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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

速攻炸裂、ショボスライ入団決定!リヴァプールの次なるターゲットは中盤?それとも…!

獲得を検討していると報じられてから、1週間。リヴァプールが鮮やかな速攻を決めました。ライプツィヒのMFドミニク・ショボスライのバイアウト条項は6000万ポンド(約110億円)。プレミアリーグ2021-22シーズンでTOP4を逃したクラブは、6月末で切れる条件をクリアすべく、迅速に動きました。

「BBC」のレポートによると、金曜日にリリースに関する条項を発動させたとき、個人条件の合意は取れていなかったそうです。まさに、ぎりぎりセーフ。マック・アリスターに続くこの夏2人めのサインは、何もかもがスムーズに進みました。

「この3~4日は本当に長かった。でも、最終的にここにいる。ハッピーだね。スタートが待ち切れない。歴史あるクラブで、選手はグッド、監督もグッド、すべてがグッド。こんなクラブで、次のステップを踏めるのはパーフェクトだ。ファンもスタジアムも、とにかくすべてがとてもグッドだ」(ドミニク・ショボスライ)

ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、オックスレイド=チェンバレン、フィルミーノが退団となったクラブは、中盤から後ろの弱体化が課題になっています。ファビーニョはミスが目立ち、負傷が多いチアゴ・アルカンタラは、直近2シーズンのプレミアリーグ先発が31試合。ジョーダン・ヘンダーソンは前線に飛び出すシーンが減っています。

ベテラン3人の公式戦の数字をすべて足しても、ノーゴールで5アシスト。前線のプレスの強度が落ちて速攻を喰らうシーンが目立つようになり、ラインが下がったために中盤の負担が増大するといった悪循環を断ち切るためには、運動量とパスの精度を改善しなければなりません。

ブライトンの躍進のキーマンとなったマック・アリスターは、プレミアリーグ35試合10ゴール2アシスト。ライプツィヒの中盤をコントロールしたショボスライは、ブンデスリーガで31試合6ゴール8アシストというスタッツを残しています。

後半戦で頭角を現したバイチェティッチがアンカーに定着し、2人の新戦力がフロントスリーを動かせるようになれば、2021-22シーズンに94ゴールを叩き出した攻撃力を取り戻せるのではないでしょうか。昨季は出遅れたカーティス・ジョーンズと、最終盤に失速したハーヴェイ・エリオットの成長も、レッズ復活の条件のひとつです。

マック・アリスターとショボスライは絶好の補強ですが、ファン・ダイクとマティプのパフォーマンスが落ちた最終ラインを強化できなければ、盤石とはいえません。現在、ターゲットといわれているのは、ケフラン・テュラム、マヌ・コネ、フラーフェンベルフ、ラヴィア、ガブリ・ヴェイガと中盤ばかり。明らかに守備陣の候補が不足しています。

アーノルドが中盤センターに加勢する3-2-2-3を続けるなら、CBと右SBの補強が必要でしょう。右サイドはフラムとの契約延長交渉が頓挫しているケニー・テテ、CBは契約が残り1年となったバイエルンのバンジャマン・パヴァールの名前が挙がっていますが、いずれも獲得に向かっているとはいえません。

カルヴィン・ラムゼイはプレストン・ノースエンドへのローン移籍が決まっており、ナット・フィリップスはプレミアリーグ復帰をめざすリーズから声がかかっています。ファン・ダイク、マティプ、コナテ、アーノルド、ジョー・ゴメスだけでまわすのは危険です。引き続き、就任から4週間が経ったヨルグ・シュマートケSDの動向を追いかけたいと思います。


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