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【MAN.CITY×Bournemouth】ラスト6分からの大逆転!マレスカ監督は、なぜ中盤にグエイ?

アーセナルがコヴェントリーに勝ったときは、新たなシーズンが始まったとテンションが上がっていたのですが、その後のサプライズ続出に言葉を失いました。マンチェスター・ユナイテッドは昇格クラブのハル・シティに2-0で完敗。ブラントフォードに押し込まれたスパーズは、3-0で敗れています。プレミアリーグ2026-27シーズンは波乱の幕開けです。

日曜日の3試合は、マンチェスター・シティVSボーンマス、ブライトンVSアストン・ヴィラ、ニューカッスルVSリヴァプール。チャンピオンズリーグに出場する3チームが、すべて先制されるという展開は誰にも予想できなかったのではないでしょうか。マン・シティがエティハドで足をすくわれたら、ペップの後継者に対して容赦ないツッコミが殺到するでしょう。

新シーズンの最初のサプライズは、ハーランドの髪型でした。ロングヘアをバッサリ切ったエースは、Instagramの画像に「ショートヘアなら何も気にしなくていい」とメッセージを添えていたのですが、見ているほうは何もかもが気になります。ビッグチャンスを逃し、シュートがことごとくミートしなかった初戦を見て、「フツーのストライカーになった?」と心配しています。

次なるサプライズは、エンツォ・マレスカ監督の布陣です。最前線のハーランド、左右のフォーデンとセメンヨ、最終ラインのリコ・ルイス、フサノフ、ルベン・ディアス、グヴァルディオルは納得の人選でしょう。メディアの記者とファンの話題となったのは、エリオット・アンダーソンの脇にいたマーク・グエイと、トップ下のニコ・オライリーでした。

コヴァチッチ、ニコ・ゴンザレス、シェルキはベンチスタート。キックオフから数分経っても、マレスカ監督の狙いは見えてきません。ボーンマスのプレスによってラインが下がりがちなマン・シティは、4分に最初の決定機を迎えました。ハーランドがドリブルで仕掛けたカウンター。ボックス右でパスをもらったフォーデンは、巧みなヒールパスを転がしました。

インから走り込んできたリコ・ルイスは、ペトロヴィッチと1対1。右足のシュートはGKの胸に当たりました。マン・シティのビルドアップは、コミュニティシールドと同様に最終ラインが低いエリアに設定されており、自陣で奪われるシーンが目立っています。ニコ・オライリーが左サイドを突破したのは13分。中央でクロスを受けたハーランドは、フリーでした。

ダイビングヘッドで決めるかと思いきや、胸に当ててシュートを打てず。あのロングヘアーには、勇気と判断力が詰まっていたのかもしれません。直後、敵陣でのパスカットからクライファートが仕掛け、ボックス右手前でこぼれ球を拾ったハイアンのシュートはドンナルンマがセーブしました。アウェイチームが先制したのは26分。きっかけは右からのロングフィードです。

ルベン・ディアスとフサノフがうまく処理できず、ハイアンが右に流れたエヴァニウソンに預けると、中央に絞っていたリコ・ルイスの外でタヴァーニアーが空いていました。完璧なグラウンダーが足元へ。左足のワンタッチが左隅に突き刺さりました。リードされた後、フィニッシュに持ち込めなかったホームチームは、39分にようやくチャンスを創りました。

前線にロングフィードを入れたのはルベン・ディアス。右隅に飛んだハーランドのヘッドは、ペトロヴィッチのビッグセーブに阻まれました。1分後、左サイドをスプリントしたクライファートが逆サイドにパスを通すと、タヴァーニアが左隅を狙ったミドルは惜しくもポストの外。右サイドのハイアンがドリブルで上がった41分の決定機も、リコ・ルイスの外が空いていました

フサノフの前にエヴァニウソンとタヴァーニアーがいる状況で、右SBが加勢するのは当然でしょう。ウインガーは逆サイドのクライファートを見ており、絶妙なタイミングでグラウンダーが通りました。ワントラップした19番がニアに強烈なシュートを打っていたら、ドンナルンマは対応できなかったでしょう。右隅に転がした一撃は、守護神が左手を伸ばしてセーブしました。

前半は0-1、ポゼッションは68%対32%、シュートは6対4、オンターゲットは2対3。「ペップがときどきはまる展開」というべきか、「マレスカの負けパターン」が妥当か。グヴァルディオルが上がった際に奪われると、最終ラインのマークがずれ、リコ・ルイスの外にいる選手がフリーになります。後半も攻守は変わらず。51分のマン・シティのCKは、決定的だったのですが…!

