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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ヤン・ディオマンデは1億ポンド超え?リヴァプールはさらなる高額オファーを提示するのか?

コートジボアールVSエクアドルといきなりいわれて、結果を即答できる人は多くはないでしょう。14日の夜に開催されたフィラデルフィアの一戦は、3年前のアフリカ王者が劇的な決勝ゴールで3ポイントを獲得しました。0-0の90分、右サイドを突破したシンゴがニアにグラウンダーを入れると、左足のダイレクトショットをファーポスト際に決めたのはアマド・ディアロでした。

この試合における私の目当ては、前半をベンチで過ごしたマンチェスター・ユナイテッドのレフティではなく、リヴァプールが獲得を目論む19歳の新鋭でした。ライプツィヒのヤン・ディオマンデは、デュエル11勝、チャンスクリエイト5回、ドリブル成功4回という素晴らしいスタッツを残したのですが、34分の出場でドリブル成功6回のアマドに主役の座を奪われた感があります。

右サイドにいたディオマンデの前には、CLのファイナルで活躍したインカピエとパチョがいたのですが、高速のドリブルやアーリークロスで決定機を創り続けました。ポジショニングも周囲との連携も問題なく、アンドニ・イラオラ監督の戦術にもフィットするでしょう。モー・サラーの後継者として期待充分ですが、移籍金の額を聞くと言葉を失います。

「アスレティック」のセバスチャン・スタッフォード=ブロー記者と、「リヴァプール・エコー」のポール・ゴースト記者が「木曜日に提示した8700万ポンドのオファーは、ライプツィヒに拒否された」と報じています。19歳のウインガーに1億ユーロで、しかもNG…これはドイツのクラブの評価額ではなく、絶対に売らないという意思表示でしょう。

プレミアリーグのウインガーの移籍金を並べてから、ディオマンデの実績を添えると、法外な額であることは一目瞭然です。マンチェスター・シティが1月に獲得したアントワーヌ・セメンヨは6400万ポンド、バルセロナがアンソニー・ゴードンに投じたのは6900万ポンド。ティーンエイジャーなら、ボーンマスがヴァスコ・ダ・ガマから引き入れたハイアンは3030万ポンドです。

ブラジルでの3シーズンで99試合25ゴール2アシストのハイアンは、2月のプレミアリーグデビューからの3戦で2ゴール1アシストと目に見える結果を残し、15試合5ゴール2アシストで最初の半年を終えています。対してディオマンデは、スペインのレガネスで10試合2ゴール1アシスト、ライプツィヒで36試合13ゴール10アシスト。43試合しか実績がない選手に、1億はリスキーです。

昨年の夏、ライプツィヒがレガネスに支払ったのは1700万ポンド。「アスレティック」の記者は、「マンチェスター・ユナイテッドとトッテナム・ホットスパーも獲得の可能性を探っていた。しかし1億ユーロという移籍金を突き付けられたうえに、シーズンの途中に放出するつもりはないと断言されたため、両者とも正式なオファーは出さなかった」と伝えています。

リヴァプールとレッドブルは良好な関係を築いており、サディオ・マネ、ドミニク・ショボスライ、イブラヒマ・コナテ、ナビ・ケイタ、南野拓実といった成功実績があります。現在のレッドブルグループは、ユルゲン・クロップがグローバルサッカー部門の責任者を務めており、古巣を相手に吹っかけるつもりはないはずです。

8700万ポンドの即時拒否は、「諦めてくれ」というメッセージでしょう。チャンピオンズリーグの出場経験ゼロで、ワールドカップデビューを果たしたばかりの19歳に1億ポンド以上の実績を残せば、全体の相場が高騰してしまいそうです。移籍金の額を押さえたいクラブのサポーターとしては、「アマドはゴメンだけど、ラシュフォードなら」といいたくなるのですが…。


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