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左SBはククレジャ、中盤はホイビュルク…マンチェスター・ユナイテッドの新たなターゲットに注目!

タイレル・マラシアに続いてルーク・ショーも負傷リタイア。マンチェスター・ユナイテッドは、予定になかったSBの獲得に動いているようです。サウサンプトンを退団したライアン・バートランドはフリーエージェント。トッテナムのレギロンは、サラリーを全額払うという条件を呑めばローン移籍が成立するようです。

バルセロナのマルコス・アロンソは契約が残り1年で、移籍金はさほどかからないものの、週給17万ポンドの高額サラリーがネックです。レスターのルーク・トーマスは、6ヵ月のローンもOKといわれていますが、プレミアリーグのビッグクラブとの対戦でも信頼できるとはいえないのではないでしょうか。

そんななかで、現在の本命はマルク・ククレジャ。「テレグラフ」のジェームズ・ダッカー記者は、既にチェルシーとの交渉は始まっていると伝えています。FFPの規定をクリアしなければならないマンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーがブライトンに支払った6000万ポンドという高額の移籍金を払えるわけがなく、ローン移籍を持ちかけています。

昨季プレミアリーグで24試合2アシストのスペイン代表は、左サイドではグレアム・ポッター監督の全幅の信頼を得られず、しばしば左のCBとしてプレイしていました。最終盤に筋肉を傷めてしまい、フランク・ランパードと入れ替わるかのようにシーズンアウト。ポチェッティーノ監督のファーストチョイスはチルウェルで、開幕からの3試合はベンチで過ごしています。

ブルーズの新指揮官は、チルウェルのバックアッパーとして21歳のイアン・マートセンに期待しており、19歳のザック・スタージや17歳のサミュエルズ=スミスを育てる意向もあるようです。ルイス・ホールをニューカッスルに放出したクラブが、ククレジャの序列を上げる可能性は低く、マンチェスターからのアプローチは渡りに船だったのかもしれません。

左サイドの強化を検討しているマンチェスター・ユナイテッドは、セントラルMFも懸案事項です。最有力候補と目されていたフィオレンティーナのソフィアン・アムラバトには、未だ正式なオファーはないとのこと。クリスタル・パレスとクラブ間合意に達したディーン・ヘンダーソンの1500万ポンドが決まらないと、資金を捻出できないのでしょうか。

こちらのポジションも、新たなターゲットが浮上しています。「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者は、トッテナムのピエール=エミール・ホイビュルクを獲得すべく、ファーストコンタクトを取ったと報じています。イヴ・ビスマとパペ・マタル・サールがレギュラーとなったノースロンドンは、適切なオファーがあれば退団を認めるようです。

「テレグラフ」のジェーソン・バート記者によると、この夏にホイビュルク獲得を目論んだクラブが2つあったそうです。最初に声をかけてきたアトレティコ・マドリードは、3000万ポンドで合意していたのですが、個人条件が折り合わず破談。4500万ポンドという高額サラリーをチラつかせてきたサウジアラビアのクラブも、本人が行きたがらず、ディールは不成立となりました。

テン・ハフ監督は、バイエルンのリザーブチームの監督をしていた2013年にホイビュルクの育成を手がけており、口説ける可能性は高いといわれています。ソフィアン・アムラバトもユトレヒト時代の主力で、候補として名前が出ているライアン・フラーフェンベルフもバイエルン時代に面倒を見ていた選手です。

指揮官が知っているタレントしか候補になっていない現状は大いに気になりますが、残り3日でディールを成立させるために、ハードルが低い選手に特化していると理解しましょう。ククレジャのローン移籍は決まるのか。ホイビュルクの獲得資金を調達できるのか。マンチェスター・ユナイテッドのラストスパートに注目しましょう。


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