2026.06.20 選手トピックスマンチェスター・ユナイテッドの話題
マンチェスター・ユナイテッド復帰はあるのか?マーカス・ラシュフォードの不透明な未来。
ワールドカップの熱狂が醒めた後、彼が戻る場所は、サグラダ・ファミリアの街ではありません。クラブシーンでは、アンソニー・ゴードンにポジションを奪われたといえるでしょう。新たなウインガーを獲得するために、ニューカッスルに6900万ポンドを支払ったバルセロナは、2600万ポンドと格安だったラシュフォードの買取オプションを行使しませんでした。
キャリントンで2026-27シーズンを始めることになった28歳のアタッカーは、バルサと新たな契約を結ぶのか、新天地でプレイするのか、あるいはオールド・トラフォードに復帰するのか。彼を冷遇したルーベン・アモリムはおらず、マイケル・キャリックとの関係は悪くありません。チームメイトとして3年、コーチと選手の関係で3年半。お互いの仕事のスタイルを熟知しています。
とはいえ現状は、オナナ、マラシア、バユンドゥルとともに「ボム・スカッド(爆弾処理班)」のメンバーです。2年がかりで人件費の削減を進めてきたサー・ジム・ラトクリフ、オマール・ベラダCEO、ジェイソン・ウィルコックスFDは、週給32万5000ポンドの選手を手元に置いておくわけにはいかないでしょう。本人に減給を呑ませて売却するのが、ファーストチョイスです。
「アスレティック」でマンチェスターを担当しているマーク・クリッチリー記者は、「高額のサラリーに社会保障の費用を加算すると、残り2年の契約でラシュフォードにかかる人件費の負担は3890万ポンドに達する」とレポートしています。年間2000万ポンドは、移籍金1億ポンドの減価償却費に相当します。経営的な観点では、何としても売りたい選手です。
ラシュフォードがロッカールームにハピネスを生み出す存在であれば、見方は変わってくるのですが、逆に作用する可能性のほうが高そうです。ファン・ハールに見出され、ジョゼ・モウリーニョの指導でプレイの幅を広げ、スールシャールの下で開花したアタッカーは、「これまで関わってきたすべての監督と問題を抱えてきた」といわれています。
スールシャール時代は、左右センターの使いまわしに不満を漏らし、テン・ハフとの関係はナイトクラブ通いとトレーニングの不参加がきっかけで悪化しました。アモリムがスカッドから彼を外したとき、経営ボードは支持していたようです。新監督が就任してからしばらくは、気分よくプレイするのですが、気に入らないことが起こると周囲に悪影響を及ぼす人物に豹変します。
アカデミー出身の選手ゆえ、復帰するなら応援したいという気分は残っているのですが…。好不調の波が激しく、テンションが下がると守備がおろそかになるのも大いに気になります。左サイドはマテウス・クーニャ、サマーヴィルにときどきドルグでOKでしょう。それなりの移籍金を得られるラストチャンスを、関係者全員が望む着地で締めていただければと願っています。
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