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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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マン・シティのオファーはアーセナルと同額? デクラン・ライスの争奪戦が、いよいよキックオフ!

「ウェストハムは今夜、マンチェスター・シティからデクラン・ライスに対する正式なオファーを受け取った。先週、7500万ポンドとアドオン1500万ポンドというアーセナルの2度めのオファーが拒否され、マン・シティは8000万ポンド+1000万ポンドを提示。アーセナルはメインターゲットを追跡中」(デヴィッド・オーンスタイン)

「アーセナルは、今夜提出されたデクラン・ライス獲得のためのマン・シティのオフィシャルなオファーに切り返すと認識している。数週間で2つの提案を却下されたが、再び入札する。彼らは、現段階でも諦めてはいない。.シティもアーセナルも今週、ライスへの入札を計画していた」(ファブリツィオ・ロマーノ)

ジャック・グリーリッシュを獲るために1億ポンドを積んだクラブは、デクラン・ライスへの最初のオファーは9000万に留めたようです。先ほど、トランスファーマーケットの事情に通じる2人のジャーナリストが、速報を配信しました。いよいよ、プレミアリーグ2022-23シーズンのトロフィーを争ったクラブの場外バトルが始まります。

アーセナルは、移籍金7500万ポンドを5回に分割するプランを提示したといわれています。マンチェスター・シティの8000万ポンドは、一括あるいは2分割でしょう。総額でアーセナルと同額は、将棋でいえば相手に反撃の暇を与える緩手に見えます。アーセナルはこれ以上出せないと見切っているのか、デクラン・ライスに9000万以上は出さないと決めているのか…。

アブダビからのオイルマネーの印象があるからか、金に糸目を付けないと思われがちなマン・シティですが、実際は自らの評価額を超えるディールはすぐに降りるクラブです。マンチェスター・ユナイテッドとのアレクシス・サンチェス争奪戦は、あっさり撤退。チェルシーにジョルジーニョをさらわれた際も、900万ポンドのギャップを埋める再オファーは提示しませんでした。

デクラン・ライスのスタンスは、「アーセナルが第一希望だけど、クラブがマン・シティに売りたいといえば尊重する」。本人が拒絶しないならオファーを用意したいと打診したマン・シティに対して、ハマーズがOKを出したのは、移籍金の総額を吊り上げるためでしょう。

「フットボールロンドン」は、「talkSPORT」の記事を引用しながら「ウェストハムは、アーセナルに3度めのオファーを提示するよう催促した」と報じています。デヴィッド・サリバン会長は、「マン・シティに対抗すべく、アーセナルが1億ポンドに届いたところでハンマーを打ち下ろす」というシナリオを描いているのかもしれません。

「アルテタ監督が語るフットボールに共感」「両親と祖父母がいるロンドンで暮らしたい」「最近、子どもが生まれたばかり」などというエピソードに触れると、「何とかアーセナルに行かせてあげてください。私にできることは、何でもしますから(泣)」と、頭を下げたくなってしまいます。

アーセナルは、今週中の次の一手…おそらく最後のオファーを差し出すでしょう。移籍金の分割払いは2回まで、しかし総額は1億に届かずという微妙なプランだったら、ハマーズはどんな決断を下すでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのディール以上に力が入ります。ロドリ、デクラン・ライス、グヴァルディオルが揃った鉄壁のチームと戦わなくてすみますように…。


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