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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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デ・ヘアはどうする?マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがオナナ獲得をめざして一騎打ち!

最重要ターゲットだったハリー・ケインは、1億ポンド超というスパーズの要求額を見て撤退。ナポリのCBキム・ミンジェは、バイエルンが個人合意に迫っているようです。マンチェスター・ユナイテッドが韓国代表の移籍金を支払うためには、ハリー・マグワイアの売却が必要ともいわれています。

唯一、具体的な動きがあったチェルシーのメイソン・マウントも、お値段を理由に諦める可能性があります。ウェストロンドンは、オープニングオファーの4000万ポンドを拒否。7000万ポンドを主張するクラブに対して、5500万ポンドまで増額する用意はあると伝えられているものの、それ以上出すつもりはないようです。

3つのディールがすべて不調に終わっても、ストライカー、MF、CBを獲らずに開幕を迎えるわけにはいきません。最前線は、1億2000万ポンドを請求されるナポリのオシムヘンもアウトでしょう。現在、名前が挙がっているのは、アタランタのラスムス・ホイルンド。20歳のデンマーク代表は、2022-23シーズンのセリエAで32試合9ゴール4アシストという数字を残しています。

とはいえ、ラインの裏に抜けるスピードが目を引くレフティは、2021-22シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグの5ゴールと、イタリアでの1年めが評価されただけの原石です。「ガーディアン」のジェイコブ・スタインバーグ記者は、「将来の選手」と表現しており、初めてのプレミアリーグでいきなり量産を期待するのは酷でしょう。

即戦力のストライカー探しは時間がかかりそうですが、「デ・ヘアどうする問題」は決着するかもしれません。スタインバーグ記者によると、「インテルの守護神アンドレ・オナナは、チェルシーとの一騎打ち」だそうです。FAカップ決勝で戦犯とされたデ・ヘアは、不安定なパフォーマンスが目立つようになっており、テン・ハフ監督は新たなGKをほしがっています。

財政難のインテルは、プレミアリーグから届くオファーを呑まざるをえなくなる可能性があります。「カメルーン代表はマン・ユナイテッドへの移籍を望む」という記者の見立ては、チャンピオンズリーグの出場権を持っているからでしょうか。

オナナを獲れなかった際のマンチェスター・ユナイテッドのオプションは、ポルトのディオゴ・コスタ。チェルシーはミランGKメニャンとバレンシアのママルダシュビリを視野に入れているようです。ゴールマウスのレベルダウンを怖れるインテルが狙っているのは、プレミアリーグでセーブ率No.1となったブレントフォードのダヴィド・ラヤです。

「スカイスポーツ」は、デ・ヘアの契約延長は既定路線と報じています。しかしオナナ入団となれば、スペインのGKは残ってポジションを争うか、他クラブに活躍の場を求めるかの二択を迫られます。マンチェスター・ユナイテッドの最初の補強は、オナナかメイソン・マウントか、あるいはホイルンドか。チェルシーのMFがすんなり決まってくれればいいのですが…。(アンドレ・オナナ 写真著作者/Franco237)


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