットのなかで、「獲得合意に至った」といわれているのは、ブライトンのマック・アリスター。地元アルゼンチンの複数のメディアが、「移籍金は7000万ポンド(約122億円)」「個人条件もクリア」「代理人を務める父親のカルロス・マック・アリスターが来週イギリスに渡り、詳細を詰めたうえで2028年までの契約にサイン」といった情報を流しています。

運動量とパスワークを強みとするマック・アリスターは、いかにもクロップ好みのオールラウンダーです。中盤のセンターはもうひとり、有力といわれている選手がいます。ウルヴスのルベン・ネヴェスは、既にサポーターに別れを告げており、バルサとレッズの一騎打ちとなっているようです。

「フットボールインサイダー」「インディペンデント」の情報は共通です。「スペインのメディアが、バルセロナが口頭合意に達したと報道」「レッズは引き続き注視」。財政に問題を抱えているスペインの名門は、現有戦力の売却が獲得条件となっており、リヴァプールがハイジャックする可能性は低くないと見られています。

移籍金5000万ポンドは、近年の全体の高騰を織り込めば、高すぎるというレベルではありません。バルサに競り負けたら、セインツで能力を開花させたラヴィアにシフトするのでしょうか。中盤では、フラムの主軸を担うジョアン・パリーニャも候補に挙がっているようです。6000万ポンドからのディールとなるパリーニャより、降格クラブの原石のほうがハードルは低そうです。

ダルウィン・ヌニェスとコーディー・ガクポがプレミアリーグへのフィット感を高め、中盤のリズムを取り戻したうえで、偽SBでプレイするシーンが増えたアーノルドがコンスタントに輝ければレッズは優勝候補に復帰するのではないかと思われます。

まずは中盤の強化ですが、7月に32歳になるファン・ダイクの後釜は押さえておきたいところです。クリスタル・パレスのマーク・グエイは本気のターゲットなのでしょうか。ヴォルフスブルクでSDを務めていたヨルク・シュマットケのディレクター就任が取り沙汰されるクラブが、スピーディーに補強を進められるかどうかに注目したいと思います。


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