偏愛的プレミアリーグ見聞録

「マンチェスター・ユナイテッドがラスムス・ホイルンドの獲得に近づいている」。ファブリツィオ・ロマーノさんと「BBC」のサイモン・ストーン記者に加え、「スカイスポーツ」のライブブログもゴールが見えてきたと伝えています。

マンチェスター・ユナイテッドとアタランタは、金曜日に直接交渉を実施。プレミアリーグのクラブが設定していた上限は5150万ポンド、セリエAの要求は6000万ポンドで、1000万ポンドほどのギャップがありました。今回のやり取りを通じて、両者ともに妥協し始めているようです。ロマーノさんは「6000万ユーロ（＝5150万ポンド）を超えるパッケージ」とツイートしています。

キャリア通算27ゴールのストライカーに対して、1年前にマンチェスター・シティがハーランド獲得で支払った額を投じるのはリスキーではあります。「経験が浅く、ダイヤモンドの原石」と表現したサイモン・ストーン記者は、「マーカス・ラッシュフォードが、ときどきセンターフォワードとしてプレイしなければならないかもしれない」といっています。

それでも、本領を発揮できていないサンチョ、とにかく負傷が多いマルシアルと10番だけで最前線をまわすよりは期待できます。サイドにはアントニーとガルナチョがいて、ブルーノ・フェルナンデスやメイソン・マウントを4-2-3-1の左右で起用することもあるでしょう。新たな9番が加われば前線は完了。マン・ユナイテッドは、プレミアリーグの開幕前に決めにいくようです。

中盤から後ろも、新たな情報が入っています。ガラタサライと個人合意に至ったフレッジは、移籍金を決めるのみ。17番の退団とストライカーの入団が確定したら、ソフィアン・アムラバトの獲得に集中できます。

「スカイスポーツ」によると、マグワイアに対するウェストハムの2000万ポンドのオファーは拒否。もともと高額サラリーを懸念していたロンドンのクラブは、ここで諦める可能性があります。ディーン・ヘンダーソンを手に入れたいブレントフォードとの交渉では、買い取りオプション付きのローンも協議されているそうです。

さらに先ほど、ロマーノ氏が「レアル・ソシエダがドニー・ファン・デ・ベークを獲ろうとしている」とツイート。明らかに構想外だった彼の売却が決まれば、中盤センターはカゼミーロ、アムラバト、マクトミネイ、エリクセン、メイヌーでOKとなるかもしれません。

メイソン・マウント、アンドレ・オナナ、ホイルンド、アムラバト。CBの強化ができなくても、ここまで押さえれば進化したといえるスカッドになりそうです。次のシーズンもマン・シティとガナーズの2強になりそうですが、われわれは優勝争いに食い込めるでしょうか。3人合わせて13ゴールだったサンチョ、アントニー、ガルナチョが覚醒してくれれば…！