左からのボールがファーに上がり、走り込んだマーク・グエイはフリー。直前にペトロヴィッチがつまずいており、ゴールはガラ空きだったのですが、イージーだったはずのヘッドは右に逸れてしまいました。57分にリコ・ルイスをマテウス・ヌネスに代えたマレスカ監督は、63分にエリオット・アンダーソンとニコ・オライリーを下げ、シェルキとコヴァチッチを投入しています。

右足のハムストリングを痛め、座り込んだエリオット・アンダーソンは、ロッカールームに向かわずベンチにいるようです。67分に敵陣でパスをカットしたのは、マーク・グエイ。グヴァルディオル、シェルキ、セメンヨと縦につながり、シェルキへのリターンをカットされたセメンヨが左からシュートを放つと、ペトロヴィッチが素晴らしいセービングでリードを守りました。

72分に右サイドから短いパスが3本つながり、シェルキの巧みなラストパスがハーランドに届くも、左足のシュートをコントロールできず。75分に右サイドを突破したマーク・グエイがセンターに折り返すと、ハーランドの右足のボレーはミートしませんでした。残り10分を切っても1-0。敗戦が見えていたマン・シティが追いついたのは84分です。

シェルキのCKが中央に上がると、ニアに集まっていたボーンマスの選手たちはフリーのマーク・グエイを見て呆然としています。30分前に決定的なヘッドを外したMFは、2度めのチャンスもトリュフェに当ててしまったのですが、逆を取られたGKは触れませんでした。ドローかと思われた勝負が決着したのは91分。ラインの裏にスルーパスを通したのは、やはりシェルキです。

ボーンマスの最終ラインを確認し、ラストパスをもらう前に下がったグヴァルディオルが、ベン・ドークがコースを切る前に右足で左のサイドネットに収めました。オフサイドのジャッジは、ジェームズ・ヒルが残っていたことを証明するVARの映像によってすぐに覆っています。残り6分からの2発は、大逆転勝利と表現すべきでしょう。

同点ゴールのマーク・グエイは、パス成功率94.9%、デュエルは11戦8勝、タックル成功3回。役割を果たしたといっていいでしょう。「パレス時代からマークを知っていた。とても優秀で、MFとしてプレイできると思っていた。何日か試したら、いいプレイを見せてくれた」。最終盤までは「無謀」と評されそうだった指揮官の抜擢は、逆転勝利で「巧みな采配」に変貌しました。

結果オーライですが、「なぜグエイ」という疑問は残ります。コヴァチッチは、コミュニティシールドのプレイが不満だったのか。ベンチでタイムアップとなったニコ・ゴンザレスは放出候補なのか。アイユーブ・ブアディが加わったら、問題は解決するのか。自陣でのロストにつながりやすい低いラインと、マークのずれから生じる右サイドのスペースも喫緊の課題です。

「先週末のコミュニティシールドで、アーセナルに敗れた時と同じ状況と感じています。結果で判断されるのは当然です。でも、1週間前と今日で大きな違いはありません。残念ながら、これらはまだ未解決の課題で、策を探しています。引き続き強化する必要がありますが、勝てばチームの雰囲気がよくなり、ファンにとっても間違いなくプラスです」(エンツォ・マレスカ)

課題山積ではあるものの、懸案のポジションに新戦力を加えてスカッドの層が厚くなれば、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの優勝争いに食い込むポテンシャルはあるといえるでしょう。次節はセルハースト・パークでクリスタル・パレス。アダム・ウォートンと鎌田大地が前線を動かすカウンターに要注意です。


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“【MAN.CITY×Bournemouth】ラスト6分からの大逆転!マレスカ監督は、なぜ中盤にグエイ?” への2件のフィードバック

  1. あつお より:

    本文が二重になっていました!
    不要かとも思いましたが、いつも美しい文章ゆえ差し出がましいかと思いつつお伝えさせていただきます。
    ご確認ください。
    ※このコメントは表示・返信不要です

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