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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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トーマスはやはり売却?アーセナルのターゲットと報じられた3人のセントラルMFをチェック!

トーマス・パーティーの最後の輝きは、マンチェスター・シティを撃破したロングフィードになってしまうのでしょうか。前線にするすると上がった冨安健洋に、自陣から合わせたボールはパーフェクト。ヘッドで落としたボールをカイ・ハヴェルツが後方に転がし、マルティネッリの強烈な一撃がナタン・アケの顔面を叩いてゴールに飛び込みました。

開幕時のポジションは、右サイドを本拠地とする偽SB。最初の3試合に出場したトーマスは、8月31日のトレーニングで鼠径部を痛め、復帰初戦だった8節のマン・シティ戦は75分からの出場でした。チームを勝利に導いた後、太腿を痛めて再度リタイア。手術を受けた30歳のセントラルMFは、年明けになるまで戻ってこないと報じられています。

1月に完治したとしても、最初のプレイはノースロンドンではなくコートジボアールでしょう。アフリカネーションズカップでグループステージ敗退となったとしても、エミレーツに顔を見せるのは2月。夏にユーヴェ移籍が噂されていたトーマスは、退団を希望しているといわれており、冬のマーケットでお別れとなる可能性が高まっています。

2020-21シーズンは太腿、臀部、ハムストリング、2021-22シーズンは足首と太腿の打撲。昨季も太腿を痛め、4年めとなる今季まででプレミアリーグ37試合を欠場しています。好調時は頼れるアンカーだったのですが、ジャカのような最高のシーズンなきままチームを去ることになりそうです。ジョルジーニョとも契約延長をしないとなれば、中盤センターの早期の補強は必須です。

冬のトランスファーマーケットを見据えて、情報収集を続けているファブリツィオ・ロマーノさんは、「ルベン・ネヴェスとはリンクしているけど、今のところ交渉はない。夢の補強はドゥグラス・ルイス。しかし、よほどの高額を用意しない限り獲得は難しい」といっています。半年前に4700万ポンドでアル・ヒラルに入団したばかりのポルトガル代表はさすがに厳しいでしょう。

1年半前から断られ続けているドゥグラス・ルイスも、2026年まで契約を残しており、8000万ポンドでもNGといわれるかもしれません。「フットボールロンドン」が本命と報じているのは、フラムのパリーニャ。夏にバイエルン行きが破談になった28歳のファイターは、9月に契約を延長したのですが、当時の5660万ポンド(約106億円)より安くても獲得できると伝えられています。

3節のアーセナル戦で同点ゴールを決めたパリーニャは、今季プレミアリーグ9試合で2ゴール。タックル成功52回はリーグTOPで、デュエルと空中戦の強さも魅力です。「スカイ・ドイツ」のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、CB獲得を優先したいバイエルンは、6000万ユーロ(約5230万ポンド)以上を支払う気はないようです。

守備力、フィジカル、運動量が強みのパリーニャは、今のガナーズにはいないタイプで、トーマスよりもサリバやガブリエウをラクにしてくれるでしょう。夏にバイエルンとのディールが成立しなかったのは、フラムが後継者を獲得できなかったからでした。現在、彼らはフルミネンセのアンドレを追っており、そちらが成立すれば、こちらはまずまずのお値段で収まるはずです。

トーマスの売却で2500万ポンド程度を得られれば、パリーニャとの差分は許容範囲でしょう。ファビーニョの後釜がほしいリヴァプールとぶつかるとやっかいですが、フラムと1対1ならスイッチが入る可能性があります。マーケット再開まで5週間。イヴァン・トニーやガブリエウ・モスカルドの動向も含めて、続報があれば随時レポートいたします。(パリーニャ 写真著作者/Анна Нэсси)


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