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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ウィリアン、ライアン・フレイザー…大型補強が難しい夏は、移籍金ゼロの即戦力に注目!

プレミアリーグは、2019-20シーズンの再開が危ぶまれているだけでなく、2020-21シーズンのスタジアムにサポーターを呼べない可能性が伝えられています。シーズンチケットの売上が入らなければ、大半のクラブが新たな選手への投資に躊躇するでしょう。次のトランスファーマーケットは、例年以上に移籍金ゼロの選手がもてはやされるのではないでしょうか。「Goal.com」が、6月30日を過ぎれば無料で獲得できる顔ぶれを紹介しています。

イブラヒモヴィッチ、カバーニ、メルテンス、チアゴ・シウヴァといったビッグネームの去就も気になりますが、プレミアリーグファンとしては、彼らよりも先にダヴィド・シルヴァ、ジルー、ウィリアン、フェルトンゲン、ライアン・フレイザーです。マン・シティの司令塔、チェルシーのストライカー、スパーズのCBは、海外のクラブに出場機会を求めるといわれていますが、ウィリアンはロンドン残留を望んでおり、争奪戦必至。ライアン・フレイザーも、アーセナルの新戦力候補といわれています。ウィリアンは今季プレミアリーグで28試合5ゴール5アシスト、ライアン・フレイザーは28試合1ゴール4アシストで、両者ともにチームのアシスト王です。新天地でモチベーションを高められれば、主軸として活躍してくれるのではないでしょうか。

「さまざまなクラブからオファーがある。どうするかはこれから考えるよ。僕自身も、これから何が起こるかはわからない」と語るペドロ・ロドリゲスも、決断が注目される選手のひとりです。脂が乗り切ったスピードスターが左右に張るビッグクラブでの活躍は難しいとしても、セカンドグループで相手のSBを牽制する役割を与えられれば、うまくやってくれそうです。サイドアタッカーがほしいチームは、ボーンマスのジョーダン・アイブはいかがでしょうか。2019-20シーズンは負傷に見舞われ、プレミアリーグ2試合出場に留まりましたが、リヴァプール時代に将来を嘱望された24歳が復活する可能性は決して低くないと思われます。

ウィリアン獲得に近づいているといわれているアーセナルは、アダム・ララナにはいかないのでしょうか。ラムジーのような役割もアンカーもこなす31歳のMFは、ダニ・セバージョスがスペインに帰った際には格好の後釜です。ワイナルドゥム、ミルナー、ヘンダーソン、チェンバレン、ナビ・ケイタが揃うチームではプレミアリーグ先発3試合に留まりましたが、ウィロックやネルソンが出られるガナーズなら、存在感を高められるでしょう。中小クラブには、レスターで結果を出せなかったナンパリス・メンディ、シェフィールド・ユナイテッドで27試合4ゴール3アシストのランドストラム、元イングランド代表の右SBナサニエル・クラインがお買い得になるかもしれません。

海外のフリーエージェントをチェックすると、プレミアリーグファンにとって懐かしい名前が並んでいます。ノリート、サンティ・カソルラ、ハテム・ベナルファ、キ・ソンヨン、ファビオ・ボリーニ、ラグナル・クラヴァン、サロモン・カルー、ロイク・レミー、シュポ=モティング。ガナーズではうまくいかなかったリヒトシュタイナーや、スパーズで開花しなかったスタンブリも契約が切れるようです。いつもよりも静かになりそうな今年の夏は、アルテタファクトリーやホジソン再生工場の立ち回りに注目したいと思います。


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