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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナル移籍を熱望するユリエン・ティンバーは、アヤックスとのクラブ間合意間近!

カイ・ハヴェルツは、チェルシーと6400万ポンド(約で合意と報じられており、間もなく正式に入団が発表される見通し。マンチェスター・シティと一騎打ちになったデクラン・ライスは、近日中に3度めのオファーを出すと伝えられています。

2人のキーマンを巡るディールが正念場を迎えているなかで、アーセナルは3人めの獲得に近づいています。アヤックスのユリエン・ティンバーは22歳。2019-20シーズンに18歳でトップチームデビューを果たしたDFは、マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ることになったエリック・テン・ハフが即座に声をかけた逸材です。

アーセナルのオープニングオファーは3000万ポンドで、5000万ポンドを主張していたアヤックスは拒否。大きなギャップがスムーズに埋まったのは、本人がシーズン中から退団を匂わせていたからでしょう。「夏に決断を下す」と宣言していたティンバーは、アーセナルが提示した週給13万ポンドの5年契約に合意済みです。

ベン・ホワイトや冨安健洋と同様に、右のSBとCBをこなすオランダ代表は、アルテタ監督のチームにおける自らの役割をイメージできたのでしょう。「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、「ミケル・アルテタとスポーツディレクターのエドゥは、アーセナルのポゼッションで中盤に入り込む右SBとしてプレイできると考えている」とレポートしています。

「ティンバーは、オレクサンドル・ジンチェンコが左SBとして担っている役割のミラーとなり、来季のプレミアリーグとチャンピオンズリーグの両立をめざすアーセナルに、より多くの選択肢と多様性を提供するだろう」

「契約が成立すれば、右SBのベン・ホワイトの負担は軽減され、守備の中心にいるサリバへの依存度も下げることができる」(サム・ディーン)

両者の譲歩によって、4000万ポンド(約73億円)前後で着地する見通しといわれるディールには、アーセナルをよく知るディレクターが絡んでいるようです。アムステルダムに招聘されて間もないスヴェン・ミスリンタート。ガナーズにオーバメヤンを連れてきたスカウティングのスペシャリストです。

ティンバーが加われば、右サイドは万全。ティアニーを引き留めて冨安が復帰すれば、プレミアリーグのトロフィーを争った昨季よりも守備は強固になるはずです。スペインでメディカルチェックを受けたカイ・ハヴェルツの入団が発表された後、さほど間を空けずにDF獲得のニュースが流れるのではないでしょうか。(ユリエン・ティンバー 写真著作者/Carlo Bruil Fotografie)


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