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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナル、チェルシー、リヴァプール…デ・ゼルビ監督が移籍濃厚と語ったカイセドはどこへ行く⁉

「アレクシス・マック・アリスターとモイゼス・カイセドにとって、これがブライトンでの最後の試合になる可能性がある。2人とも素晴らしい選手なのでとても残念だけど、これがブライトンのポリシーだ。彼らがより高いレベルでプレイするために退団できるのはいいことだ」

プレミアリーグ最終節のアストン・ヴィラ戦の後、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、マック・アリスターとカイセドは移籍する可能性が高いと認めました。プレミアリーグ35試合10ゴール2アシストという数字を残し、攻撃の軸となったマック・アリスターは、リヴァプールが7000万ポンド(約121億円)で獲得合意に至ったと報じられています。

一方、中盤の底でビルドアップを仕切るカイセドは、未だ動きがつかめません。ファブリツィオ・ロマーノさんは、リヴァプール、チェルシー、アーセナルの争奪戦になるとツイート。マック・アリスターとの契約を急ぎたいリヴァプールと、ポチェッティーノ監督の就任を発表したばかりのチェルシーが、ロケットスタートを決めるとは思えません。

それでも指揮官が退団濃厚といっているのは、アーセナルが静かに話を進めているからでしょうか。プレミアリーグ37試合1ゴール1アシストの21歳は、ノースロンドンから話があった1月に移籍寸前だったと認めています。

「限りなく移籍に近づいていたので、とても苦しんだ。話が進む前から、アーセナルを見ていた。好きだったね。とても若くて才能のある選手が揃っており、複数のスターもいる。彼らは常に、さらなる高みを求めている」(2023年4月「テレグラフ」のインタビューより)

当時のアーセナルのオファーは、移籍金6000万ポンドとアドオン1000万ポンドと伝えられました。8000万ポンドを主張するブライトンが問題にしていたのは、金額ではなく戦力ダウンだったのでしょう。デッドラインデーまでの数日間、SNSもトレーニング参加も禁じられたMFは、夏にいい話があれば移籍を認めるという約束で引き下がったといわれています。

ベン・ホワイトとレアンドロ・トロサール(移籍後、10アシスト!)という取引実績があるアーセナルは、新SDとの契約から始めなければならないリヴァプールや、余剰戦力の整理が必要なチェルシーより自由に見えます。彼らにネックがあるとすれば、より高額なデクラン・ライスにもアプローチしていることでしょう。

ハマーズとのディールが9000万ポンドでまとまったとしても、カイセドに7000万ポンドを投じれば、2億ポンドといわれる予算の大半を使い果たしてしまいます。攻撃的MFとCB、SBも獲りたいクラブは、ティアニー、ジャカ、ニコラ・ペペ、バログン、パブロ・マリ、メートランド=ナイルズ、ヌーノ・タヴァレス、サンビ・ロコンガらを売り切って費用を捻出するのでしょうか。

トーマス、ジョルジーニョ、デクラン・ライス、エルネニーが揃っても、もう1枚必要なのでしょうか。デクラン・ライスのポジションはインサイド?あるいは4-2-3-1?それともハマーズのMFとブライトンのアンカーは、「どちらかいけそうなほう」なのか…!

レッズもブルーズもガナーズも動向が不透明な争奪戦は、ブライトンの指揮官の言葉だけが宙に浮いている感があります。いずれにしても、「チャンピオンズリーグの決勝が終わってから、それぞれのアクションを見てみましょう」という話になりそうです。モイセス・カイセドは何処へ…!?


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