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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ウェストハムの会長がデクラン・ライスの退団を明言!大本命のアーセナルはいよいよオファー!

「そうあるべきだ。私たちは彼に移籍できると約束した。彼は心に決めていた。今シーズン、これほどまでに、われわれに尽くしてくれた選手はいない。当然、彼は去る。われわれは誰か、あるいは何人かの代役を獲らなければならない」(デイヴィッド・サリバン)

ルーカス・パケタの美しいスルーパスと、ボーウェンの強引なシュートにサポーターが絶叫した夜。ヨーロッパカンファレンスリーグのトロフィーを高々と掲げたキャプテンの姿は、今も鮮明に像を結びます。ウェストハムの欧州制覇を見て、センチメンタルな気分に浸ったのは、昨季ELの準決勝敗退の悔しさを晴らすドラマティックな勝利だったという理由だけではありません。

「デクラン・ライスはファイナルゲームを終えたのか」。プレスに問われたサリバン会長は、「彼は退団する」と明言し、「嫌がる選手を引き留めることはできない」と添えています。ユースチームに加わったのは、14歳だった2014年。プレミアリーグデビューは2016-17シーズン。ハマーズの中盤を支えてきた24歳のMFは、最高の形でチームを別れを告げることになりそうです。

その夜の彼は、「将来はわからない」と語るのが精一杯でした。23本のパス、4本のロングフィード、デュエル4勝とタックル成功2回でチームを勝利に導いた直後は、プラハに馳せ参じたサポーターと喜びを分かち合う時間。次のシーズンの居場所を問うのは、記者としては避けて通れない仕事ですが、誰もが答えをもらえないことはわかっています。

「今、僕の将来について多くの憶測が飛び交っている。他のクラブからの関心もあるけど、ウェストハムとの契約が2年残っている。このクラブを愛している。まだ何もない。今はウェストハムのためにプレイすることに集中している。僕はクラブのキャプテンで、ここにいる素晴らしさを言い表すことはできない。何が起こるか見てみよう。待つしかない。誰にもわからない」(デクラン・ライス)

ハマーズの会長とキャプテンのコメントを紹介した「テレグラフ」は、「アーセナルは、9200万ポンドというクラブ史上最高額を用意」「ウェストハムは、レスターのハーヴィー・バーンズ、サウサンプトンを退団するウォード=プラウズ、アヤックスのエドソン・アルバレスにライスの資金を使いたいと考えている」と報じています。

ファブリツィオ・ロマーノさんは、「アーセナルは、5月からオフィシャルなオファーの準備をしている。間もなく提示される予定」といっています。「3つか4つのクラブが関心を示している。(大会を終えた)木曜日からオファーが届き始めるだろう」というサリバン会長は、既に退団を認めており、1億2000万ポンドという従前の主張にはこだわらないでしょう。

たとえば「移籍金9500万ポンド、一定の条件を満たせば1000万ポンドのアドオン」なら、両者の言い分が反映された着地となります。アーセナルは、デクラン・ライスの獲得が決まり次第、ジャカのレヴァークーゼン移籍を認める予定。ブライトンのカイセドなど、次のターゲットにアプローチするためにも、イングランド代表MFのディールを早期に決着させようとするはずです。

デクラン・ライスの役割という気の早い話を始めている「フットボールロンドン」は、「ジャカのポジション」「Deeper midfielder」「バックスリーのセンター」と3つの候補を挙げています。アーセナルは、ポール・トゥ・ウィンを達成することができるでしょうか。週明けまでに、次のニュースが配信されるはずです。


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