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スパーズのオーナーが「ハリー・ケインは契約延長か売却」と指示!マンチェスター・ユナイテッドは…?

暑さ厳しき昨今ですが、マンチェスター・ユナイテッドサポーターにとっては、いつもよりも過ごしやすい夏です。「予算がない」と喧伝されているので、乱暴なゴシップに巻き込まれず、ホイルンドやアムラバトといったマジなネタ以外でハラハラさせられることはありません。

ハリー・ケインも、6月中旬には白旗と報じられました。この夏の予算は多く見積もっても1億2000万ポンド。プレミアリーグ213発のストライカーは、当初は1億3000万ポンドといわれており、明らかにノーチャンスです。30歳のカゼミーロに最大7000万ポンドを投じたクラブでも、開幕までに30歳になる選手に1億超えはないと判断したと聞いて、ほっと胸をなでおろしました。

その後、バイエルンが本気という記事を読んでも、心の奥底では決まらないだろうと思っていました。スパーズの言い値が高すぎるからではなく、話題の主が分別あるドイツ王者だったからです。彼らが支払った過去最高額は、2019年のリュカ・エルナンデスの8000万ユーロ(当時のレートで6800万ポンド)。チェルシーなら普通に出すレベルで、欧州の歴代TOP20に入っていません。

1回めのオファーは、やる気あんのかと煽りたくなる6000万ポンドで、当然NG。話はうやむやになるかと思いきや、2回めは7000万ポンド&アドオンで、彼らは本気なのだと思い知らされました。いつの間にか、「スパーズは1億ユーロ(8630万ポンド)を主張」と、売り手が歩み寄っています。バイエルンとイングランド代表のエースは相思相愛で、スパーズが折れれば即、決まりです。

ダニエル・レヴィ会長とドレーゼンCEOの会談が不調に終わると、バイエルンは揺さぶりをかけてくるようになりました。「本人の心は決まっている」「レヴィは賢い。値段をいわない」。先週は、ハリー・ケインの奥様がミュンヘンで物件や学校を探しているのを目撃されたという報道があり、ノースロンドンはロープを背負ってガードしている状態です。

さらに昨日、ドイツのクラブを喜ばせるニュースが届きました。「ミラー」によると、スパーズのジョー・ルイスオーナーが、来年の夏に契約満了でフリーで退団という結末はないとレヴィ会長に伝えたそうです。これが事実なら、レヴィ会長の選択肢は、「デッドラインデーまでに契約書にサインさせる」「それなりの値段で売却」の二択となります。

デヴィッド・マクドネル記者は、「驚くべき展開になり、マンチェスター・ユナイテッドは再び注視している」「オーナーの指示によって価格が下落すれば、1億超と聞いて撤退したクラブに可能性が生まれる」とレポートしています。これに対して、ファブリツィオ・ロマーノさんは、「彼らは動いていない」といい切っています。

「マンチェスター・ユナイテッドに関する報道があるが、現段階ではハリー・ケインやキリアン・ムバッペの獲得交渉は行っていない。ラスムス・ホイルンドの獲得にフォーカスしており、近日中に正式なオファーが提示される見通し」

これは、まずい。踊らされることには慣れているので、足腰が勝手に動き出しそうです。オールド・トラフォードで、アラン・シアラーの大記録をクリアする姿が見られる…という妄想には、ロマーノ氏の冷静なレポートを読まなかったことにしてしまいそうな恍惚感があります。

とはいえレヴィ会長は、プレミアリーグのライバルには売らないでしょう。今回の報道は、「ハリー・ケインがバイエルン移籍に近づいた」と解するしかなさそうです。彼がいなくなると、寂しいですね。スパーズ戦の前に「風邪ひいて休んでくれないかな」と思ったこともあったのですが。気持ちを入れ替えて、ホイルンド獲得交渉の成り行きを見守ろうと思います。いやー。


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“スパーズのオーナーが「ハリー・ケインは契約延長か売却」と指示!マンチェスター・ユナイテッドは…?” への1件のコメント

  1. ぎぐ爺 より:

    ホイルンドとアムラバトを獲得する資金があるなら1億£用意できるのでは?
    がんばれ!ジョー・ルイス!!

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