2026.08.12 移籍ニュース2026-27移籍ニュース
「ルイス・スケリーがチェルシーとマン・ユナイテッドに逆オファー」という謎ニュースのその後。
アーセナルの選手たちも、セリエAやラ・リーガの獲得候補となっています。契約が残り1年となったガブリエウ・ジェズスはナポリとの交渉が続いており、ローマはガブリエウ・マルティネッリの代理人とコンタクトを取っているそうです。レアル・マドリードは、マルティン・ズビメンディの獲得について協議を続けていると伝えられています。
いずれも、プレミアリーグ王者の戦力強化によって出場機会が減るといわれている選手です。ズビメンディは7500万ポンドを超えるオファーがなければ残留といわれていますが、ブラジル代表のアタッカーたちは退団の可能性を否定できません。ガナーズが左サイドのウインガーを獲得したら、マルティネッリのディールは一気に進むのではないでしょうか。
そんななかで、現地の記者が謎のニュース(あるいはゴシップ)を配信していました。「チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドが、4500万ポンドと評価されているマイルズ・ルイス=スケリーを拒否」。そもそも、おかしなタイトルです。フツーのディールなら、「アーセナルが、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの4500万ポンドのオファーを拒否」でしょう。
「テレグラフ」のドミニク・キング記者は、なぜ奇妙なタイトルを付けたのか。昨日の夜に掲載された記事の書き出しを紹介しましょう。「チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドは、マイルズ・ルイス=スケリーを獲得するチャンスを断った。彼らはアーセナルの左SBと関係がある仲介者とコンタクトを取っていた」。つまり、売り込みがあったということですね。
「ルイス=スケリーは、エミレーツ・スタジアムにおける将来が不透明になっている。ミケル・アルテタ監督は、より経験豊富なリッカルド・カラフィオーリとピエロ・ヒンカピエを起用しているからだ」。左サイドでの出場機会が激減した19歳が、センターでも厳しいポジション争いに巻き込まれているのは事実ですが、「ライバルクラブをご指名で逆オファー」は前代未聞です。
ククレジャをレアル・マドリードに売却したチェルシーは、代役としてラージョ・バジェカーノのペップ・チャバリアを獲得しています。売り込みが事実だとしても、乗っかるタイミングではないでしょう。マンチェスター・ユナイテッドが断った理由は書かれていません。ルイス・ホールの獲得が難しくなっている今なら、有力な候補としてリストに入れる可能性はあります。
ただしそれは、「ルーク・ショーの後釜として左サイドを任せられる」と評価した場合です。アンドレイ・サントスと同じタイプのセントラルMFと見做せば、「今、ほしいのは6番」が断る理由になります。「テレグラフ」の記者は、「ルイス=スケリーは他のクラブにも売り込まれているという見方があるが、リヴァプールは含まれていない」といっています。これも謎です。
この話が出回った3時間後に、「アスレティック」でアーセナルを担当しているジェームズ・マクニコラス記者が短い記事を配信しています。「マイルス・ルイス=スケリーは、移籍の噂があるにもかかわらず、アーセナル残留に意欲を示している」。わざわざいわなくてもよさそうな見出しになったのは、奇妙な売り込みの噂を打ち消すために急いで書いた記事だったからでしょう。
「19歳のルイス=スケリーの活躍は他クラブの注目を集めているが、彼はアーセナルで満足しており、移籍を検討していない」。アーセナルの担当歴が10年以上のベテラン記者の論旨は、この一文に集約されており、新しい情報はありません。ブルーズとレッドデヴィルズが即座にノーサンキューといったのは、「詐欺師だと気づいたから」かもしれません。
怪しい話がサプライズに発展するとすれば、数日後に「マン・ユナイテッドが4500万ポンドでクラブ間合意!」ですが…。ここは「アスレティック」の記事にうなずきつつ、他の話題に目を移すのが賢明でしょう。来てくれたらうれしいですが、アーセナルとは揉めたくないので、ご本人の意向を確認したうえで、オフィシャルなディールでお願いできればと思います。
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