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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ルカク、クリバリ、ツィエク、オーバメヤンは全員サウジアラビア? 今週のチェルシーの転機予報!

「ロメウ・ルカクは、アル・ヒラルからシーズン最大2000万ポンド(約35億円)の契約を提示されている。チェルシーではハキム・ツィエクとピエール=エメリク・オーバメヤン、マンチェスター・シティのリヤド・マフレズも、サウジアラビアのクラブから狙われている」

サウジアラビアの動向について、最新情報を配信したのは「ガーディアン」。エド・アーロンズ記者のレポートによると、インテルにローン移籍したベルギー代表のストライカーは、月曜日にパリでアル・ヒラルの関係者と会談し、サウジアラビアに移籍する可能性について話し合ったようです。

ルカクがチェルシーに復帰したのは、2021年8月。ウェストロンドンのクラブがインテルに支払った移籍金は、クラブ史上最高額の9750万ポンド(約173億円)と報じられました。2020-21シーズンのプレミアリーグは26試合8ゴール1アシスト。得点力の向上をめざしていたチームとしては、もの足りないスタッツです。

シーズン中に「スカイ・イタリア」のインタビューに無断で応じ、セリエAに戻りたいと語ったストライカーはブルーズにフィットできず、1年でインテルに復帰することになりました。2022-23シーズンの公式戦トータルは37試合14ゴール7アシスト。本人はイタリアに残りたがっているものの、財政難のクラブにとって巨額の移籍金は高いハードルです。

チェルシーとインテルの関係者は、今週中に3つの可能性について話し合うことになっていました。アジェンダは、移籍金5000万ポンドといわれるアンドレ・オナナ獲得、ルカクのローン契約延長、カリドゥ・クリバリの譲渡。1年前にナポリからロンドンに渡ったCBも、サウジアラビアからの関心が伝えられています。

複雑な話を整理すべく、ブルーズ目線で選択肢を挙げてみましょう。ひとつは「ルカクとクリバリをインテルに渡し、オナナの移籍金を安くする」。この場合、ストライカーとCBはローン移籍です。もうひとつは「ルカクとクリバリを中東に売却し、手に入れた資金でオナナを買う」。手元にお金が残るので、こちらのほうがベターです。

「ガーディアン」の記事は、トッド・ベイリーオーナーの先週の動きも報じています。ブライトンのモイセス・カイセドを獲得すべく、チームのスリム化を進めようとしていたオーナーは、アル・ヒラルのファハド・ビン・ナフェル会長に会うためサウジアラビアに足を運んでいたとのこと。ルカクとクリバリに加えて、ツィエクやオーバメヤンまで売れればパーフェクトです。

チェルシーは、全方位で余剰戦力を売り込んでいるのでしょうか。「ガーディアン」は、「アーセナルがカイ・ハヴェルツに関心を示しており、チェルシーは7000万ポンドを要求」という記事も配信しています。退団希望と伝えられている24歳のドイツ代表も、クラブに別れを告げるのでしょうか。プレミアリーグで12位に沈んだクラブのスクラップ&ビルドから、目が離せません。


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