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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ハリー・ケイン4発、アーノルド3アシスト…イングランドの10発をプレーバック!

「大差で負ければポーランドにかわされ、2位転落でプレーオフ」。可能性はゼロではなかったのですが、そんな記事を書いたジャーナリストはひとりもいなかったはずです。ワールドカップカタール大会欧州予選、最終節のサンマリノVSイングランド。9戦全敗と9戦無敗のゲームは、勝負を争う展開にならないとは思っていたものの、強者がこれほど決めるとは想像できませんでした。

最終スコアは、0-10。フットボールの母国の1試合10ゴールは、1964年のアメリカ戦以来、57年ぶりの快挙です。最初のゴールは6分、フォーデンが左から蹴ったCKをマグワイアがヘッドで右隅へ。マンチェスター・ユナイテッドのCBは、2試合連続の先制ゴールです。15分には、サカが右足で打ったシュートにファブリが中途半端に対応し、GKの逆に転がったボールがネットに届きました。

23分、フォーデンが左足でバイシクル。コースは明らかにアウトでしたが、なぜかロッシが右手を高く上げて触ってしまい、ハリー・ケインがPKをど真ん中に突き刺しました。31分には、スミス・ロウが左から入れたクロスをエースが左足ボレーで押し込み、0-4。38分にハリー・ケインのヘッドを手ではたいたダッダリーロにイエローが提示され、9番の2度めのPKはゴールの左上でした。

2試合連続でハットトリックを達成したストライカーは、42分にこぼれ球を拾って強引に中央を突破し、左隅に自身の4点めを収めました。0-6でハーフタイム。カルヴァン・フィリップス、マグワイア、フォーデンはここでお役御免となり、絶好調のコナー・ギャラガー、チルウェル、タミー・アブラハムがピッチに入りました。

プレミアリーグで3試合連続ゴールのスミス・ロウが、代表初ゴールを決めたのは58分。右からのパスをヒールで転がしたタミー・アブラハムも、冷静にゴール右に沈めたガナーズの10番も完璧でした。ここからは、プレミアリーグNo.1の右SBトレント・アレクサンダー=アーノルドのショータイムです。

69分のFKをタイロン・ミングスの頭に合わせ、8点めをお膳立てしたフルバックは、78分にもアーリークロスをタミー・アブラハムに通して振り向きざまの右足シュートを演出。その1分後、またもアーリークロスがサカの頭に届き、「たった10分でアシストハットトリック」の離れ業をやってのけました。

2戦7発の荒稼ぎで代表通算ゴールを48に伸ばしたハリー・ケインは、イングランド代表で歴代2位のボビー・チャールトンにあとひとつ、ウェイン・ルーニーの53発まで5ゴールに迫りました。スミス・ロウとサカのホールにグーナーは歓喜し、3アシストのアーノルドが無事に帰ってくるのをレッズサポーターは喜んでいるでしょう。

マグワイアには、ワトフォードと戦う週末のプレミアリーグで3戦連続の先制点を期待しましょう。そして最後に…緩すぎるハッピーエンドでオチがない記事をここまで読んでいただいたみなさま、ありがとうございます。サウール・ニゲスとファン・デ・ベークの苦境について書こうと思っていたのですが、ポゼッション85%&10発ゲットのお祭りをさすがにスルーできず…。


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